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22 話



佐伯を引き摺って教室から逃げてきた。都合良く屋上には他の生徒はいなかった。


「もう良いだろ!離してくれよ!」

「あっ!ごめん。でも不用意に他のクラスメイトがいる所で言う佐伯が悪いからな。」

「でもまさか鳳凰院さんが榊の家に住んでるなんてびっくりだぜ!何があったんだよ!」


佐伯に正直に話す事は出来ないから大事な所はすり替えて話した。


「なるほどなぁ〜!鳳凰院さんが古流武術に興味があったなんて意外だな。…ってか十六夜さんはこの事を知っているのか!!!」

「あー、それなんだけどな…」


美冬も一緒に住んでる事を話すと佐伯は面白いものを見る目でオレを見る。


「へぇ〜中々面白い事になってるなぁ〜w」

「笑い事じゃないからな…」

「なんだよ。もしかして何かあったのか?」


2人が来た次の日の朝の事を話すと腹を押さえながら笑い転げた。


「wwwwww!傍観者として見たかったわ〜www」

「笑い過ぎだろ。おかげで朝から美冬に怒られて朝食食べられなかったんだからな。」

「今日は大丈夫だったのかよw」

「大丈夫だったよ。いつも通り美冬に起こされたよ…何だよその目は。」

「いや、別に何もねぇ〜よ。オレの前では良いけど…教室で十六夜さんに起こしてもらってるなんて言うなよ。」

「何でだよ?」


ため息をつきながらまたジト目でオレ見る佐伯。


「オレは最愛の妹がいるから何も思わねぇ〜けど他の男子達はそうじゃないと思うからだよ。」

「???」

「まっ良いや!それよりも昼休み終わる前に昼メシ食べようぜ!」


その一言で何も持ってきてない事に気付く。


「あっ!パン買ってくるの忘れた…買ってくるわ!」 「いってら〜。」


オレは急いで購買に走った。ただ…行くのが遅すぎて買えたのはあんぱん2つと牛乳だけだった。


「くそ〜!育ち盛りの高校生にはキツイぜ!」


まぁ〜買えただけでもマシか、屋上戻るかぁ〜。屋上に戻って佐伯と談笑しながらあんぱんを食べた。





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