21 話
チャイムが鳴り午前中の授業が終わった時に
「眠そうだね榊〜何かあったの?」
机で突っ伏してると鳳凰院が心配そうな顔をして声を掛けてくる。
「あ〜、昨日の夜に色々あって寝るのが遅くなったんだよ。」
「色々って何〜?気になるから聞かせてよ!」
「良いよ。」
昨日の夜の事を思い出しながら鳳凰院に話した。
サラ姐が技名を考えている間に美冬と一緒に考え試した結果、神力を循環している間は身体能力が2倍になる。これは動作の1つ1つが2倍になる為、普通のパンチが今まで使っていた掌底波ぐらいの威力くらいに上がる。そして掌底波を全力で打てば衝撃波が出て中距離技として使う事が出来た。他の秘技や奥義も使ってみた結果どれも強化されていたのを確認できた。今は説明が長くなるから使った時に各々説明する事にする。
そして技というか歩行術も編み出す事が出来た。名を神脚、一瞬で相手の懐に潜る事が出来る。最大距離は20mまで。それ以上になると一瞬に見えずただ速く走ったようにしか見えないから技とは言えない。
そしてサラ姐が神力を循環させている時に使う全力の掌底波の技名を授けてくれた。それは神空波。神力を使ってるにメリットもあればデメリットもあった…それは今のオレでは神力の総量が少ない為循環していられるのは30分。そして30分が過ぎてしまうと完全に回復するまでは神力が使えない。回復するまでの時間は24時間。これはサラ姐がオレの神力の回復具合を見て計算して出した時間である。だから使う時はここぞという時に使うようにと念押しされた。
話終わった時に鳳凰院が少しムスッとした表情で言う。
「何でそんな面白そうな事をする時にボクを誘ってくれないんだよ!」
「そんな事言われてもあの時鳳凰院は風呂に入っていただろ!」
「えっ?そうなの?…晩ご飯食べ終わった後確かに風呂に入っていたけど…あっ!だから上がった後、風呂空いたよ〜って声掛けた時いなかったんだね!それなら仕方ないね。じゃ〜あ〜…次に神力を扱う時はボクを呼んだね!見てみたいから♪じゃあね〜!」
最後にウインクして昼ご飯を買う為にクラスメイトと一緒購買に買いに行った。さっきの会話を聞いていた佐伯から
「何?お前ら一緒の家に住んでの?」
と聞かれそれを聞いた他の男子達がオレを見る。
中には殺気を感じる視線もあったのからこれ以上この話題に触れるとマズイと思い
「そんなわけあるわけないじゃんw………佐伯屋上行こうぜー!」
佐伯の首根っこを持って引っ張って席を立ち教室を出ようとすると
「ちょっ!?何だよ!待て!せめて弁当を持って行かせろーーー!!!」
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