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9 話



「氷の槍を作ってくれないか?それと俺の後ろの氷壁を溶かしてくれ。外に出たら氷の槍を鳳凰院に投げつけて隙を作るから美冬の魔法で鳳凰院を地面に落としてくれ!」

「分かった。」


美冬が氷の槍を作って後ろの氷壁を溶かしてくれる。外に出て注意を引く為に叫ぶ!


「鳳凰院!!!」

「!!!?」

「くらえ!」


氷の槍を投げつける!鳳凰院が氷槍を避けるがその頭上に美冬が詠唱した巨大な氷塊が鳳凰院に落ちる!


「なっ!!?」

「潰れろ!クソアクマ!!!」


氷塊が直撃し鳳凰院は地面に落ちた。土煙りの中で立ち上がる影が見える。けど…それは想定済み。地面に落とすことが目的なのだから!


「美冬!オレが突っ込むから援護は任せた!」

「えっ!?ちょっと彪牙!!!」

そう言ってオレは駆け出す!

「っ〜…《ハーフ》中々やるじゃ〜ん!け〜ど〜…気付いてると思うけど障壁で効かないんだよねぇ〜♪…うん?(榊くんがこっちに走ってくる。…何を考えているの?)」


鳳凰院がオレに気付いて戦闘体勢に入るが美冬がいる状況下で尚且つ飛んでないお前なんて脅威ではない!ぶっつけ本番になるが障壁を破って鳳凰院を倒すには奥義しかない!どんどん鳳凰院との距離が近付いていく。


「へぇ~こちらに向かって来るということは何かするつもりなんだね〜?けど!近づかせてあげな〜い♪」


鳳凰院は無数の槍を詠唱し撃ってくるがオレに当たる前に美冬が氷の礫で相殺している。


「《ハーフ》!!!」


邪魔をされて苦虫を噛み潰したような表情をする鳳凰院。

「美冬に気を取られてて良いのか?」

「!!?」

「懐に潜り込んだぜ!」


美冬のおかげで鳳凰院の懐に入ることが出来た。


「だ〜か〜ら〜?ニンゲン風情が障壁を破れるとでも?」

「破ってやるよ!そしてその舐め腐った面ごとぶっ飛ばしてやる!」


「奥義   双掌底浸透破そうしょうていしんとうは!!!」


左手の掌底を巻き込んで腰に構えそしてそのまま障壁に打ち込む!

うおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!! 破れやがれーーー!!!

徐々に障壁に亀裂が入っていき遂に障壁が破れる。


「なっ!!?障壁がっ!!!」


そして巻き込んで腰に構えていた右の掌底を鳳凰院の腹の中心に打ち込む!


「終わりだあああぁぁぁぁぁ!!!!!」

直撃した瞬間爆発音が辺りに響く。

「かはっ!!!」


奥義が命中し転がって跳ねて壁に身体が埋まる!

そして鳳凰院は意識を失った。





双掌底浸透破そうしょうていしんとうは 対象の肉体の内部と外部を同時に破壊する我流奥義


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