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兆しはあったんです

いえね、今になって思えば兆しはあったんですよ。


仕事が忙しいからとなかなか会えなくなったりとか、

やっと会える約束をしても急にドタキャンされるとか、

彼のアパートに呼ばれなくなったりとか。


あら?とは思っていましたが二人の時は変わらず甘く優しい彼のままでしたのでそれらに他意はないと思っていたんです。


だから前々から約束していた、新しいカフェへ行くデートをドタキャンされてもお仕事だから仕方ないなと素直に諦めたんです。


まぁそれでもやっぱりそのカフェに行きたくて。あ、そのカフェは大柄な男性の顔よりも大きなパンケーキが名物のお店なんですけど、どうしてもそれが食べたくて一人で行ったんですよ。


え?ホントに顔より大きいパンケーキだったのかって?

ええそれはもう!店の謳い文句に偽りなし!と叫びたくなるくらい大きなパンケーキでしたよ。

本当に大きなパンケーキで。

でも生地はふんわりしっとりとしていて……。(うっとり)

キャラメリゼしたバナナとホイップクリームがこれでもかっ!ってくらいトッピングされていてそれはもう夢のようでした。

大きくても生地が軽いからいくらでもスルスルと食べられるんです。

あれはもうパンケーキという名のお飲み物でしたね。


だけど、そのパンケーキに舌鼓を打っているその時、聞き覚えのあり過ぎる声が聞こえたんですよ。


愛しの恋人の、セオノアの声が。








───────────────────




続きは夜に!


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