嫁(人工知能)と行く宇宙傭兵生活の用語・その他の機体解説
『AMRS』
正式名称「ALL Mobility Robot Survive」の略称。
意味は『全領域生存機動装甲機』。
現在はソラ・カケルの駆るギャラハッドの第10世代機が最新鋭。
以下各世代の概要
・第1世代
AMRSとしての基礎を築く、高出力バッテリーにより稼働。
作中のような人型の大型ロボットではなく、まだ骨格フレームのみの段階。
・第2世代
AMRSの形が完成する、フレームと装甲を兼ねたモノコック構造を持つ。
第1世代よりも発展した高出力バッテリーによって重量を増した機体でも十分に活動が可能となる。
技術レベルの問題もあり、オールインワンの機体の開発は不可能で各機能に特化した機体が開発される。
※世代判断要因・バッテリー駆動
・第3世代
初の核分裂炉搭載世代。
バッテリーよりも高出力でありながら重量はほぼ変わらず、パイロットを考えなければほぼ無尽蔵の活動が可能となった世代。
作中でも各国が扱う主力機が所属する世代。
登場機:・チェンタウリ ・クノッヘン ・サム
※世代判断要因・核分裂炉搭載
・第4世代
核分裂炉から供給されるエネルギー量に対する機体側のレスポンス向上の為に試行錯誤が繰り返された世代。
ギャラハッドやヴァレットにも搭載されている「パッケージシステム」が登場したのもこの世代から。
作中でも登場回数こそ少ないが大国と呼ばれる場所では軍用機の更新が始まっている。
登場機:・ガルム
※世代判断要因・核分裂炉搭載+パッケージシステム搭載
・第5世代
機体の大型化が急激に進んだ世代。
機体性能の向上により機体自体が大型化、それによる維持管理コストが跳ね上がっていった。
変わりに前世代では多用されたパッケージシステムは鳴りを潜め、機体そのものがすべてを担えるようになっていった。
性能向上と整備性向上のために、装甲とフレームを分離させるようになったのもこの世代である。
代償としてパイロットに対する負担も大きかったため要求が増え、結果として最も短命だった世代。
※世代判断要因・核分裂炉搭載+機体サイズ(21m以上)+独立フレーム
・第6世代
前世代で問題とされていた機体の多機能化によるパイロットへの負担の増加に対して、AMRSの基本に立ち替わるような形でアプローチした世代。
1つの機体にすべてをつぎ込むのではなく、部隊を編成することで完成させるというコンセプトに立ち直った。
結果として、単一の機能に特化しすぎたためにある意味最もゲテモノと呼ばれる機体が多かった世代。
※世代判断要因・核分裂炉搭載+機体サイズ(23m以上)+単一機能特化
・第7世代
初めて核融合炉が搭載された世代
核分裂炉よりもより高出力になり、増大したジェネレーター出力に機体が持たなくなったためにさらに機体サイズが大きくなった。又は単純に核融合炉搭載機を指す。
また、この世代から脳波によってコントロール可能な自立砲台が開発される。
十分パワーを受け止め切れるフレームでさえあれば小型化は可能だった、パッケージシステムが復活した世代でもある。
モノコックと独立フレームによる建造の二分化が始まってきた世代
登場機:・ギャラハッド・ヴァレット
※世代判断要因・核融合炉搭載機+機体サイズ(27m以上)
・第8世代
モアパワーを追い求めた結果まさに化け物と呼ぶにふさわしい機体が乱立した世代。
歴代の中で最も機体サイズが大きかった。
また、可変機が登場したのもこの世代。
遂に重力下と無重力下で特殊な調整無しで動けるようにもなった。
※世代判断要因・核融合炉搭載+機体サイズ(30m以上)+可変機or無換装での宙間戦・地上戦が可能。
・第9世代
ゲーム内ではプレイヤー達によって開発された世代。
NPCの開発(ゲーム内で購入出来る機体)ではコストがかかり過ぎ、ゲーム内で破産することが相次いだ為に機体サイズの小型化とそれに見合ったジェネレーターの開発などによって現れた世代。
ソラ・カケルの乗機『ギャラハッド』の前身がこの世代に相当する。
登場機:ギャラハッド・ヴァレット改
※世代判断要因・核融合炉搭載+機体サイズ(18m以下)
・第10世代
遂に無限機関では無いジェネレーターの中でも最高の縮退炉搭載機が所属する世代。
ゲーム内でも圧倒的にぶっ壊れであり、作中でも語った通り『ギャラハッド』の兄弟機を導入したNPC国家があまりにも強くなりすぎた為にプレイヤーから大ブーイングが起こった。
機体の出力+武装へのエネルギー供給量の多さがぶっ壊れている為これ以上の世代は現れないとも言われる。
登場機:ギャラハッド
※世代判断要因・縮退炉搭載
『コロニー』
人類が宇宙に進出する為に建造されたシリンダー型の揺りかご。
遠心力によって擬似的な重力を発生させる事で、惑星上て生活するのと同じ状況を作り出している。
1つのコロニーには凡そ1000万人が生活しており、宇宙条約によってコロニー内でのテロ行為や破壊活動は禁止されている。
もしそれを破った場合、例え起こしたのが自国のコロニーであろうとも宇宙連合からの締め出しをくらい、今後の国家運営に支障をきたす。
コロニーには時折『特化型』と呼ばれるものが存在する。
環境再現型・工業地域型等がそれに当たる、これは惑星上では行えない又はコストが高いと言った問題を解決する為に制作されたコロニーであり、基本的にはそこに居住する人間は存在しない。
オートメーションと守衛を任された僅かな人間によって運営される、大抵こういったコロニーは国家運営では無く多数の国家を股に掛ける大企業が保有しているものが多い。
ごく稀に国営の惑星上に生息している絶滅危惧種などを保護するための特設コロニーが存在する。(一部観光可)キスハが生まれたコロニーもこれである。
『母艦』
AMRSを運用するにあたり、補給・修理を行うための移動式拠点。
傭兵が運用するものと軍が運用するもので規模と運用思想ががらりと変わる。
傭兵が運用する物はAMRSの搭載数が少ない代わりに足が速く、目的地までの到着が早い。また、傭兵にとっての家でもある為に比較的居住スペースが豪華だったり各傭兵ごとのこだわりが大きい。
「傭兵の船は汚い」という世論の声はほとんどない、と言うよりも自分の船を持ってからが本物の傭兵と言う風潮があるのでそもそも船がない傭兵が何を言ったところで「ルーキーが何か言ってる」程度で流されてしまう。
あえて自分の船を持たない傭兵もいる。
『ミコケット』
サンデュールズの首星に生息するサーバルに似た生物。
外見上の特徴は額に存在する第3の目と2叉に分かれた尾、そして他生物の言語を理解し自身の心を他者に伝える事の出来る精神感応系の特殊能力。
ルガートゥリスコの建国の一部にミコケットの記述があるほどであり、国獣と認定されているが密猟などにより生息数が激減。絶滅の危機に瀕することとなったために国営の専用コロニーで生息のみとなった。
キスハはミコケットの中でも感応力に特に秀でた個体。
『皇鋼蜘蛛』
ルガートゥリスコ星系ディンギルに生息する大型の蜘蛛のような見た目をした種族。
一番の特徴は彼らの生成する蜘蛛糸で、レーダーやモニターで認識することが出来ない。
これはレーダーなどが3次元のものを2次元的にとらえることで認識しているからであり、皇鋼蜘蛛が本来は3次元よりより高次元に存在していたのではないかという根拠となっている。
エルピダは滅びゆく皇鋼蜘蛛の最後の幼体の個体であり、安寧を求めた皇鋼蜘蛛の成体達からソラ・カケルに託された。
エルピダは保護当時は第1幼齢であり、人型に変化したことで第2幼齢へと成長した。
なぜ人型に変化したのかは、エルピダが『みんなと同じがいい』と思ったことにより体組織を完全変態する昆虫のように組み替えたからである。