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第2話 突発性転換症候群

質問攻めにされた後、俺は朝食を食べ終え車に乗る。


「もしかしてだけど昨日、体調悪いて言ったじゃんそれが原因じゃないかな?」


「わからないけどそれが原因てある可能性もあるわね。」


原因が何かを話していると病院の駐車場に車を停め病院の中に入り性別が変わった事を看護師に説明する。


「わかりました。少々お待ち下さい。」


それから十五分位だろうか待合室で待っていると看護師が俺の名前を呼ぶ。


「ジェームズローゼンタールさん診察室一番の方に来てください。」


「あっ……はい。」


俺は言われたとおりに診察室に入り俺は医師に説明をした。すると医師がとんでもない事を言った。


「……貴方の病気は『突発性性転換症候群』……通称『TS症候群』です。」


俺は驚きのあまり固まる。


「そんな病気があるなんて……知りませんでした。」


「……十年ほど前から確認され始めた病気で発症率が百人に一人と低いため、知名度もありませんから……ご存知なくても無理はないかと。」


「あ、あの……この病気は治るんですか?」


「結論から言いますと治りません。未だにこれといった治療法は確立されていません。」


「一生このままって事ですか?」


「酷だと思いますが……そうなりますね……あぁでも心配しないでください。簡単な検査と確認さえ取れれば身分証明書の更新はできますから」


俺はショックを引きずりながら俺は検査や確認を終え身分証明書が返ってくる。俺はショックなど色々な感情が渦巻いて俺は母さんの胸で泣いてしまう。


「ジェームズ……。」


「……このままにさせて。」


俺が落ちづくまで母さんの胸で泣くある程度落ちずいた頃それからお金を払い駐車場に停めてある車に乗る。


「ジェームズ……貴方には辛いと思うけど女性用の下着と服買いに行くわよ。」


「うん。」


服を買いに店に行く。


「まずは下着を買いましょう。」


「えっ……うん。」


俺達は下着屋に行く。


(うぁ……何か男として大事なものが失われる。)


「ジェームズじゃなかったイリスティーナ行くわよ」


そう俺の名前はジェームズ・ローゼンタールからイリスティーナ・ローゼンタールと言う名前になった。俺は勇気を出して店の中に入る。母さんが店員に説明をしている。


「この子初めてブラジャー付けるんです。」


「お任せください。」


更衣室に入り胸の辺りをメジャーで測ったり色々された。


「ブラジャー持ってくるから待っててね。」


店員さんはブラジャーを取りに行く。


(意外と胸デカいんだよな……俺この先どうなるんだろ戻らなかったら俺……やめよう)


俺が心の中でそう思っていると店員さんが戻って来る。


「はいブラジャーと下着。貴方の胸のサイズはEカップよ。まずはブラジャーの付け方から練習しましょう。」


それからブラジャーの付け方やこうした方が良いとアドバイスを貰いながらブラジャーを付けるそれから何着か下着、ブラジャーを買い俺達は店を後にする。


「次は服を買いましょう。」


「うん。」


次に行く店を決め服屋に入る。


「ねえ。この服なんてどう?」


「俺はわからないから母さんが決めて。」


母さんは嬉しそうに服を決めていた。ある程度服などを決めた母さんは試着室に行くよう言われ試着室に入る。それから全部の服を試着し試着した服を母さんに見せる。


「はい。どう?」


「似合ってる……後可愛い。」


「可愛いは余計。」

試着した服をレジに持って行き服を買う。それから車で制服を買うため別の服屋に行く。採寸などをして日曜日に取りに行くと店員と話し店を後にするそれから車で移動し家に向かう。


「後は学校に説明するだけね。後、お父さんにも説明しないとね。」


「後、親友の彰人に説明しないと。」


「そうね。貴方達は親友だものね。」


「うん。」


家に到着し車を自宅の駐車場に停めて俺は車から降り手を洗いそれから昼ご飯を食べ部屋に入りベットに横になる。丁度メッセージアプリの通知が鳴る。



風邪大丈夫か?後で宿題持って行くから。



うん。ありがとう。俺からも話がある。



おう。放課後ジェームズの家に行く。



そして俺はベットに横になりながら俺は涙がまた出てくるのだった。


(俺、男じゃなくなるのか……名前も男の名前から女の名前になった。何もかもがなくなって……これからどうすればいいんだ。)


俺はある意味衝撃的な出来事の連続で俺は疲れなのか眠りに着くのだった。次に目を覚ました時チャイム音が聞こえ俺は玄関に向かいドアを開ける。


「ジェームズ宿題持って来たぞ……誰?ジェームズの従妹さん?」


「ジェームズだよ。今日の朝起きたら女の子になったんだよ。」


「ハァっ!どうゆう事だよ。」


「突発性性転換症候群て言う病気にかかったんだよ。」


「何だその病気。」


「簡単に言えば性別が変わる病気。まずは中に入って」


「おう。」


俺達は俺の部屋に入り俺の今までの事を話す。


「……て事が起きたんだ。」


「ジェームズて事はわかった。まさか女の子になるなんてな。」


「俺だって驚いたよ。」


「明日休みだから良いけどよ。来週からどうするんだ?」


「まずは学校に説明だろ。」


「だよな。」


俺達は今後の事を話し合う。


「なぁ……性別が変わっても俺達、親友だよな。」


「あぁ。性別が変わっても俺達は親友だ。」


「彰人っ!」


俺はまた涙が溢れてきて彰人の胸で泣いてしまった。


「……ジェームズ。」


「ごめん……感極まって泣いちゃった。」


「しょうがないだろジェームズにとっては色々戸惑っているんだろ。」


「うん。」


それから今日は何の授業をしたか話をした。


「じゃ俺、帰るわ。」


「うん。」


俺達は玄関に向かう。


「またな。」


「うん。」


俺は彰人に手を振るのだった



ここまで読んでくださりありがとうございます。感想や評価もお願いします!

今回の会は病名が分かり主人公が色々悩んでいる会でした。後、評価が増えていてびっくりしています。これも皆様のおかげです。

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