表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
99/105

ついに全員集合です!

二人は不敵に笑うと、油断せずに構える!


「それではこれはどうですか?」


シオンの魔力が高まる!シオンの周囲に水柱が立ち上った!


「水の水龍円舞!」


水柱が水の龍と変化し、8体の水の龍がイフリートに襲い掛かる!しかし、イフリートも魔法の詠唱を完了させていた!


「あたいが近接戦闘のみだと思うなよ!」


イフリートも魔法の詠唱が完了したのだ!

そして静かに低い声で魔法名を呟いた。


「…………精霊魔術『インフェルノ』!」


!?


「いかん!」


入口付近にいたウンディーネが水の結界を張った!


イフリートが魔法を放つと、広間全体が炎に包まれた。シオンの魔法は欠き消され、一面は炎に染まった。


「ちょっとやりすぎ!!!シオンは無事なの!?」


水の結界を通して見ると、シオンも水の結界を張って防いでいた!


「ヤバかった!まさか全力で魔法をぶっぱなすとは思ってなかったよ」


シオンはイフリートに配慮しつつ戦っていたが、向こうがその気ならこっちもやってやるぞ!


まずはこのフィールドを元に戻す!


「精霊魔術『土流』」


シオンが魔法を唱えると炎の地面が盛り上がり、新たな土の地面に変わり炎が消えた。


「土魔法!?」


地面が変わるとき、バランスを崩したため追撃が出来なかったイフリートだった。


「次は邪魔な炎を無効化するよ!精霊魔術『タイフーン』!」


イフリートが竜巻に呑み込まれた。


「はははっ!この程度の風であたいの炎が消されるかよ!」


高笑いするイフリートをシオンは冷静に見つめていた。


「あなたがもう少し『科学』を知っていれば耐えるではなく、すぐに脱出したでしょうね!」


「なにを考えているか知らないが、この程度で──なにッ!!!??」


急にイフリートの炎が消えた!

そう、酸素が無くなったのだ!?


シオンはイフリートの炎が消えたと同時に竜巻を消して、水の剣をハンマーに変えて突進した。


「これで終わりだーーーーーーー!!!!!」

「舐めるなよ!!!!!」


シオンの水のハンマーがイフリートを捉えた瞬間にイフリートは腕をクロスして防御した。そしてそのまま、まともに攻撃を受けてぶっ飛んだ!


そして地面にバウンドしながら倒れるのだった。


「うぐぐぐっ…………まさか、あたい以上の力だと?」

「最初はイフリートに大怪我させないように、力をセーブしていたからね」


!?


「くはははは…………まさか、あたいを相手に手加減していたなんてな!あたいの負けだ。シオンを主と認めよう!」


こうしてイフリートと契約を結ぶことに成功したシオンだった。


「まったく!もう少しでシオンが死んでしまう所だったじゃない!」


ノームやシルフィードがイフリートに抗議していた。


「それよりも、凄い戦いだったね!」

「いいものを見せて貰ったよ」


王子達やフレイも大興奮だった!


ゴゴゴゴッ!!!!!!


「な、なんだ!?」


突然、大地が揺れ始めた!


「ああ~!派手に暴れたからな~これは火山が噴火する兆候だ」


呑気に言うイフリートに全員が慌てた。


「転移で取り敢えず私の屋敷に飛ぶよ!」


こうして、シオン達は当初の目的通りイフリートを見つけて無事に戻る事に成功したのだった。



「いやー!ようやく全員集合したね!」


シオンは、ぐてーとしながら喜んだ。


「そうじゃのぅ~我々が揃うなど、いつぶりじゃ?」

「本当だよね!」

「普段は離れていても、お互いに力を感じ取れるから気にしていなかったけどね。でも最近は色々とあったから………」

「へぇ~良い所じゃねぇか?」


みんなワイワイッと喋っていた。


フレイやクリス達は両親に報告してくると、一足先に帰っていった。


「全員が揃ったことで、魔王軍に対抗できるよ!まぁ、どこにいるのかまだ分からないのだけどね」


「それよりも、今日はお祝いしよう!美味しいものを用意するから♪」


ノームとシルフィードは喜んだ!


「どうしたんだ?嬉しそうだな?」


イフリートは不思議そうにしたが、ノームがイフリートに言った。


「シオンの料理は今まで見たこともない料理ばかりで、とっても美味しいのよ♪」

「へぇ、それは楽しみだな!」


こうして楽しいパーティーが開かれる事になり、楽しい時間が過ぎていった。



法王国の大災害には誰も興味がなく、忘れさられていたのには、しばらく誰も気が付かなかった。



『よろしければ感想、評価、ブックマークよろしくお願いします!』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 法王国の大災害⇒閑話5はあるのだろうか? 閑話3を参考に :法王国のとある一室にて─ 「まさか、大災害が起ころうとは…………」 教皇は壊滅した火山の神殿に苛立ちを隠せなかった。
[一言] 教会上層部と関わりの無い一般人、ええ迷惑やな 亜人奴隷も被害にあいまくりそうだ(明後日の方を見ながら
[一言] いいぞ~、クソ法王国滅べ。特に教会。 パーティーは、法王国が滅ぶお祝い?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ