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心強いけど…………ねぇ?(過剰戦力ですか?)

読者からの案を取り入れました!

ネタをありがとうございます!!!!


タネだけに!

準備万端で、法王国の北に位置する聖なる山(火山)の麓に転移しました。


「ここが聖なる山?」


シオンが首を傾げるのも無理はない。そこは、黒い雲に覆われどんよりしていた。


「なんかバカ大きい鳥っぽいのが多く飛んでいるけれど?」

「あれはワイバーンだな。龍の亜種と言われている魔物だ。それでもAランク相当の危険度があるが………」


山にも魔物が多数存在していた。


「思ったより魔物が多いね?」

「ああ、ワクワクするなっ!」


はい!ちっがーーーーう!!!!


なんで精霊の住む山に魔物が多くいるかってことですよ!


「どうして法王国はこの状態を放っておいたのかしら?」

「私もここまで酷いとは知らなかった。元々ここは立ち入り禁止だし、火山地帯ともあって近隣に街や村などは余りないんだ。法王国としては王国や帝国に注意を払っていたので、北の地域は放置されていたんだ」


なるほどねー?


「恐らく、イフリートが自分で封印を施したことにより精霊の力も外に漏れなくなったのでしょう。脳筋のイフリートらしいわね」

「それか、元々そんなに閉じ籠る予定ではなかったからかもね」


これは世界樹の地下と違い、近隣の魔物が少しずつ集まった感じですね。


「しかし、困ったのぅ?もし、イフリートを解放したらここにいる魔物達が飛散して、近隣の地域に逃げ出すのじゃ」


マジですか!?


「なら、やることは1つね。どうせイフリートは緊急で助けなければならない訳でもないし、肩慣らしといきますか!」


珍しくノームがやる気だった。


「そうじゃのぅ?ある程度は数を減らしておいた方がよいじゃろう」


ええーーー!!!!!今回は楽できると思ったのにっ!?


「おい、クリス!どちらが多く魔物を倒せるか勝負しようぜ!」

「いいだろう。ちょうど身体を動かしたかったんだ」


クリスとアースは上質な剣を抜き、山へ入って行った。


「あっ、ちょっと!?」


シオンが止める間もなく、二人は先に行ってしまった。


「さて、あの二人だけでは心配じゃ。我らも行くとしよう!」


こうして、シオン達の魔物掃討作戦が始まった!

(いや、全滅させる気はないから!?)


ザシュッ!


「ハッ!!!!」


アースが華麗に狼系の魔物を2匹倒した。


「やぁーーーー!!!!!!」


クリスも気合いの一閃で狼の首を落とした。


「やるなっ!」

「アースこそ!」


二人はお互いに背中を預けて、素晴らしいコンビネーションで戦っていた。


「俺達はシオンと違って魔力に限界があるからなっ!魔法は温存して戦うぞ!」

「了解した!だが、危ない時は出し惜しみなしだ!」


二人が戦う側でリヴィが見守っていた。今回、リヴィは自分に襲い掛かってくる魔物のみ倒し、後はフォローに廻っていた。


「ふむ?なかなかやるではないか!」


二人を見守りつつ感心していた。


「それにしても、ノーム殿も良いな!シオンから止められていなければ、ぜひ戦ってみたいぞ」


リヴィは離れた場所で戦っているノームを見た。


「あはははは!!!!!死ね!死ね!死やーーーーーー!!!!!!!!」


ノームは大地の怒りの魔法により、タガが外れて凶戦士モードである。今回は、鎧はなく両手両足のみ、岩でできた外部装甲を装着して素早い動きで蹂躙していた。


「ちっ!うぜぇ!!!」


遠距離攻撃もできるが、素早い動きで空から襲ってくるワイバーンに、ノームやクリス達が苦戦していた。


「空は私に任せて!」


シオンはシルフィードに教えてもらった浮遊魔法で、空高く浮かんだ。


「さてと!新しい魔法でも試しますか!」


シオンは右手に魔力を込めた。


「緑聖魔術『種子装着』!」


シオンの手に植物が纏わり付き、その右手は『ロックマン』のようになっていた。


「さらに、種弾は『ドングリ』にしよう!魔力挿入、エネルギー充填98、99、100%完了!」


シオンは空を飛んでいるワイバーンに発射した!


『ファイヤーーーーーーー!!!!!!!!』


ドドドドドドドドッ!!!!!!!!!!!


シオンの右手からドングリの弾丸がマシンガンのように発射された!


ワイバーンに一発でも当たると、その弾丸は貫通しワイバーンを地上へ落としていった。


ドドドドドドドドッ!!!!!


「ふぅ~これ、かなり無駄弾が多いね。弾一発でも魔力を使うから疲れた…………」


そこでシオンは別の弾を使う事にした。


「種子変更、弾丸ツリフネソウ」


シオンの右手が変化した!形状は先ほどと違っている!?


「いっくよーーー!!!!」


ドッン!!!パララララ!!!!!!


次に発射された弾丸は『散弾銃』のようであった!広範囲に発射され、威力は下がったが、多くのワイバーンに命中し、翼などに傷を負わせてほとんどを地面へと落とす事に成功した。

ワイバーンは硬い外皮と強力な牙で敵を噛み千切るが、空が飛べてこそ恐ろしい魔物なのだ。飛べないワイバーンはクリス達の敵ではなく、次々に狩られていくのだった。


「楽できると思ったのに!」


シオンは山に群がる魔物の大群を見て思った。


どうしてこうなった!?

シオンは何かに呪われている気がするので、四大精霊を全て見付けたら、お祓いに行こうと思うのだった。





シオンの新たなる力『種子装着』は種によって威力や効果が変わります!


作者は読者の意見を取り入れていきますよー!

ネタの提供お待ちしております!


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― 新着の感想 ―
[一言] 松ぼっくりだと凶悪な事になりそうだなあ ナニがどうなってそうなったか知らんが 10kgの松ぼっくりとか有るらしいし 着火剤替わりに使うのはいいが 使い方間違えると大惨事になるし
[気になる点] >次に発射された弾丸は『散弾銃』のようであった! 詳しくは知りませんが、散弾銃には“散弾”と“単発弾(一粒弾)”があったと思います…
[一言] 『散弾』は思いつかなかった。 素晴らしいアイデア。 私がイメージできたのは、せいぜい『スイカの種』と『ドングリ』くらいでした。 もしこれをウッドゴーレム君に装備できたら、ウッド君はもはや『ガ…
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