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がんばる!いろいろと…………

世界地図に海龍さん載っています。

(イメージ的に)

どういうことでしょうか?


シオンは視線を国王様に向けると、国王様はササッと視線をそらした!?


おいっ!ちょっと!?コラッ!!!


シオンは再度、目力(めじから)を込めると国王様も観念したのか、視線を返してきた。



【ここからは視線での会話となります!】


シオン

『ちょっとどういうことよっ!』

国王

『すまん!息子を助けに行くといって聞かなくてな!』

シオン

『どうして止めないんですか!?』

国王

『本当にすまん!…………妻には逆らえないんだ』

シオン

『弱っ!国王様、弱いよ!遊びじゃないんですよ!危険なんですって!』

国王

『妻はああ見えて、王宮魔術師団に所属していてね。若い頃は………いや、今も若いよ?その時、レイラ婦人と切磋琢磨していたので、かなり強いんだよ?』

シオン

『レイラ婦人も!?マジっすか?』

(そういえば、レイラ婦人は呪術を防いでいたよね)

国王

『マジだ!出来れば二人も守って欲しいんだが?』

シオン

『はぁ~仕方ないですねー!クリスの事でいっぱいいっぱいなのにっ!』

国王

『本当にすまない!妻も息子が心配なんだ!家族を頼む!』

シオン

『オッケー!任せてね!』


【視線での会話終了!】


時間にしたら1分も経っていないだろう。シオンと国王は少し見つめ合った程度で、お互いに理解し、後ろを向いた。


「危険ですよ?本当に良いんですね?」


真面目な顔でシオンはいった。ソフィア王妃とレイラ婦人も真面目な顔で頷いた。


「大切な息子が海龍に呑まれて、家で待っているなんて出来ないわ!」

「私も子供を持つ親として、手伝いたいと思っています」


二人の覚悟を感じたシオンは了承し、船は出航したのだった。



半日ほど船を進めると、ウンディーネの魔力を強く感じるようになった。


「けっこう近付いてきたわね」

「シオン、この調子なら数時間後ぐらいで海龍と遭遇するわよ!」


ノームもウンディーネの魔力を感じたらしい。後方の軍艦に注意を手旗信号で伝えてもらい、警戒態勢に入った。そして、30分ほど経った時、『それ』は現れた!


「これは!?」

「ヤバいわ!向こうから近付いてきている!予定より早い!」


ザップーーーーン!!!!!


前方に巨大な水柱が立った!


「ノーム!防御は任せたわよ!」

「ええ、シオンは海龍を倒すのに集中して!?」


水面から現れたのは巨大な龍であった。絵的にはシーサーペントといった所だろう。ってか、この船よりだいぶん大きいのですが………


余りの大きさに、流石に驚愕したシオン達であった。海面から首を出した海龍は、吠えながら口からブレスを放つ態勢に入った!


「ぎゃーーー!!!!ヤバいよ!?ノーム!大丈夫!?」

「ぎゃーーー!!!!ここには地面がないわ!土魔法が使えない!?」


なんですと!?


「バカノーム!何かないの!?ってか、最初に気付きなさいよ!?」

「バカとはなによ!シオンだって気付かなかったじゃない!!!」


ギャー!ギャー!ギャー!


海龍のブレスを前に仲間割れを始めるシオンとノーム…………


ダメだぁ~この二人!?

もう、絶体絶命のピンチである!?


目の前の君たちはこんな二人になってはいけないよ!


そして、海龍のブレスが放たれた!!!


「「うわーーーーー!!!!もうダメだぁ~!!!!?」」


二人して抱き合うシオンとノームに、ソフィア王妃様とレイラ婦人が前にでて魔法障壁を展開した!


「レイラ!前方のみ魔法障壁を展開!出来れば多重障壁を!!!」

「すでにやっているわ!ソフィアもブーストを全開でね!!!」


船の前に、巨大な丸い魔方陣が何枚も現れ海龍のブレスを防いだ!海龍のブレスに魔力障壁は次々に破壊されたが、最後の1枚で防ぎ切った!


「はぁはぁ…………」

「やったわ!シオン!!!私達の魔力では二回目は防げないわ!」


シオンとノームは主役を奪われ…………は、どうでも良くて、さっきまでの混乱は落ち着き、今度こそ本領発揮するのだった!


ってか、魔力障壁ぐらい張ろうよ!

(人はパニックになると当たり前の行動ができなくなるものなのです)






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― 新着の感想 ―
[一言] 海龍の頭石化させて行動妨害しろよ(棒
[一言] なるほど、海底は使えないのですね…
[一言] ノーム、実は役立たず。 シオン、早く海藻(ワカメか昆布、それともモズク?)増やして操れ。 そこらへんに漂ってるだろ。
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