肉親でも情がわきません…………(挿絵あり)
2020/2/21
【日別】転生恋愛ランキング2位まで上昇!?
【週別】転移恋愛ランキング10位!
メイン小説『悪役令嬢戦記!』の方もブックマークが増えていてありがとうございます!
息抜きで書いた短編用のため、細かい描写を飛ばしてテンポよく書いていたので、今後はもう少し詳しく書いていきますね。
まさかここまで人気がでるとは思いませんでした………
日に日にランキングが上がって怖いです。
屋敷に戻ったシオン達はさっそくお互いの情報交換と依頼について話し合った。
「………では、本当に良いのだね?」
「ええ、大丈夫です」
ギルバード公爵はシオンの両親が告発されれば、死罪もあり得る事を伝えた。
「シオンちゃん、本当に大丈夫なの?いくら酷い両親でも、血の繋がった肉親なのよ?辛くない?」
レイラさんが1人の娘の親として純粋にシオンを心配していた。
「全然気にしていません。正直、クズ両親に育てられた記憶がありませんから。私の育ての親は、ここにいるメイドのアンさんであり、ここで働く執事、使用人達ですよ」
「し、シオンお嬢様………」
ジーンっと感動しているアンさん達であった。
「私からのお願いは、連座で私に害が及ばない事と、このシルクードの領主として続投できるようにして頂く事です」
シオンの言葉に公爵は腕を組み少し考えた。
「それはこのシルクード領の民の為かな?」
公爵は真っ直ぐな目で私を見詰めた。
「無論、私はシルクード家が潰れても良いと思っています。ただ、またクズ貴族が代わりに来て、搾取ばかりするのは我慢が出来ないのです」
シオンは公爵に帳簿を渡した。
「これは………」
帳簿は、国に納める税の不正を示す裏帳簿であった。さらに領地の管理の放棄などなど………
「メイドのアンさん達が、前もって両親が隠していた帳簿を写したものです」
「はい、シオンお嬢様が三歳の時に、クズ両親達を注意するのを目にしてから、この方ならシルクード領を救ってくれると確信し、不正の証拠を探していました」
使用人達からもクズ両親と呼ばれて哀れな。
そう言えばクズ両親の名前も知らないや!はははっ!
「たいした忠誠心だな。ではこれは預かるよ。そして、君の両親を告発する。いいかな?」
「はい!お願い致します」
こうして、シオンは公爵の後ろ楯を得たのだった。
「後、1つお願いがあるのだが?」
公爵から意外な事を言われた。
「ウンディーネと契約した事を、王族の方に話しても良いだろうか?」
「それは…………」
シオンも迷った。余りウンディーネの事は知られたくないのだ。絶対にその力を悪用しようとする奴が出てくるからだ。
「正直に話そう。君がシルクード領の領主としてやっていくのに必要な事なんだ」
???
「少し前なら私の力で十分に君を守れた。しかし、君の両親を始め、中央貴族は肥えて腐ってしまった。シルクード家が取り潰されると、辺境とはいえ、領地を増やす機会だと考えた奴が、君にも責任を取らせて領地を返上しろと言ってくる者が出てくるだろう」
「…………貴族って腐ってるのね」
シオンの呟きに、公爵も耳が痛いよと苦笑いをした。
「でも、君が四大精霊と契約を結んだと知れば、流石に手を出さなくなるだろう。四大精霊の凄さは貴族でも分かっているからね」
「確かに、下手に手を出して怒りを買えば皆殺しにあうからね」
こうしてシオン達は、公爵と話を煮詰めていった。
「今日はせめてここで食事をしていって下さい!その後、転移で送りますから」
「ありがとう。御言葉に甘えよう」
「わーい!シオンともっと話せるわ♪」
フレイちゃん可愛いよぉ~
お持ち帰りしたーい!
この後、シルクードで取れた野菜と、ちょっと珍しい魔物の肉のハンバーグが大好評でした!
「旨い!?」
「美味しいよ~」
「あら♪モグモグ」
口の肥えた公爵一家にも十分に通用する旨さでした。
「あ、ディーネ!私も公爵家に連れていって」
「?了解した主殿!」
こうしてシオンも公爵家に転移した。
「また遊びに来てね!またシルクード領へ行きたいから!」
「うん、一週間に1度は来るようにするよ!」
「ではシオン君、また一週間後に転移で来て貰えるかな?きっとよい報告ができるようにしておくよ」
「お願い致しますね」
フレイちゃんは最後まで大きく手を振っていた。
「お母様を助けてくれて本当にありがとう!」
「バイバーイ!」
こうして、帰りは『シオン』が『転移』魔法を使いシルクード領へ戻ったのだった。
時間があればまた挿絵を入れて行きますね。
(※お皿に何も無いのは見逃して下さい)
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