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王都の話題

おはようございます。

今回で六十話目です!

文章の修正は、十話辺りまで進みましたσ^_^;


今回は、少し短めですm(__)m

 ここは、オケアノス王国にある冒険者ギルド。


 現在、ベルとレナが受付において、今話題の人物について、話をしていた。


「私が最初に目を付けたのよ!」

 ベルは、ここ最近ずっと御機嫌斜めだ。


「はいはい。」

 リナは、そんなベルに冷たく答える。


 リナは、数時間毎に同じ事を繰り返すベルに嫌気がさしていた。


「ちょっと!? リナ聞いてるの!?」

 そんなリナの態度に、ベルはリナの両肩を持って前後に揺さぶる。


「や、め、て、く、だ、さ、い。」

 前後に揺られている所為で、リナの言葉はロボットの様に片言だ。


「リナがちゃんと話を聞いてくれないからでしょ!?」

「いや、聞いてますよ。もう耳にタコが出来るくらい。」

「ぶーー、マルス君があんなに人気になっちゃったら、私の恋のライバル、恋敵が増えちゃうじゃない!」

 ベルは、滝の様な涙を流す。


「……ベルさん。大丈夫ですよ。」

「リ、リナ!?」

 リナの言葉に、ベルは俯いていた顔を上げる。


 その表情は、リナの優しい言葉に明るい。


「貴方にチャンスはないですから。」

 リナは最高の笑顔で、ベルに死の宣告をする。


「……。」

 ベルは無表情となり、(おもむろ)に、下げていた手をリナの顔の左右まで上げた。


「そんな悪いことを言うのは、この口かぁ!?」

「い、いはぁい!? いはぁいよ!」

 ベルは、リナの口に指を入れ、左右に引っ張る。


「マルス様の近くには、イリス様が居るんですよ?」

「あ!?」

 ベルは、イリスの存在を失念していたのである。


「で、でもあの二人じゃ、平民と王女なのよ?」

「それが燃えるんじゃないですか!? 身分違いの二人の恋物語! それにマルス様もイリス様も美形ですし! 魔王を討伐した英雄同士の恋! ……アツイです!」

 リナの力説に、ベルの身体は後ずさる。


「で、でも二人が付き合ってるなんて、私の情報網に引っ掛かって無いわよ!?」

 ベルは、受付嬢としての立場を利用して、冒険者達から色々な情報を仕入れている。


 そのベルの情報網を持ってしても、マルスとイリスが交際していると言う、情報は掴めていないのだ。


「まだ、二人の恋は始まっていないのかも知れないですね。ですが、必ず二人は結ばれると、私は確信しています!」

 リナの話には、何の根拠も無いのだが、妙な説得力が秘められていた。


「くっ!? ま、まだ二人の恋が始まっていないのなら、私が入り込む余地がある筈よ!」

 ベルは、リナの言葉に負けず、マルスを狙うことを決意する。


「……ベルさんには、無理だと思いますよ。そんなことをしていると、婚期がどんどん遅れちゃいますよ。」

 リナの毒舌は止まらない。


「う、うぇーーん。リナが虐めるよーー!」

 リナに弄られたベルは、リナの元から去って行く。


「二人の恋が進展するように、ここはお姉さんが一肌脱ぎますかね。」

 リナは、マルスとイリスをどうくっつけようかと思いを巡らせるのだった。



  ▽


 ここは、冒険者学校にある、乙女の溜まり場。


「では皆様、これよりいつもの報告会を行います。」

「「はい!」」

 この場に居るのは、全員が冒険者学校に在学している女性だ。


「新たに情報を得た者は、挙手して下さい。」

「はい!」

 一人の女性が声を上げて、挙手する。


「それでは、パティ報告を。」

 マルスと同じSクラスに所属している、上級白魔道士のパティが椅子から立ち上がる。


「マルス様が、また魔王を討伐し、大活躍しました!」

 パティの言葉を受けて、その場に居た者達から歓声が上がる。


「そうですね。また、()()のマルス様がご活躍なさいました。」

「素晴らしい活躍です。」

「戦うお姿を見たかったです。」

 女性達は、冒険者学校に存在する、マルスファンクラブのメンバーだ。


 皆、マルスの活躍ぶりを脳内で思い描く。


「マルス様は素晴らしいお方です。今回のご活躍で、益々マルス様の存在が世に知れ渡ることでしょう。」

「「おおーー!!」」


「代表! 質問があるであります!」

「何でしょうか?」

「マルス様は、どなたかとお付き合いなさっているのでしょうか?」

 その質問により、場が静まり返る。


 皆、マルスの恋愛事情には、特に興味があるのだ。


 そして、どれだけ情報を得ようとしてもマルスの恋愛事情だけは、はっきりと分からなかった。


「……交際しているかは、定かではありませんが、同じパーティーの、イリス様達と行動を共にする機会は多い様ですね。」

 パーティー内の、誰かと交際している可能性は否定出来ないが、二人で街中をデートしている姿の目撃情報は上がっていない。


((マルス様は、私が射止める))

 その場に居た者達の、心の声が重なり合う。


 マルスの知らないところで、マルスを狙うハンター達が動き出していたのだった。

本日もお越し下さり、ありがとうございます( ^ω^ )!


また、ブクマや評価してくださった方、ありがとうございますm(__)m

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