王都襲撃〜決着〜
魔王マンティコアとのラストバトルです!
魔王マンティコアの毒を受けて苦しんでいたゼウス達だが、マルスのお陰で一命を取り止めた。
そして、マルスの支援魔法を受けたゼウス達が、魔王マンティコアへと向かう。
「くっ!? 何て素早い奴なんだ!」
テュールは、自分達の魔法が当たらないことに苛立っていた。
何発も何発も無駄に魔法を連発してしまい、自分達のMPだけが消費されて行く。
そして、レベルの低い者からMP切れを起こしてしまう。
徐々に、テュール率いる部隊からの魔法攻撃が減って行く。
魔王マンティコアは、テュール達のMP切れを待っていたのだ。
MPの切れた魔法使いの部隊など、取るに足らない。
魔王マンティコアは、接近戦なら自分の素早さに付いて来れる人間はいないと考えていた。
そして、遂にテュールを含めて全ての魔法使い部隊のMPが底を着いてしまう。
「クックックック。 今度はこっちの番だな!」
魔王マンティコアが一足で、テュールの部隊へと間合いを詰めると、一振りで数名の兵士を吹き飛ばす。
「くっ!? 怯むな! 接近戦部隊は、全方位から奴に攻撃を繰り出せ!」
テュールの指揮により、全方位から兵士達が魔王マンティコアを取り囲む。
「脆弱な人間が何人束になろうと、我の敵では無い!」
魔王マンティコアの巨体から生み出される攻撃に、兵士達はなぎ倒されてしまう。
「貴様が一番厄介そうだ。 引き裂いてくれる! 【雷光爪】!」
魔王マンティコアは、鋭い爪に強力な雷を纏い、テュールへと振り下ろす。
テュールは、魔法の連発によって疲労が蓄積されており、魔王マンティコアの攻撃への対処が出来る状態では無かった。
「……ここまでか。」
テュールは、己の死期を悟る。
しかし、テュールが最後を迎えることは無かった。
「ハァッ! 【剣技:豪破龍裂斬】!」
剣姫ヘラの神級剣技が炸裂し、魔王マンティコアが振り下ろしていた腕の肉を斬り裂き骨を断つ。
魔王マンティコアの切断された腕が宙を舞う。
「グガァーー!?」
自分の腕が斬り落とされ、悲鳴を上げる。
「コロスコロスコロスコロスコロス!」
魔王マンティコアは、怒りで目が血走り、ヘラへと迫る。
「させない! 【雷魔法:紅い稲妻】!」
イリスが放ったのは、雷の最上級魔法。
マルスの支援魔法を受けている為、テュールの放つ神級魔法、雷神の鉄槌並みの威力となっている。
紅く迸る稲妻が天より落下し、魔王マンティコアの身体へ直撃し、魔王マンティコアの動きを止める。
魔王マンティコアの身体は、所々焼け焦げ出血した。
「今だ!」
マルスは、魔王マンティコアの動きが止まっている隙を見逃さず、追撃に向かう。
「クソがーー! 【死をもたらす毒針】!」
尻尾を振り回し、自身へと迫るマルスへ、猛毒の針を放つ。
(甘いぜ!)
「【転移魔法:瞬間移動】!」
「何!? 何処へ消えた!」
魔王マンティコアは、突然姿を消したマルスを探すが見当たらない。
「ハァーー! 【力の剣:建御雷神】!」
魔王マンティコアの上空へ転移したマルスは、落下の威力も剣に加えて振り下ろす。
マルスの剣が、魔王マンティコアの胴体と尾のつなぎ目に喰い込み、そのまま胴体と尾を分断する。
「ガァーー!? わ、我の尻尾がぁ!?」
魔王マンティコアは、尻尾へと目を落とすと、余りの痛みに喚き声を上げた。
「余所見はいけないね。 【火魔法:太陽の光】!」
超高濃度に圧縮された魔力により、灼熱の球体が魔王マンティコアに放たれる。
「ん!? 舐めるなーー! 【雷光波】!」
魔王マンティコアは、ゼウスの放った太陽の光に込められた巨大な魔力に驚くが、直ぐ様自身の口から特大の雷を撃ち出す。
魔王マンティコアの放った雷光波が、ゼウスの太陽の光と衝突する。
魔王マンティコアは、自身の技により、ゼウスの魔法を消滅させると思っていた。
しかし、マルスの支援魔法を受けているゼウスの放った火属性の神級魔法、太陽の光は、マルスとの戦いで見せたそれを遥かに凌ぐ威力だ。
太陽の光は、魔王マンティコアの雷光波の中を突き進み、遂に大口を開けている魔王マンティコアの口の中へと辿り着く。
ゴゴーーーーン!!
その瞬間、大気を揺るがすほどの大爆発が発生し、爆発により、キノコ雲が発生し、特大のクレーターが出来上がる。
クレーターには、完全に事切れた魔王マンティコアが横たわっていたのだった。
「す、すげぇ威力だ。」
マルスは、ゼウスの魔法の威力に驚愕する。
「いやーー、マルスの支援魔法は凄いな。」
マルスがゼウスの魔法の威力に呆けていると、ゼウスがマルスへと歩み寄って話しかけて来た。
「いやいや、ゼウスさんの魔法が凄過ぎなんですよ。」
「何言ってんだよ? 俺だけじゃ、あんな馬鹿げた威力の魔法なんて使えないよ。マルスの支援魔法があってからだ。」
「そうね。マルスの支援魔法があれば、魔王とだって戦えるわ。」
ゼウスの言葉にヘラも同意する。
こうして、王都を襲撃していた魔王との決着が着いたのだった。
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