王都襲撃〜魔王マンティコア〜
おはようございます(°▽°)ノ
今週も頑張りましょう!
東門を襲撃して来たモンスターの大群。
門の兵士達と協力し、第二波まで殲滅することに成功したマルス達。
しかし、そんなマルス達に、異変が訪れたのだ。
突如として、痛みに襲われた兵士達が悲鳴を上げ出したのだ。
そして、その痛みの正体が、モンスター達のいる方から放たれている針だと気が付いたヘラの声を受け、マルスが結界魔法を展開した。
マルスが展開したのは、最上級の結界魔法だ。
結界を展開したことで、ゼウスは安全だと気を緩めてしまう。
そして、その油断が命取りとなる。
マルスの最上級結界魔法を突破した針が、ゼウスの腕に突き刺さったのだ。
「ゼウスさん!?」
(嘘だろ!? 敵の攻撃が、俺の最上級の結界魔法を貫いたって言うのか!?)
「くっ!? 油断した。まさかマルスの結界魔法を突破するとは。」
ゼウスは、自分の判断が甘かったことを悔いる。
「ゼウス!?」
ヘラは、ゼウスが負傷したと気が付くと、直ぐにゼウスの側へと駆け寄った。
「ヘラ、油断しちゃったよ。」
ゼウスは、負傷した腕を反対の腕で抑え付ける。
「致命傷になる場所に当たらなくてよかったわ。」
ヘラは、ゼウスが負傷したことを心配したが、命に関わる場所では無いと安堵する。
「直ぐに治療するね! 【回復魔法:全体回復】!」
マルスは、ゼウスやイリスだけでなく、針によって負傷した兵士達を含めて回復魔法を施した。
「助かったよマルス。」
「ありがとねマルス。」
怪我が治ったことで、ゼウスとイリスがマルスに礼を述べる。
(俺が強化した状態で結界を展開しておけば、こんなことにはならなかったのに!)
マルスは、敵の攻撃が分からない以上、最大限の行動を取るべきだったと後悔する。
そう考えたマルスは、最上級支援魔法を施して、結界魔法を強化しようとした。
「ガアァァーー!」
突如耳を劈くような、咆哮が放たれる。
その咆哮に、思わずマルス達は両手を耳に当ててしまう。
そして、その咆哮を放ったモノが鋭利な爪を振り払うと、マルスの結界が切り裂かれてしまう。
「そんな!?」
(俺の結界魔法がこんな簡単に破られるなんて!?)
そして、マルスの前に結界を切り裂いたモノが降り立つ。
その姿は、ライオンを巨大化させた姿であり、体表の色は血の様に赤く、尻尾は蠍に似た形をしており、先端部が鋭利に尖っていた。
(間違いない!コイツは魔王だ!)
「王都から煙が上がらないと思ったら、貴様らの所為か。」
その魔王は、自分が率いていたモンスターらが、王都内に入り込めていないことに納得する。
マルスの結界を容易く切り裂いたが魔王だが、自分が率いていたモンスターらが、この強度の結界を張る者達相手では、突破出来なくても仕方がないと分かったからだ。
「お前は魔王か?」
「如何にも! 我は魔王マンティコア。貴様らに死を齎すものだ!」
(やっぱりコイツが魔王か!)
「【剣技:豪破裂斬】!」
魔王マンティコアとマルスが会話を交わしている最中に、ヘラは高速で魔王マンティコアへと詰め寄り、剣技を発動した。
しかし、ヘラの攻撃がヒットする前に、魔王マンティコアは大地を強く蹴り飛ばし、超高速でヘラの剣技を回避したのだ。
「……ほぉ。人間にしては、かなりの攻撃力だが、当たらなければ意味は無いぞ。」
魔王マンティコアは、ヘラの攻撃を回避し、余裕の笑みを浮かべていた。
「ん? ゼウス?」
ヘラは、長年ゼウスと行動を共にしており、ヘラの攻撃が避けられたのなら、その避けた先目掛けでゼウスが魔法を放つというのが、二人の定石だった。
しかし、ヘラの攻撃が避けられたにも関わらず、ゼウスが魔法で追撃をすることは無かった。
その為、ヘラはゼウスの方へ視線を走らせる。
そして、ヘラが目にしたのは、地面に倒れているゼウスの姿だった。
「え? 何でゼウスさんが? イリス!? それにみんなも! 一体何が!?」
マルスは、へラがゼウスを見たようにゼウスを見ると、そこにはゼウスが倒れている姿があった。
更に、視線を周りに動かすとイリスや、数名の兵士が倒れている姿があったのだ。
「クックックック! 我の毒針を受けたのだ。其奴らの命は、後僅かだ!」
魔王マンティコアは、毒針を受けて苦しんでいる人間を見て、笑みを深める。
(成る程! さっきの攻撃には毒の効果があったのか!)
マルスは、みんなに回復魔法を施したが、状態異常が有るとは考えていなかった。
「ヘラさん! 俺が解毒している間、お願いします。」
「ええ。任せて。みんなをお願い。」
マルスは、解毒に集中する為に、魔王マンティコアの相手をヘラに頼む。
「解毒だと? 我の毒を消せるものか。」
マルスが解毒すると言う発言に対し、魔王マンティコアは余裕の表情だった。
「マルスなら必ず出来るわ!」
ヘラは剣を構えて魔王マンティコアに、一人で挑む。
「たった一人で我の相手をすると申すのか? 身の程を知れ!」
魔王マンティコアとヘラの攻防が繰り広げられる。
「早く解毒しないと! 【回復魔法:浄化の大天使】!」
俺は、倒れているゼウスさん達全員に、状態異常を回復させる最上級魔法を施す。
「がはっ!?」
「どうして!? 解毒出来ていない!?」
ゼウスが吐血し、他の倒れている面々もどんどん身体から血の気が失われて行く。
「魔王である我の毒が、その程度の解毒で解除出来るものか!」
マルスが解毒出来なかったことで、魔王マンティコアは図に乗り始める。
(くそッ!? それなら、大天使の頭脳で強化を。)
しかし、ゼウスの容態が悪化していることを知ったヘラは、動きを鈍らせてしまい、魔王マンティコアの尻尾を避け切ることが出来ず、負傷してしまう。
「クックックック! これで貴様の命も後僅かだ。」
「しまった!」
ここに来て、ヘラまでもが毒に身体を蝕まれてしまう。
「次は、貴様の番だ!」
ヘラも毒で動けなくなり、次の標的をマルスにした魔王マンティコアは、マルスへと向かう。
(不味い!? コイツに邪魔されたら、みんなの治療が出来ない! コイツに構ってる時間なんてないのに! それに、もう第三波のモンスターの大群がすぐそこまで迫っている。)
マルスは、絶対的ピンチな状況に陥ったのだった。
本作を気に入っていただけたら、本作に支援魔法をお願いします(((o(*゜▽゜*)o)))




