表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/197

再会

日付変更と共に更新予定でしたが、寝落ちしてしまいました(;´Д`A

 マルスは、現在学校の壇上に上がっている。


 マルスの他にも、魔王と戦った面々も一緒に壇上へと上がっている状況だ。


「遠征訓練の際、突如現れた魔王デスワームの脅威から、大勢の生徒を守っただけでなく、魔王デスワームをも倒した、その功労は多大である。」

 アイテール校長からマルス達は、記念品を受け取る。


 全校生徒達から、割れんばかりの拍手が巻き起こり、マルス達を讃える。


「皆も、この者らを手本とし、精進するように!」


 表彰を終えたマルス達は、教室へと戻って行く。


「表彰を受けた皆さん、おめでとうございます。他のみんなも負けないように頑張りましょうね。」

 エイル先生の言葉に、Sクラスの面々は力強く頷く。


 職業の差を物ともしないマルスがいることから、クラスメイト達は、自分でも強くなれると思うことが出来たのだ。



 学校の授業では、クラスメイト達は積極的に、マルスやイリス達最上級職業に、挑むようになったのだった。


「マルス君。校長先生が校長室まで来て欲しいそうです。」

 マルスは、本日の授業が終わると、エイル先生から校長室へ行くように言伝を受ける。


 (校長室に? 表彰を受け取ったのに、まだ何かあるのだろうか?)


 呼ばれる理由に心当たりが無かったマルスは、言われた通り校長室へと向かう。


 コンコン


「マルスです。」

「入りたまえ。」

 校長からの返事があったので、校長室の扉を開けて、中へと入る。


 マルスの前には、ソファーから出ている後頭部が二つ。


 (ん? 他にも呼ばれた人がいたのか。)


 すると、ソファーに腰を下ろしていた二人が立ち上がり、マルスへと振り返る。


「あ!?」

「久し振りだなマルス。」

「元気にしてた?」

 そこに居たのは、マルスの育ての親であるヘラとゼウスだった。


 (何で二人がここにいるんだ?)


「ヘラさんにゼウスさん。どうしてここに?」


「ああ。ちょっと旅に出るから、マルスに一声掛けてから行こうと思ってな。」


「マルスが家に帰って来た時に、私達が居なかったらびっくりするでしょ?」

 ゼウスとヘラが、ここへ来た理由を説明する。


「二人が旅に? どうして急にそんなことを?」

 (何か理由があるんだろうか?)


「そうだな。マルスにはまだ話していなかったが、丁度良い機会だから話しておこう。」


「そうね。」

 二人の話を聞くために、マルスは対面のソファーへと腰を下ろす。


「実はな、俺達には子供が居たんだ。」


「うん。知ってるよ。」

 (二人の子供が、既にいないことも。)


「驚くのも無理はな……って、知ってたのかよ!?」


「この前、国王様から聞いたんだ。」


「そうだったのか。……あのお喋りめ。」


「ごめんね。」

 マルスは、二人の過去を他人から先に聞いてしまったことを申し訳ないと思っていた。


「いや、マルスは悪くない。どうせあの国王が勝手に語ったんだろ?」


 (確かに、自分から二人の過去を聞いた訳では無い。ゼウスさんは、国王様の人柄を良く分かってるみたいだけど、国王様と仲が良いのかな?)


「まぁ、知ってるなら話は早い。俺達は、息子のエオスを探しに行こうと思ってる。」


「え?」

(二人の子供は、魔王によってもういないんじゃ?)


「きっとエオスは生きている。亡骸が見つかった訳じゃ無いからな。」


「ええ。きっと、今も何処かに居るはずだわ。」

 マルスは、二人が息子が生きていると信じていると知る。


「俺も、二人の息子を見つけたら知らせるからね。何か特徴とかあるのかな?」


「特徴なら、右手の甲に星型の痣があるんだ。珍しいから、直ぐに分かる筈だ。」


「分かった。」

 それから、マルスは冒険者学校での生活を二人に話す。


「ほう。マルスは首席で合格したのか。大したもんだ。」


「まあね。クラスには、最上級職業が四人もいるんだよ!」


「そいつは凄いな!? 同世代でそんなに最上級職業が被るなんて、今迄聞いたことがない。」


「ヘラさんと同じ剣聖のフレイヤ、ゼウスさんと同じ黒の賢者のイリス。同じ村出身のクレイはパラディンで、もう一人が拳聖のミネルヴァって言うんだ。」


「ん? イリスって確か国王の娘だよな?」


「そうだよ。イリスの魔法は凄いんだよ。最上級の地獄の炎(インフェルノ)も使えるし。ゼウスさんを超えちゃうかもね。」


「そうか。将来が楽しみだな。で、イリスちゃんはどんな子なんだ?」


「そうだよね。んーー、イリスは、国民を自分の力で守ろうと頑張ってる優しい子だよ。」


「優しい子ねぇ。見た目はどうなんだよ。」


「へ? 見た目は、凄く綺麗だよ。」


「ほうほう。」


「何で?」


「いや、何でも無いさ。」


 (ゼウスさんが何やニヤニヤしているが、何を考えているのだろうか?)


「クレイって子は、クーちゃんってマルスが小さい頃呼んでいた子のこと?」

 ヘラが昔のことを思い出しながら、口を開く。


「うん。俺と一緒にヘラさんから剣を習っていた子だよ。」


「まさか、あの子がパラディンだったとはね。」


「俺も驚いたよ。同じ所で育ったクレイと再会出来て、嬉しかった。」


「あんな事があったんだからね。よく無事だったわね。」


「親の仕事に付いて行ってたみたいで、丁度村に居なかったんだって。」


「それは、運が良かったんだね。」


 クレイが親に付いて行っていなかったら、ここで再会することは無かっただろう。


「それより、二人が剣姫と黒王と聞いたんだけど、そんな職業無いよね?」


「ああ、そのことか。それはギルドが付けた二つ名だよ。」


「そうなの?」


「ああ。剣聖の中でもトップの実力があったヘラは剣姫と呼ばれるようになったんだ。」


「恥ずかしい二つ名よね。ゼウスの方は、魔法の腕が世界一と言われていたから、黒魔法の王様って意味で、黒王って付いたのよ。」


「俺の方の二つ名の方が恥ずかしいだろ?」


「そうだったんだね。二人の二つ名は、とっても似合ってると思うよ。」


 (ヘラさんの剣で戦う姿は、凄く綺麗で頼もしく見えるし、ゼウスさんの魔法は、同じ黒の賢者のイリスよりお明らかに威力が高いから、黒魔法の王様って言われても、納得出来ちゃうな。)


 マルスがそう言うと、二人は照れたように頬を掻くのだった。


「儂、空気なんじゃけど。」

 校長椅子に座ったまま、一言も言葉を発しなかったアイテール校長は、寂しげに、そう呟くのだった。

新たに、ブクマ&評価していただいた方、ありがとうございます( ^ω^ )!


PV数の5倍歩くダイエット中です。

作者を痩せさせてやろうと言う優しい方は、本作を広めて下さいねε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘笑


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ