クラス代表パーティー戦の優勝は?
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見事2学年に勝利したマルス達は、遂に3学年への挑戦権を手にした。
3学年のメンバーは、個人戦にも出ていた剣聖オグマ。
中肉中背の男性、上級剣士バルドルは、二本の剣を持ち、攻撃的な戦闘スタイルだ。
小柄な男性、上級拳法家のオーズは、小柄で素早く動き回り敵を撹乱する。
低身長で幼顔の女性だが、上着に何か隠しているのか、大きな膨らみが二つある上級黒魔道士のルー。
高身長で、高速射撃が得意な上級弓術士ウルだ。
試合前に対戦相手の情報を収集したところ、オグマはレベル30に到達しており、他のメンバーもレベル25になるらしい。
学校のカリキュラムでダンジョン探索がある他、冒険者登録をして、かなりの数のモンスターを討伐している為、レベル25や30に到達しているそうだ。
流石は、3学年の生徒である。
いくら職業による成長率の差があるとは言え、レベル差がこれだけあると、純粋な力はどちらが上か分からないな。
「これより、パーティー戦、1学年対3学年の試合を始めます。……試合、開始!」
「【火魔法:大爆発】!」
ルーが、即座に火魔法の上級魔法を発動し、マルス達に魔法が迫る。
「【結界魔法:聖域結界】!」
広範囲魔法だっため、マルスは全員をカバーする為に、聖域結界を発動し、大爆破を防ぐ。
「【弓技:早撃ち】!」
聖域結界の境界面が炎に覆われている際に、ウルが5本の矢を放つ。
クレイは盾、フレイヤは剣で矢を弾き、マルスとミネルヴァは素早い動きで回避する。
「うっ!?」
しかし、マルスの前から苦悶の声が漏れる。
イリスだけは、ウルの矢を回避出来ずに攻撃を受けてしまった。
「大丈夫かイリス!? 【回復魔法:回復】。」
マルスは、イリスへと駆け寄り、回復魔法を施す。
「ありがとうマルス。……私がウルをやるわ。」
イリスは、自身を攻撃したウルを見据える。
「よくもやってくれたわね! 【氷魔法:氷柱】!」
氷の柱がウルを襲う。
「遅い! 【弓技:三本矢】!」
イリスの氷柱を回避しながら、ウルは三本の矢を同時に放ちイリスを襲う。
「もう喰らわないわ! 【風魔法:強風】!」
イリスは、迫る矢に突風を当てて矢を防ぐ。
「当たって! 【火魔法:双炎龍】!」
ウルの矢を防いだイリスへと、ルーの上級魔法が迫る。
「させるかよ! 【結界魔法:反射】!」
左右から回り込むように迫る炎龍に、二つの反射を発動して、ルーとウルへと跳ね返す。
ルーとウルは、何とか炎龍を回避し、即座に反撃に転ずる。
「ルーやるぞ!」
「了解!」
「「【合体弓技:嵐矢】!」」
ウルが風を矢に纏い、ルーが矢の周りを雷魔法で覆うことで、攻撃力を高めた合体技を放つ。
「【支援魔法:大天使の頭脳】! イリスぶちかませ!」
イリスの魔力を最上級支援魔法で強化し、イリスへと檄を飛ばす。
「うん! 【火魔法:大爆発】!」
先程ルーが放った大爆発とは、比べ物にならない炎が巻き起こり、嵐矢を一瞬にして消滅させ、そのままウルとルーに直撃する。
強化されたイリスの魔法の前に、ウルとルーはなす術なく倒れた。
「ナイス、イリス!」
「ありがとねマルス。」
マルスとイリスは、直ぐに仲間のフォローに向かうのだった。
▽
一方、試合開始直後からクレイとバルドルが戦闘を開始しており、バルドルの二本の剣に、クレイは盾と剣で応戦していた。
「おらおら! 盾なんて持ってんじゃねぇぞ!」
攻撃的な性格を有するバルドルは、口調も荒かった。
「この! 【騎士技:攻防一体】!」
盾でバルドルの一撃を防いだクレイが、剣でカウンターを狙うが、その攻撃はバルドルのもう片方の剣に防がれてしまう。
「甘いんだよ! 【剣技:五月雨斬り】!」
バルドルは、左右の剣を巧みに操り、次々と攻撃を繰り出す。
「くっ!? 【騎士技:守護盾】!」
クレイの発動した騎士技により、盾の強度が上がるとともに、攻撃に対する反応速度が上昇し、バルドルの攻撃を防ぐ。
互いに幾度と無く攻撃を繰り出しているが、決定打に欠けている状況だった。
▽
時を同じくして、フレイヤは同じ剣聖であるオグマと対峙し、剣技を駆使するが、押され気味であった。
「まさか同じ剣聖と戦えるとはな。」
「私もです。」
二人は互いの剣をぶつけ合い、隙を窺っていた。
「行くぞ! 【剣技:豪斬】!」
「負けません! 【剣技:豪烈斬】!」
オグマの下級技能に対し、フレイヤは中級技能で応戦するのだが。
「くっ!? なんて力ですか。」
「中々やるが、力不足だな。」
フレイヤの剣の方が、押され始めてしまう。
「俺達が勝つ為に、マルス以外は先に倒させてもらうぜ。」
オグマは、マルスと戦った経験から、マルス以外を倒し、最後にマルスの相手を複数でするのが、勝利の鍵だと考えていた。
「喰らえ! 【剣技:豪烈斬】!」
「【剣技:紫電突き】!」
オグマの攻撃は、攻撃力が高い反面、速度はそれ程でも無い。
その為、フレイヤは攻撃速度の速い剣技を使用したのだ。
「ぐっ!?」
フレイヤの紫電突きが先にヒットする。
しかし、オグマの攻撃は止まることなく、フレイヤへと襲いかかろうとしていた。
「【拳技:飛翔拳】!」
突如オグマの剣は、横からの衝撃を受け、フレイヤから攻撃が逸れてしまう。
ミネルヴァはオーズと戦いながら、フレイヤの危険に気が付き、フォローしたのだ。
「自分相手に余所見とは、余裕ですね。」
ミネルヴァがフレイヤへと助ける為に、動いた隙を見逃すことなく、オーズがミネルヴァに攻撃を繰り出す。
「くっ!? 【足技:多連脚】!」
高速での連続蹴りを繰り出しすが、オーズは素早く飛び退いてミネルヴァの攻撃を回避する。
「ミネルヴァ、助かったよ。」
「気にしないで。」
背中合わせのフレイヤとミネルヴァに対し、オグマとオーズが挟撃に動き出す。
「【雷魔法:双雷龍】!」
その瞬間、オグマとオーズへと特大の雷龍が迫った。
「「イリス!」」
二人は、助けに来てくれた仲間の名を呼ぶのだった。
▽
クレイとバルドルの戦闘は、中々決着が付かない状態だった。
互いに攻撃と防御を繰り返すも、進展がない状況だ。
「ガードが固ぇんだよ!」
「こっちの台詞ですよ。」
そんな二人の戦いも、終わりを迎える時が来た。
「【支援魔法:超越した身体】。終わらせろクレイ。」
その声と共に、全身に力が漲るのを感じ取ったクレイが攻勢に出る。
先程までよりも、速く、そして力強い攻撃が繰り出せれ、徐々にバルドルが押され始めた。
「くそっ!? おい二対一じゃねぇかよ!」
「パーティー戦ですからね。終わりです。【騎士技:騎士一閃】!」
前に盾、後ろに剣を引いて力を溜めた構えから、繰り出された剣は、バルドルの双剣に阻まられることなくバルドルに命中し、更にそこから騎士技騎士十字斬を発動して十字斬りの駄目押しにより、バルドルを戦闘不能とした。
「よっしゃ!」
「お疲れ、クレイ。残り二人だ!」
バルドルを下したクレイとマルスは、イリス達の方へと駆け出すのだった。
▽
相変わらず、フレイヤ対オグマ、ミネルヴァ対オーズの戦いは続いているが、先程までと違うのは、イリスが合間合間でフォローしていることだ。
それでも剣聖オグマは、フレイヤの相手をしつつイリスの魔法にも対処出来ていることから、実力の高さが窺える。
一方、ミネルヴァの相手をしつつ、イリスの魔法に狙われているオーズは苦戦していた。
「き、キツイ! 【挌闘技:乱舞】!」
オーズは、速力を上昇させて連続攻撃を繰り出す挌闘技を発動する。
それに対し、ミネルヴァも乱舞を発動して、お互いの手足がぶつかり合う。
ミネルヴァとオーズが超接近戦でぶつかり合っている為、イリスは魔法の狙いが定まらないでいた。
「イリスは、クレイと一緒にフレイヤのフォローを! ミネルヴァの方には、俺が行く!」
マルスはイリスへと指示を出すと、直ぐにミネルヴァの下へ向かう。
「ミネルヴァ! 一気に決めるぞ! 【支援魔法:超越した身体】!」
ミネルヴァの全能力を向上させ、オーズの背後に回り込んだマルスも、素手で攻撃を繰り出す。
「ちょっ!? 背後から何て汚いぞ!」
オーズは、背後から攻撃するマルスの攻撃を何とか防ぎ、直ぐ様ミネルヴァへと向き直る。
「力が溢れてくる! 【拳技:昇龍拳】!」
ミネルヴァは、膝を曲げて腰を落として拳を地面すれすれを通し、軌道を上へと変えてオーズの顎を打ち上げた。
「ぐっ!?」
顎を打ち抜かれたオーズは、天高く舞い上がり、そのまま地面に身体を打ち付けて意識を失った。
マルスとミネルヴァは、ハイタッチを交わし、残るオグマの方へ向かうのだった。
▽
フレイヤとクレイの二人の剣を捌きつつ、時折来るイリスの魔法を回避しながら、オグマは考えを巡らせる。
(このままじゃ手が回らなくなる。ダメージ覚悟で倒すしかない。)
「【剣技:豪破裂斬】!」
オグマは、フレイヤへと狙いを定め、自身最高の技を繰り出す。
フレイヤは、豪破裂斬に耐え切れるとは思えないが、剣で防ごうと構える。
「フレイヤ! 【騎士技:守護盾】!」
フレイヤの前にクレイが滑り込み、守護盾を発動する。
しかし、クレイの防御力をも上回るオグマの豪破裂斬によって、クレイとフレイヤは吹き飛ばされてしまう。
「もらった!」
これを好機と見て、オグマが二人纏めて倒そうとしたが。
「させません! 【雷魔法:上昇する青い稲妻】!」
地面から天へと昇る、青い稲妻がオグマの身体を貫く。
「行くぜフレイヤ!」
「はい!」
「「【合体剣技:X火炎斬り】!」」
オグマがイリスの黒魔法を受けて、間を置かずにクレイとフレイヤの合体剣技が炸裂する。
「ぐはっ!?」
三人の連携プレーにより、剣聖オグマは倒された。
丁度、オーズを倒し終えたマルスとミネルヴァが到着する。
「あれ? 終わっちゃったの?」
「遅いわよ。」
マルスが声を掛けると、イリスからクレームを受ける。
「お前、よくあんな化け物みたいなのに一人で勝てたな。」
(クレイ。オグマさんに、その言い方は失礼だろ? てか、そんな化け物に勝った俺は何なんだよ!?)
「俺の目標は、世界最強だからな。」
「お前なら本当に魔王を倒せそうだよ。」
こうして、パーティー戦についても1学年が優勝すると言う、前代未聞の快挙を成し遂げたのである。
そして、遂にチーム戦が始まるのだが、そこで悲劇が起こるとは、誰も知る由も無い。
次回 新展開!? お楽しみに!
それと、読者の方からご指摘をいただいた件で、剣姫ヘラ達から修行を受けていたマルスのレベルがイリス達よりもっと上なのでは? というものがあり、その件について、卒業試験に追加修正を致しました。
内容としましては、ヘラ達との修行は近場で行なっていたので、モンスターのレベルが低かったこと、レベルが低い内は上がりやすいがレベル10を超えてからは、より強いモンスターを相当数倒さなければならないというものです。
オグマ達3学年は、学校のカリキュラムや冒険者としてモンスター討伐をしていた為、レベルが高くなっていますので、ご了承願います(>人<;)




