特訓〜レベルを上げろ〜
横に寝てる子供に蹴られて起きたので、更新しちゃいます! 寝相悪過ぎだよーー!
「それじゃあ、今から特訓を始めよーー!」
現在、マルスの前にはクレイ、イリス、フレイヤ、ミネルヴァが整列している。
(クラスの代表に選ばれたのだから、絶対に負ける訳にはいかない。)
マルス達は、代表に選ばれたことが決まってから、みんなで話し合い、特訓することにしたのだ。
イリスは、いつもなら寝ている時間なので、眠りまなこを擦っている。
「代表選まで期間が短いから、連携の訓練をするですか?」
フレイヤに言うように、連携の訓練も勿論やるつもりだ。
「それもやるけど、もうちょっとみんなのステータスも伸ばそうと思うんだ。」
基本的には、レベルが上がればステータスは上昇する。
走り込みや筋トレ、魔法の発動などの修行でも、毎日しっかり鍛錬すればステータスは上昇するが、そこまでの時間は無い。
「モンスターの討伐か?」
クレイの言葉に、俺は頷いて応えた。
短時間でレベルを上げるのは、モンスター討伐が一番だ。
「ただ、モンスター討伐だけじゃなくて、技術やステータス値を最大限に発揮出来るように、トレーニングもやろうと思ってるから、そのつもりで。あっ!? ちゃんと回復魔法を掛けてあげるから、いっぱいトレーニング出来るからね。」
マルスの言葉を聞いた四人の顔が青ざめる。
「「「「鬼!?」」」」
(人聞きの悪いことを言わないでもらいたいなぁ。)
そんなこんなで、四人を引き連れたマルスは、冒険者ギルドへと向かう。
受付にいたベルへと近付くと、ベルもマルスのことに気が付いた。
「おはようマルス君。この前は、大活躍だったみたいね。」
マルスがGクラスの依頼を、完璧にこなしたことを聞いていたベルは、マルスを褒めちぎる。
「まぁ、Gクラスの依頼ですからね。」
マルスとしては、そんな大それたことをしたつもりは無い。
「なぁ、マルス。なんでお前がGクラスの依頼なんて受けたんだ?」
クレイが、ふと思った疑問をマルスへとぶつける。
「え? 登録したてだったから、Gクラスしか受けられなかったし。」
「「「「は?」」」」
四人の声がハモる。
イリス達は、マルス程の実力者がGクラスだとは思っても見なかったのである。
「それより、今日はみんなの冒険者登録と、討伐系の依頼を受けたいんですけど。」
「なら、この用紙を書いて下さい。」
ベルは、何故かクレイにだけ用紙を手渡す。
「ん? これ婚姻届ですよね?」
クレイは、さらっと用紙を確認して、ベルへと差し戻す。
(や、やるじゃないかクレイ!? 俺は、名前書きそうになったって言うのに!)
「あっれーー、おかしいなぁ。まぁ、いいじゃないですか! 名前書いちゃって下さいよ。」
用紙が違うとバレても、ベルはめげずにクレイに署名を求める。
スパーーン!
「いったーーい!?」
「ベルさん。いい加減にしなさい!」
(この二人のコントもブレないなぁ。)
受付嬢交代で、リナがベルを別の冒険者へと押し付けた。
「お見苦しいところをお見せしました。マルス様以外の方の冒険者登録でよろしかったでしょうか。イリス様は、確か冒険者登録されていたかと思いますが?」
「はい。していますよ。」
「俺も冒険者登録してるぞ。」
「私も。」
「私もです。」
「え!? みんな登録済みだったの?」
みんなが冒険者登録していると、考えていなかったマルスの確認不足だった。
「畏まりました。討伐系を希望とのことですが、皆さまのクラスを教えていただけますか?」
クレイ、イリス、フレイヤ、ミネルヴァがCクラスだと答えると、リナの目が大きく開かれた。
「その若さで皆さまCクラスなのですね。」
この後の話で知ったことだが、最上級職業の者は無条件にCクラス認定されるそうだ。
下位クラスの雑用系依頼で時間を取らせるのは、人類にとって良くないとのことから、特別措置が取られているらしい。
実力的にも、討伐系依頼をこなし、少しレベルを上げれば、Cクラスとして十分な実力が身に付く為だ。
「俺が一番下だったのか。」
マルスは、まさか自分が一番下のクラスだったと知り、ショックを受ける。
「Cクラスが4名いらっしゃるので、Bクラスの討伐依頼も受けられますが、どうなさいますか?」
マルスは、自分が一番下のクラスなのはショックだったが、みんなのお陰でBクラスが受けられるならラッキーだと考えを改める。
より高いクラスの討伐依頼の方が、高い経験値を得られる為、効率良くレベル上げをすることが出来るからだ。
「この依頼をお願い出来ますか?」
そう言って、リナが手渡して来た依頼書に目を落とす。
『ウッドマン討伐依頼』
東の森を抜けようとした商人や冒険者が、動く木のモンスター、ウッドマンに襲われる被害が多数報告されている。
ウッドマンを見つけ次第、討伐願いたい。
襲われた者達によると、多数のウッドマンがいたとの証言がある。
(成る程なぁ。 ウッドマン1体じゃ大したことないだろうけど、複数いるって言うなら、レベル上げも出来そうだな。 道中で、他のモンスターも討伐出来そうだし。)
「分かりました。これを受けます。みんなは、ウッドマンとの戦闘経験ってある?」
「俺はあるぞ。」
「私もあります。」
「あるよ。」
「私は無いわ。」
(クレイ、フレイヤ、ミネルヴァは経験ありっと。 イリスは、無いんだな。)
「ウッドマンは、植物系のモンスターだから火が有効だ。イリスの魔法が頼りだよ。」
「分かったわ。私に任せて。」
マルスは、気合い満々なイリスに対し、火魔法がウッドマンから外れてしまうと、森に火が付いてしまうので注意する。
「だ、大丈夫よ。いざとなったら水魔法で消火するわ。」
(それは、大丈夫って言わないのでは?)
こうして、マルス達はウッドマンの目撃情報があった東の森へと向かったのだった。
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