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ダンジョンマスターの部屋

修正に時間を取られてしまい、本日も短めとなっておりますm(_ _)m

 地下20階のダンジョンボスである、デスホースを倒したことで出現した宝箱。


 マルス達は、警戒しながら宝箱の蓋を持ち上げる。


「これは?」


「綺麗な葉っぱね?」


 マルスが宝箱の中から取り出したのは、神秘的な輝きを放つ大きめの葉っぱだった。


「何の葉っぱなんだろう?」


「見たことないわね。」


「俺も知らないな。」


「私も知りません。」


「うーーん。食べ物とか?」


「「「「それは無い!」」」」


 ミネルヴァの食べ物発言に、マルス達は声を揃えて反論する。


「王都に帰ったら、薬草に詳しい人に見てもらう。」


 マルス達は、正体不明の葉っぱを手に入れた。



「まだ、ダンジョンは続くみたいだな。」


「地下20階がこの調子なら、まだ潜っても大丈夫そうね。」


「そうだな。」


 マルス達は、地下21階へと降りて行く。




 地下21階以降は、更にモンスターの強さが上がると共に、複数で出現する機会が増えたが、マルスが身に付けていた、MP消費を軽減してくれるネックレスをイリスに装備させ、広範囲魔法で殲滅していた為、それ程苦戦せずに、マルス達はダンジョンを突き進む。


 黒魔道士がいなければ、地下21階以降でモンスターと戦うのは困難な状況であったが、マルス達には黒の賢者であるイリスがいた為、問題は無かった。



(メタルカブト達の所で、レベルが大幅に上がったから、簡単にここまで来ることが出来たが、元々のレベルのままだったら、ここまで来るのは大変だったろうな。)


 マルスは、つくづくメタルカブト達が居た場所へ行くことが出来て良かったと思えた。


 そして、地下29階の階段を降り、地下30階へ到達したマルス達の前には、巨大な扉が聳え立つ。


 しかし、今までの扉とは明らかに作りが違っていた。


 巨大な扉であることは同じなのだが、明らかに豪華な作りだったのである。


「ゼウスさんに聞いたことがある。ダンジョンの最後の部屋は、今迄のところと違いがあるって。」


「と言う事は、ここがこのダンジョンの最後の部屋って事?」


「そうなるね。」


 ダンジョンマスターを倒したダンジョンは、攻略済みダンジョンと呼ばれる。


 しかし、ダンジョンマスターを倒したからと言って、ダンジョンが消滅する訳では無い。


 ダンジョンボスやダンジョンマスターは、倒してしまうと再び現れる事はないが、ダンジョンモンスターは生み出されるのだ。


 その為、攻略済みダンジョンは、ギルドでダンジョン内の情報が細かく把握されており、新人冒険者のレベル上げに活用されているのである。



「開くぞ?」

 マルス達は、ダンジョンマスターに挑む前に回復薬を用いて体調を万全に整え、扉を開くのだった。


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