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遺跡型ダンジョンへ

100話目に到達しました!!

ここまで書けたのも、日々読んでくださる皆様のお陰ですm(_ _)m

これからもよろしくお願いします(^人^)

 マルスの転移魔法により、迷いの森をショートカットしたマルス達。


 その目の前には、遺跡型ダンジョンが聳え立っていた。


「今回は、サーシャの父親と幼馴染探しを優先で。」

 マルスの言葉に、全員が頷く。


「ええ。勿論よ。」

「つっても、このダンジョンにまだ居るのか?」

「居るんじゃないのか?」

 クレイの言葉に、マルスが不安顔で尋ねる。


「ダンジョンの罠に掛かったのであれば、ダンジョンの別の階層や、特別な場所に移動した可能性が高いですね。稀にダンジョン外へ飛ばされることもあるようですが。」

「同じ罠に掛かれば良いってことね。」

 フレイヤの言葉に、ミネルヴァが付け足した。


(そういう仕様なんだな。ミネルヴァの言う通り、同じ罠に掛かれればいいんだけど。)

 そこで、マルスは罠について考える。


(人攫いの奴らは、ダンジョンに来ていた若い冒険者を狙っていたんだよな。なら、その若い冒険者達を助けに入って罠に掛かったのなら、ダンジョンに入って、それ程行かない所に罠が有ったってことなのか。)

 マルスが、自分の考えたことをイリス達に伝えた。


「成る程!」

「そうなるわね。」

「流石です。」

「やるじゃないマルス!」

 皆も、マルスの考えが正しいと肯定する。



「あ!? でも、少し疲れたところを狙うなら、流石に入って直ぐってことは無いのかな。」

「その可能性もあるわね。まぁ、それでもそこまで奥では無い筈よ。アジトまで連れて行く手間を考えればね。」

「そうだね。取り敢えず、上の階層から徹底的に調べて行こう。」

 こうして、マルス達は遺跡型ダンジョンへと足を踏み入れたのだった。



 ダンジョン内は、所々の壁に光源が埋め込まれており

 、真っ暗闇ということは無かった。


「ダンジョンの中って、こうなってるんだね。」

「私も資料では読んだことあるけど、不思議な所ね。」



 ポヨン

 ポヨン


 マルス達の目の前に、赤と青の二種類の色をしたスライムが姿を現わす。


「やっぱり、入って直ぐは、弱いモンスターなんだね。」

 スライムを瞬殺したマルス達は、その後も出現するモンスターを次々と倒して行く。


 しばらくすると、マルス達は地下へと降りる階段を見つけた。


「下に降りれそうだけど、降りるか?」

「いや、この階を全部見終わっていないから、確認してからにしよう。」

 マルス達は、下に降りる階段を発見するも、直ぐに降りることなく、未把握の場所を探しに行くのだった。



  ▽


 ここは、遺跡型ダンジョンの地下9階。


 マルス達の居る1階とは違い、ここに出現するモンスターは、強力な個体が多い。


 そんな場所に、まだ若い男女四人のパーティーと鎧に身を包んだ中年男性一人が居た。


 彼らこそ、サーシャの幼馴染のいるパーティーと父親である。


 そして、マルス達の捜している人物でもある。


「ザクスさん。僕達、ここに飛ばされてから数日経ちますよね。」

 黒髪の若い男がそう口にする。


 その顔には、疲労が色濃く出ていた。


「そうだなカール。」

 サーシャの父親であるザクスが、サーシャの幼馴染であるカールの言葉に答える。


「助け……来ないですね。」

「その内来るさ。(ここは同じダンジョン内だろうから、いずれこの階層まで辿り着く者が現れる筈だ。まぁ、ここが何階なのかも分からないがな。)」

 ザクスも、かなり疲れが溜まっているが、年長者の自分がここで疲れた顔をしていては、皆を不安にさせてしまうと、気を引き締めていた。


「私達は、ザクスさんが助けてくれたから、あの男達から逃げられたんです。感謝しています。」

 パーティー内の女性の言葉に、カールも頷いていた。


「結果的に、みんなを助け出せていないんだから、申し訳ないよ。何とか、上まで行ければいいんだが。」

 ザクスは、上を見上げながら、そう呟く。


 ザクス達も、最初はダンジョンの出口を目指そうと、行動していたのだが、この階層の敵は強く、運良く単体と遭遇したため、ザクスがカール達と協力して倒せたものの、何とか勝てたと言ったところだった。複数の敵と遭遇した場合は、ザクス一人ではカール達を守りきれないと判断し、敵が襲ってこない場所を見つけて、身体を休めていたのだ。


 だが、いつまでもここで救助を待つ訳にはいかない状況に立たされていた。


「行くしかないか。」

 ザクスは立ち上がり、カール達の顔を見回す。


「……ですよね。もう、食料がありません。」

 カールも、もうここに居ては死ぬだけだと覚悟を決める。


 そう、彼らがここで救助を待っていられない理由は、食料が尽きたからだ。


 元々カール達は、上の階層だけで引き返すつもりだった為、それ程多くの食料を持参していなかったのだ。


 ザクスは、それなりに食料を持ってはいたのだが、この人数では、数日間食いつなぐので精一杯だった。


 各々、武器の点検をして、覚悟を決める。


「みんな、俺から離れるなよ。家に帰ったら、ぐっすり眠ろうぜ。」

 ザクスは明るく振る舞い、堂々と先頭を歩き出したのだった。

ブクマ、評価、感想等いただけると、励みになります(*⁰▿⁰*)!


さて、遂に動き出したサージやカール達の運命は!?

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