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読書好きが始めるVRMMO(仮)  作者: 天 トオル
6.魔物使いの国
138/267

128.魔物使いの国

≪従魔ハーメルがレベルアップしました。≫

≪従魔エラゼムがレベルアップしました。≫

≪従魔ヌエがレベルアップしました。≫

≪従魔グリモがレベルアップしました。≫

≪従魔カレルがレベルアップしました。≫

≪テイマーのレベルが上がりました。≫

≪熟練度が一定に達したため、スキル「火魔法」がレベルアップしました。≫

≪従魔ハーメルの練度が一定に達したため、スキル「泥術」がレベルアップしました。≫

≪従魔ヌエの練度が一定に達したため、スキル「遠見」がレベルアップしました。≫

≪従魔エラゼムの練度が一定に達したため、スキル「斧術」がレベルアップしました。≫


 現在、予定通り馬車を降りた俺は道中のモンスターと戦闘しながら目的の国に向かっている。

 一緒に乗っていた女性は降りなかったので、そのまま先の国に向かったのだろう。


 メンバーのレベル上げの方は順調で、最近停滞気味だったレベル30台のメンバーもレベルアップできている。

 他のメンバーよりレベルの低いグリモとカレルはさらにレベルアップのペースが早い。


 この辺りはイニシリー王国の周辺のような草原ではない。

 裁縫の国ソウの首都カリーチよりさらに気温が低い為か、植物が少なく岩場砂場が続いていて植物が生えているところに村や町がある。

 出てくるモンスターはウルフ系、爬虫類系、それと空中からはワシのようなモンスターも襲ってくる。


 初めてワシのモンスターを見た時は、そのカッコイイ見た目から従魔に加えてもいいかなと思った。

 しかし、そんな俺の気持ちを察してか私がいれば十分だとばかりにヌエが後頭部を突いてきたりする一幕もあった。


 日が暮れてくると、出てくるモンスターがすこし変わる。

 先ほど言った種類の他にミミズクとサソリ系のモンスターが追加されるのだ。

 それらもカッコイイと思える見た目をしていたが、生態的な特徴から奇襲で来ることが多く、テイムしている余裕がなかった。


 ログアウトする時は最寄りの村や町に入ってログアウトするようにしている。

 というのもモンスターの生息領域でログアウトすると、モンスターの密集度をもとに低確率でダメージが入るのだ。

 一応、テントなどのアイテムで野営の準備をしておけばいくらか確率は下がるらしいが……。

 今回の旅のために簡易テントを用意はしているが、それでもダメージを受ける可能性は0ではないので無用な危険は避ける方針だ。


 数日村を転々としながら進んでいたが、そろそろアイテムボックスの中身がいっぱいになりそうだ。

 消費アイテムを少しずつ消費しているが、それ以上にモンスターから手に入る素材がアイテムボックスを圧迫しつつある。

 立ち寄った村々で売ってはいるが、地元の素材なのであまり量を買い取ってもらえない。

 捨てるのがもったいないとほとんどアイテムボックスに保管しているが限界が近い。


 予定ではそろそろ国境付近なので、大きめの町が見えてくるはずだ。

 そこまで行けば総合ギルドがあるはずなので、素材をマイルームの保管庫にしまって置ける。

 売ってもいいが、イトスやミーシャに装備を作ってもらう時の素材にしてもらった方がいいだろう。


「クーー」


 適度に戦闘を繰り返していると、偵察に出ていたヌエが何かを発見したようだ。

 鳴き方からして切羽詰まったものでは無かったので、モンスターを見つけたわけでは無いようだ。

 目的の町でも見つけたのだろうと思ったが、視界の先にはそれらしい痕跡は無い。

 

 ヌエの案内に従い進んでいくと、いくつかの蔓のような植物が群生している場所にやってきた。

 その蔓には雫型の緑と赤が混じった実がなっていた。

 見た目に見覚えがあった俺は1つ実を採って割ってみる。

 予想通り中には赤い果肉に沢山の種が詰まっている。


 このゲームで出てくる植物は現実に存在している物を元にしたものが多い。

 これはおそらく無花果をもとにした果物、確か名前はフィークスといったか?

 俺がファーストの図書館で本を読んでいた時も植物図鑑や食をテーマにした小説にも出てきた。


 俺が割る前からほのかに甘い匂いがしていたので、甘い物好きなヌエがつられたんだろう。

 チラリとヌエの方を見ると顔をそらしたので間違いない。

 俺はため息をつきながら、フィークスの実を採集する。

 アイテムボックスに余裕があるわけでは無いが、従魔達の食事を確保すると考えれば無駄ではない……はずだ。


 実はここで活躍するスキルを持っている。

 第1回イベントで食材確保のために植物の図鑑を読んだ時に手に入れた植物知識のスキルだ。


 植物の葉や実を採取する時には手順通りにやらなければ品質が落ちるときがある。

 品質が落ちたものは鑑定した時などにその旨が記載されて買い取り額が落ちたり、それを元に加工した物の品質が落ちるのだ。

 しかし、この植物知識を持っていれば品質が低下する確率を下げることができる。

 レベルが1なので気休め程度だろうが、ないよりはいいだろう。


 思わぬ脱線もあったがそれ以外は順調に進んでいき、ようやく国境にある街を視界にとらえることができた。

 ここまで来ると、チラホラと人の行き交いも見るようになってくる。


 門の前に少なからず列ができていたので、そこに並ぶ。

 並んでいる人たちにはテイマーが多いらしく、皆それぞれの傍らにいるモンスターをかまっていた。

 列に並んで、それほど待たず俺の入国手続きをする番になった。

 門番にギルドカードを見せると、少し眉間に皺が寄っていたが特に何か言われることも無くギルドカードは返却された。


「ギルドカードの確認は取れた。入国手続きは完了だ。魔物使いの国パラティは君を歓迎する」

 

 手続きを終えて入国した俺は、ひとまず総合ギルドまで赴きマイルームへ移動する。

 マイエリアで休んでいる従魔達には、道中で採取したフィークスを筆頭におやつやごはんになるものを出しておく。

 1人マイルームに入った俺はアイテム整理とステータスチェックを行う。



NAME「ウイング」

種族「人族」 種族特性「器用貧乏」

 HP 650 《+10》   150UP

 MP 2200 《+740》  450UP


筋力 38 《+1》    8UP

耐久力 60(+72) 《+1》 10UP

俊敏力 53(10)《+1》 12UP

知力 160《+54》   25UP

魔法力 85《+72》  25UP


※グリモのステータス補正は《 》内の数値。


戦闘職「テイマー」LV36  9UP

生産職・特殊職「司書」LV30  5UP  


SP  


戦闘スキル

「調教術LV5」1UP 「隠密LV5」1UP 「盾術LV7」2UP 「杖術LV4」NEW「指揮LV1」


魔法スキル

「闇魔法LV7」2UP「水魔法LV5」1UP 「火魔法LV5」2UP 「土魔法LV5」1UP 「光魔法LV3」1UP「風魔法LV2」「無属性魔法LV1」NEW「空間魔法LV2」NEW「付与魔法LV1」


知識スキル

「言語LV3」「読書LV8」1UP 「魔物知識LV3」 「種族知識LV2」 「医療知識LV1」 「気候知識LV2」 「迷宮知識LV4」「植物知識LV1」NEW「風土知識LV1」


生産スキル

「掃除LV7」2UP 「料理LV3」1UP


装備品


グリモ(インテリジェンスブック・リスト)

甲殻類のタワーシールド

黒司書のコート

黒の靴

司書の目録(上)

文豪のローブ

絆のペンダント


総重量 24


称号

「才能を示す者」「ナビさんのお気に入り」「用意周到」「物語の旅人」



NAME「ハーメル」   ウイングの従魔

種族「ハイドラット ♂」LV37 9UP 種族特性 「隠遁」

 HP 230  30UP

 MP 400   90UP


筋力 13    4UP

耐久力 18(+15)  5UP

俊敏力 55(+10)  10UP

知力 14      3UP

魔法力 41(+5)  11UP


 スキル

「危険察知LV7」2UP 「泥術LV8」3UP 「隠者LV7」2UP 「睡眠LV7」1UP 「逃走LV4」1UP 「迷彩LV3」2UP NEW「遠見LV2」


装備品


貝殻の杖(ネズミ用) 

忍者の上衣(ネズミ用) 

忍者の袴(ネズミ用)  

忍者の頭巾(ネズミ用) 

小さなわらじ(ネズミ用)


総重量 5



NAME「ヌエ」  ウイングの従魔 

種族「ミッドナイトクレイン ♀」LV36 9UP 種族特性「飛行」 「夜行性」

 HP 180  

 MP 500  200UP


筋力 28  3UP

耐久力 20(+2)  5UP

俊敏力 48  6UP

知力 21  5UP

魔法力 36(+5)  6UP


 スキル

「嘴術LV6」1UP 「闇魔法LV7」2UP 「迷彩LV5」1UP 「不動心LV1」 「遠見LV4」3UP NEW「咆哮LV1」


装備品


黒のスカーフ  

貝殻のペンダント 


総重量  2



NAME「エラゼム」 ウイングの従魔

種族「幽鬼」LV30 8UP 種族特性「魔法生物」「鬼気」

 HP 410   160UP

 MP 160   40UP


筋力 75(+3)  12UP

耐久力 45       

俊敏力 21  4UP

知力  10  

魔法力 21   4UP


 スキル

「斧術LV8」3UP 「刀術LV1」 「不動心LV4」 「筋力上昇LV6」1UP 「迷彩LV2」 NEW「氷魔法LV1」


装備品


鉄塊の斧 


重量 50



NAME「グリモ」  ウイングの従魔

種族「インテリジェンスブック・リスト」LV31 11UP 種族特性「魔法生物」「装備品」「学習」


 HP 10

 MP 740  330UP

筋力 1

耐久力 1

俊敏力 1

知力 54  12UP

魔法力 72  10UP

 スキル

「魔力上昇LV4」2UP 「火魔法LV5」2UP 「水魔法LV4」2UP 「土魔法LV2」「闇魔法LV3」2UP NEW「光魔法LV1」 NEW「情報LV2」



NAME「カレル」  ウイングの従魔


種族「マンダー・ランナー ♂」LV28 8UP 種族特性「両棲」「健脚」

 HP 360 80UP

 MP 590 150UP

筋力 13   3UP

耐久力 18  6UP

俊敏力 50  5UP

知力 15

魔法力 38  3UP

 スキル

「隠者LV1」 「水術LV5」3UP 「水魔法LV6」2UP 「水泳LV4」1UP 「疾走LV4」2UP NEW「運搬LV1」


 主人公のステータスを書くときは毎度不安になりますね(;^_^A

 記録しててもぬけがあるかもと、不安になります。

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