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学園屈指の死霊使い


昼休み、心地いい海風が吹き抜ける駐輪場。

木の葉同士が擦れるカサカサという音とかすかに聞こえる波の音。最高の昼食だ。


ここは昼食を取るの心地いい穴場である春には桜が咲き、夏には波の音や虫の音、秋には紅葉が。冬は流石に寒いから外では食べないが。素晴らしい場所だ。


そんな時だった。右から小石がとんでもねぇスピードで飛んできた。

「ッ! 危ねぇだろうが!だれだ!」


おかしいな、誰もいない。たしかに人の気配がしたはず……上か!


「チェック・オブ・バレット!」そういい指を銃の形にして上にかざし目標を射抜いた。


だか物体がない。「クッソ!死霊使いかよタチ悪ぃな!!」

俺の命を狙うのは死霊使い。魔族の1種。

その名の通りお化けを我が物にする。本体を倒さない限り無限に湧いてくる厄介者だ。


でもなぜ俺の命を狙う。あれは確実に死神だ。俺を殺しに来てるとしか思えない。


「まじかよ、シャレになんねぇ……」

心地いいお昼だったのに最悪だ。これから事件の始まりだな。1週間以内に本体あぶりだしてぶっ処す。手伝ってもらうかアイツに




「ま、そういう事だ。手伝ってくれよファング」


ファング。俺に次くスーパールーキーの1人。

俺らの中での順位付けで言ったら7位と俺の二つ下だけど頼れる親友だ。隻眼で左目にナ状に入ってる刀傷がイカつい野郎。


場が悪いがここで説明を入れるがこの学園では謎に順位が付けられている。多分闘争心を向上させるためだと思うけど。5位と7位って1年の中ではだいぶ上だと思うが。まぁ詳細は俺も知らない




「はぁ。めんどくせぇな、身元もわからんやつをどう見つける気だお前。

てかなんで俺なんだよ。先生とかでよくねぇか。」


「そんな事仰らずにさ、お前にしか頼めないんだよこんなこと、別に死ねと言う訳ではなくてな。お前の能力が必要なんだよ」


ファングの能力。「獣人化」普通の魔法使いでも出来んことは無いが相当魔素と体力を使う。しかも幻惑魔法だから基本的なステータスは変わらない。

だがファングは魔素も体力も使わずに獣人化ができる。理由は解明できてないが種族は人間らしいが。


もっと科学が発展したら獣人の血でも入ってるか見てもらってこいってもんよ



「とりあえずお願いしますよ神様、仏様ファング様。」こうやっておだてりゃホイホイ引き受けてくれるんだよ人間ってのは。あ、俺も人間だわ、ハハ


ファングはため息をついて「はいはい分かったよやりゃいいんだろやりゃ。」って呆れた感じで引き受けてくれた。俺たちの戦いはこれからだ






「死霊使いか。検討もつかないな。シリウス。お前なんか特徴掴んでるか?」

そう聞くファングに俺は一つだけわかっていることがあった。


それは俺が襲われる時は半径50メートル圏内に必ず建物がある。

どうやって探ったかは広範囲にごく微弱な電波飛ばして反射してきた電波をキャッチしている。そこに何故か人は入っていない。


毎回半径50メートル圏内なので相手はそこまでしか操れないのだろう。まぁ100メートルよりはマシか

まぁそんな所よ。と説明を入れる俺を横目に


「情報量少ないな。もうちょい2人で探るか」

と。探す気満々じゃんって言ってみたら

強そうなやつだからという謎の返答が来たのはあまり気にしないようにしよう。




To be continued→

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