いつもの学校
「ねえっ!ちょっと聞いてるの?」
「え?」
突然話しかけられる。
「ちゃんと聞いててよね!」
「そうだぞ!レイを怒らせるとこっちまで・・・なんでもないです。」
と、若干ツンデレ気味なのが幼馴染の宮間麗子。
んで、今麗子ににらまれているのがもう一人の幼馴染の近江秀臣。
「ごめんごめん、考え事してて。」
「ん?なんだなんだ?悩み事なら聞くぜ?」
「いいよ別に、話すようなことじゃないし。」
「ふーん。まあ、なんかあったら言えよ。」
「そろそろ話し進めてもいいですかね~!」
「ごめんレイ、どうぞ。」
少しめんどくさそうにレイは話を続ける。
「はぁ~~、もう一度言うわよ?修学旅行の資料を月曜までにまとめないといけないの!」
そうだった。僕はレイとヒデと同じ班で、月曜までに行くところの資料をまとめないといけないらしい。
「というわけで各自明日調べて日曜に早紀の家でまとめよう!」
「あ~分かった。」
なんともめんどくさい。せっかくの休日が・・・。
「んじゃ!話もまとまったし帰ろっか!」
「そうだな!」
「うん。」
「は~・・・」
家に帰ってからもあの夢のことが頭から離れない。
普通の夢と何かが違う、そんな気がしてならない。
そんなことを考えながら眠りにつく。