あとがき第一部:この作品が作られるまでの経緯
この作品は元々、たしか2001年から2004年くらいの頃に、「仲間うちで集まってゲーム作ろうぜ!」というよくあるノリで始まったものでした。
現在僕のパソコンに残っている最古のファイルを見ると、タイムスタンプが2002年3月になっていました。このファイルは、現行バージョンの設定の初期バージョンを書いたものなので、そのもうちょい前から企画が動いていたのだろうと思われます。
以下、この作品に至る経緯を、思い出せる限りで書き残しておきます。
なお、最初に書いておきますが、あんまり面白くないと思います。
あくまで、昔の仲間の活動記録を残すための文章なんで。
1)最初の企画
集まった仲間は、シナリオ担当の僕、絵描き担当(以下A)、プログラム担当(以下B)、なんかよくわからないの(以下C)の四名。
Aの当初の要望として、あまり多くの枚数は一人では書けないので、少ない枚数で広がる話を作って欲しい、というのがありました。
なので、当初考えたのは『古城の吸血鬼退治もの』。これなら、背景画像は少ない枚数の流用でよく、登場人物もめちゃくちゃ少なくてよいと思ったのが、その理由。
登場人物の初期案は四名。それぞれ、吸血鬼退治の血統の剣術少年、ワイヤー使いの少女、本来は設置式のどでかいクロスボウを担いだマッチョ、そして片腕がなくてそこに幻影の腕を魔術で生やして戦う美女。
覚えている限りでは、
・剣術少年の名前は「ライナー」。ただし一人称は僕。二重人格的に吸血鬼に追い詰められるとスイッチする。
・ワイヤー使いの少女の名前は「サリ・アスティ」。人格はいまのサリと大差なし。ただしこの頃は千手観音も偽典繰りも設定なし。左腕につけたごついワイヤー射出装置を使って、高い塔とかを登りながら三次元アクションする予定だった。
・どでかいクロスボウのマッチョの名前は「パゼット・スタージン」。人格についてはこの当時まだ設定煮詰まっておらず。余談だが、具体的に書き始めて少しした頃にタイプムーンがホロウ出して、そこに「バゼット」なる人物が出てきたことにめっちゃ焦った。
・最後の美女の名前は本当にまったく覚えてない。
という感じでした。
サンプルの戦闘描写とかを少しずつ書き始めたのですが、この頃は僕もへたくそだったので、あまり魅力的には書けなかったように思います。
途中、Bから「吸血鬼のお姫様を出して、そっちと駆け落ちするルート作ろうぜ」的なことを言われて、Aも特に否定的ではなかったので、じゃあその方向で考えるかなあ、という程度のことを考えていたのがこの頃。
しかし、結局この企画は、スケール感がちっちゃすぎてみんな楽しめないだろう、ということで全没に。
2)二番目の企画、一日目
で、いまにかなり近い形の、二番目の企画ができあがりました。記録に残っているのはここから。
スケール感出すためにキャラ増やすよ、ということにAがある程度了承してくれたので、元々あったキャラ、特にヒロインとして二人と、敵のお姫様ひとりが前企画にいたから、三人で三ルート作ろう、という話に。で、その三人にそれぞれ関係するキャラを二人付けることにして、スタージン以外は全部新しく作ったのがこのタイミング。
この時点でのヒロインは、
1)サリ(関係キャラ:シン、グラーネル)
2)リッサ(関係キャラ:サフィート、スタージン)
3)キスイ(関係キャラ:ジロロ、ドッソ)
という形でした。サリが真ヒロイン、リッサがサブヒロイン、キスイが裏ヒロインという予定。
余談をいくつか。
・なぜかこのタイミングでサリの名前が「サリ・ペスティ」に化ける。この名前はAと過去にやっていたリレー小説で出てきた剣術の達人のじいさんの名前で、一番目の企画の時にあー名前似てるなーと思っていたのが、いつの間にか混同されてしまった。
・サフィートの名前は「ザフィート」だった。
・リッサの当初の人格はエリートを鼻にかけてライを見下す嫌な奴。田舎者と言われると激怒し、左遷されたことに強いコンプレックスを抱いている。だんだんライを認めてくれる感じ。
・サフィートの当初モデルはベアルファレスってゲームのカドモンというキャラ。
・キスイはこの段階では一番目の企画を若干引きずっていて、敵になる可能性があるキャラだった。
・シンとグラーネルの関係はまったくいまと違っていて、グラーネルが悪の親玉でシンがその手先。特にシンは最初から敵キャラのつもりだった。なお、敵はこの段階では『魔物使い』と呼ばれていた。
・ライの人格はほぼ現在と一緒。
で、これならいける! と勇んで書き始めたのが、たぶんタイムスタンプから考えて2003年の1月頃?
一日目を書くまでは本当にお試しのつもりだったので、その一日目でキャラの方向性が激変したひとたちがちょいちょいいます。
まず、話を進めるために最初に笑えるシーンをと思って、ライがリッサにラッキースケベしてぶん殴られるシーンを入れたタイミングあたりで、リッサの「エリートでライを見下す」という設定は吹っ飛びました。即座にいまの人格が頭の中で組み上がり、以降そのまま。
サリのアクションについては、ワイヤーが使えるのは古城で引っかける場所があったからなので、広い大地だと無理だなあ、というところから、『周囲に何本も浮かべたナイフを足場にしてジャンプして三次元アクション』という代替案を思いつきます。これが千手観音の原型。
そして、話を転がす手数が少なすぎたため、「じゃあシンは敵側のスパイってことで味方面してこの段階で出しちゃえ」と出したのが、いまに至るシンの人格変遷の最初のスイッチ。なお、このタイミングでシンがセンエイの名前を出しているけれど、センエイの設定はこの時点でまったく、完璧に、完膚なきまでに白紙です。むしろ絵の枚数を減らしたいというAの意向から、出す気すらなかったという。
キスイとドッソはこの段階では顔見せでちらっと書いただけ。
サリのキャラがCにやたら好評だったことは覚えてます。
3)二日目、そして設定の激変
まず、とりあえずキスイのいる場所を設定して、そこに至るまでの話を書かないとなあ、ということで、二日目の構想に取りかかりました。この時点ではまだ、Aの「書く枚数多くしないで」というお願いがあったので、すごくキャラが少ない状態でした。魔人たちも、設定としてはいるけど、サリしか出さない方向でした。
二日目の前半、具体的には(4)まで、魔人の出番が極端に少ないのはそういった理由です。この頃は、設定上存在するキャラをほとんど全部モブとして処理する方法にひたすら頭を悩ませていました。
で、(3)か(4)くらいまで書き上がったあたりで、Aから衝撃の提案が。
それは「ヒロイン増やそうぜ」という提案でした。ロリキャラと、敵の女戦士みたいなのを企画として持ち込んできました。
そりゃもう大げんかですよ。僕にとってみれば、必死でキャラ少なくするために頭悩ませてたのに、なんでそっちからキャラ増やすねんっていう。しかし結局どうしようもなく、マイマイとカシルの設定がここで追加されました。
二日目のシナリオ見るとマイマイがヒロインみたいに見えるのは、そういう理由です。
で、それなら魔人たちとの会話必要だから出すよってことで、この時点で初めて、魔人連中のキャラが作られました。バグルル、コゴネル、テン、ペイ、ミーチャ、マイマイ、センエイ、ハルカ、トゥトが一斉追加。なお、この時点では「じゃあ魔人の出番は一枚絵でなんとかしよう!」というAの提案によって、かなり薄味に作っていました。
で、いまの(5)ではなく、この時点での(5)相当の部分まで書いたところでAからダメ出し。「センエイのキャラとかもっと立てていいんじゃないの? 薄いよ」
はい。この時点でぷっつんしました。具体的に言うと、絵描き側の都合を考えてキャラを増やさないという制約を、このタイミングから完全にぶっちぎるようになりました。結果としてセンエイのキャラが異様に濃くなって、他のキャラもめちゃくちゃ濃くなって、(5)以降の話が一気に賑やかになりました。
しかしまだ足りない。というのも、世界観設定として「神格」「魔術」みたいなのはおおざっぱにあったけれど、具体的な必殺技とかの設定はまったくなかったのです。主要四系統の設定とかはあるけど、たとえばセンエイがどんな魔術使えるかとか、この時点で設定なし。
で、弧竜戦で完全に煮詰まって、そこで仕方なく、昔の僕がよくやっていた奴をやることにしました。なにか?
その答えは、「二つの異なる設定の物語を同一世界観ってことにする」です。
これとはまったく無関係に、僕はいくつかのファンタジー作品の構想を持っていました。その中のひとつに、この作品と同じ世界観ということにしても問題ない作品があったので、それを流用することに。具体的に言うと、「ヴォルド・テイミアス」「レーヴァティン」はそっちの作品のヒロイン格の必殺技から流用して使わせました。
……そのヒロイン格のひとりであった「フレイア・テイミアス」がこの作品に出てくることは、この時点ではまったく計画してなかったんですけどね。
最後に、この二日目時点での僕のこの作品についての構想を書いておきます。
ヒロインが3人いるので、3つの分岐を書くことになるわけだけれども、おぼろげにキスイ編は「まったく違うルート」を取るということに決めていました。具体的に言うと、真女神転生ifのアキラルートみたいな感じ。
で、残りふたりは、「サリが死ぬかどうか」で分岐する予定でした。サリが死んだらリッサ編、死ななかったらサリ編という形。
一番短くて済む話はリッサ編なので、「とりあえずリッサ編書いてみようか」ということで次に進みます。
4)リッサ編
ふたつの物語の世界観を統一したことで、設定が莫大に増えました。この教訓として、設定が少ない状態から作った物語はどうやっても面白くならないということがわかったので、以降僕は設定を盛りに盛る派になっていきます。
さておき。
三日目から五日目は、だいたいキスイたち岩巨人族の描写の試し運転、兼、世界観を広げるための試し運転になっています。竜母を出したり、フレイアを出したり、召喚魔術の設定を盛ったり、シンの設定を作りながら裏切りフラグを立てたり、まあいろいろ。
それで、そこ以降を書くのが問題になったわけです。本格的に分岐が始まるので、どうしようか、と。
まず、分岐する地点を考える必要がありました。この頃、戦闘シーンは「ここに戦闘が入ります」だけでスキップしていたのであんまり書けていませんでしたが、それでも設定上サリは最強キャラだったので、サリが死ぬなら、それは敵に力で押されてではあり得ないという理解がありました。となると、ライが殺す展開しか思い浮かばないなあ、ということで、ライの剣の呪いが暴走してサリを殺す、という方向が、とりあえず思い浮かんでいました。
そうなると、分岐は「ライの呪いが弱まるイベントが挟まるかどうか」で決まることになります。その当時はどうも資料を見返すと「ライの剣を戦闘で使った回数」で分岐するという予定だったらしいです。ちなみに、現在の原稿にもちゃんと分岐の名残は残っていて、
・五日目(3)において、ナーガから『呪われてるんで解かないとやばいっすよ』という情報を得る。
・六日目(4)で、キスイからお祓いを受ける。
・七日目(7)で、お祓いの結果としてライがバルメイスの神剣の部分召喚に成功する。
以上のフラグ立てによって、ライがサリを殺す展開を回避する。というのが流れです。逆に言うと、これらのフラグがひとつでも折れるとサリが死にます。たとえば五日目の時点で呪いが強くなりすぎていると、ナーガがびびってしまって助言してくれず、流れが途切れてしまいます。
リッサ編では七日目にサリが捨て身で暴走するライを封印して死に、その死体を使ってグラーネルが魔王を召喚。これで一気に世界が破滅に向かいます。
で、封印されて力を失ったライのところにフレイアが刺客としてやってきて、センエイがそれに対してルチアをおびき寄せて対抗、ルチアから逃がさないようにフレイアを足止めして相打ちで死にます。いまの原稿で言うと十日目のところ。
で、バルメイスは封印されているので、十一日目のバルメイスとの死闘は丸々カット。
プロムの家に行く編、つまり十二日目から十三日目は、生き残りの魔人たちとリッサとライで、死を覚悟した行軍という悲痛な展開。このタイミングではサリが死んでいて未来予知の保証もないので、リッサもライもいまの描写よりはるかに暗いこと言ってます。
で、世界剣抜いて、神になって、聖地行って、魔王とグラーネル倒して、終わり!
というのが、リッサ編でした。
5)サリ編
このあたりからもうみんなで集まることもほとんどなくなり、僕はもう一度書いたものを意地でも無駄にしない精神で、サリ編を書いていました。
展開としては上に書いた通りのフラグ立てで、「サリの精神に入り込んで魔物を倒す」ルートが九日目に挿入されることに。そして、ここで革命的な変化が起こります。それまで、どうしてもちょっと地味目だったセンエイが、なんというか、勝手に動きました。
もうちょっと具体的に言うと、八日目(2)でセンエイが、ライに対して、えらく素直にサリを救う役目を譲っています。書いていたタイミングで、僕はなにか小さな違和感を覚えていました。センエイこんな物わかりいい奴かなあ。と思って、僕が思うセンエイだったらなにを企んでいるだろうか? ということを考えた結果、
「ライが奮闘むなしくサリを救えないところを、横から手柄かっさらう」
という展開を爆発的に思いついたのです。
この時点で『偽物』という彼女の二つ名はあったけれど、能力はそれほど煮詰まっていませんでした。が、これをやるためにはリッサの精神操作の秘儀をパクれなければならない。ので、このタイミングでセンエイは『魔術、秘儀とか関係なく相手の技をパクる天才』という設定になりました(なお、ロカンの民の設定ははるか後になってできたものです)。
そしていったん思いついたら、そりゃあ一〇八の奥義の出番ですよ。設定的にサリの精神内ならセンエイはこれを使えておかしくない。『もうひとつの作品』用に作った各種必殺技の出番じゃー! という感じで、ここからセンエイが怒濤の如く動き出します。
なお、このタイミングでは『マキノとエフのどっちがサリかはぼかしておこう』と考えていたので、いまと九日目の最後の会話がかなり違います。
で、続いてパンダ戦。これはルチア呼び出してフレイアに退散してもらうことにして、今度はサリが生きているので、代わりにバルメイスの神剣を核にグラーネルが魔王を呼び出し、そしてバルメイスが魔王従えてグラーネルをぶっ殺します。いまの本編と違って、このときのサリ編ではグラーネルはここで退場。
続いて十一日目の戦争があって、サリにぼろくそに負けたバルメイスが、腹いせに世界滅ぼしてやる! とか言い出します。で、それを察知したセンエイの導きで、ナーガの背に乗って一同聖地へ。そして図書館に行ってパルメルエからいろんな事情を聞きつつ魔王の対策をしているところに黒キスイ登場。黒キスイが『わらわとバルメイス同じようなものだからあいつこの図書館にワープして来れるよ?』とライに言った瞬間、それをこっそり聞いていたバルメイスが実行。図書館ワープして即座に聖典世界の奥へと侵攻を開始します。
しかし、その行動はセンエイに予知されていました。このルートだとセンエイとスタージン、そしてシンが共同でルチアを呼んで、ルチアの第二形態を利用して氷雪原野に移動、追ってきたルチアをバルメイスにぶつけるという流れになります。
最後は、ルチアによって足止めされたバルメイスに追いついたライがバルメイスと殴り合い。和解して、みんなの力でルチアから逃げて、魔王はバルメイスに見捨てられたことで力を失って倒されて終了。エピローグはいまの形とさほど変わりません。
6)小説化
で、マジでみんな集まる機会がほぼなくなってしまって、これもうゲーム化は無理だということになって、せめて小説にしてまとめようってなったのが、いまの「一つ前」の版。
ここで困ったのは、流れ自体ではありません。流れはまあ、上のリッサ編とサリ編くっつけて最後にせっかくだから設定使い切って世界剣まで抜いちゃうか、という方向で、なんとなくできていました。ただしこの時点でセンエイは最終的に生存する予定でした。
困ったのは、会話文。
つまり、それまでゲームのつもりで書いていたので、会話文は以下のような感じでした。
カシル「で、報酬の支払いはどうなってるんだ?」
コゴネル「ああ、いま実家に問い合わせている。ちょっと待ってくれ」
ペイ「こっちも早めに頼むぜー。あのジジイがホントに散財しやがるから。財布の管理してるこっちの身にもなれっての」
カシル「まあ、私はそれほど急がないがな」
ペイ「マジで? 心が広いなーおまえ」
コゴネル「こっちとしては助かるよ」
はい、ここから名前を消してみてください。
わかりますね。
めっちゃ読みにくい! 誰が誰だかわかんねえ!
というわけで、この作業で一番大変だったのは、会話文を普通の小説体にしたときに読みやすさを確保することでした。
二日目(5)とか、マジで死ぬほど苦労しました。だって本来の流れが、名前抜きで読めるように作られてないんだもん! 死ぬわ!
で、このタイミングで、『最後の七人の賢者』の設定を使おうと思って、でもそうするとキャラが足りんなあ、ということで作られたのが、最後の追加キャラ、ミスフィトとプチラとレイクルです。
とはいえこの小説化のタイミングでは、この三人の設定は見切り発車だったので、ぜんっぜんいまより薄味でした。逆に、グラーネルはこのあたりから、しぶとさに味が出てくるようになりましたね。
流れはいまの話とほぼ変わらず。途中、七日目の戦闘描写と、九日目の展開、それから二十四日目の最終決戦付近だけ、かなりつたない状態で書かれていましたが、それでもまあ、いまの形にほぼ近いものになっていたかなと。
で、この小説版は個人サイトに長い間置いておいたのですが、諸般の事情でそこを畳むことになり、お蔵入りになりました。
7)なろう版
はい、いまの版です。Aから『あれをしまったままにしておくのはもったいない』と助言を受けて、なろうで投稿開始。投稿に当たり、かなり大幅に手を入れました。読みやすくしたり設定をリファインするのもさることながら、戦闘を全体的に迫力出したり、あとはプチラとかレイクルのキャラを肉付けしたり。
ただ、最後、???日目の展開だけは、いじりませんでした。いや、根本的に変えようと実は思っていたんですが、見直してみたら前の展開の方が面白かったので、けっきょくほとんど手を入れなかったのです。
大幅に変えたのは、六日目(4)と七日目全体、八日目(3)と九日目全体、あと十三日目全体と、二十四日目全体かな。ライが悪党にこだわる理由を、実はこのタイミングで根本的に変えてます。以前はもうちょっとぼんやりしていて、いけてなかった。
センエイは、『もうひとつの作品』のパイロット版で、フレイアと同様に転生後の姿で出てくるので、死んでもらわないといけなくなりました。なので相打ち展開に変更。
サリとレイクルの戦いは、サリをマキナで固定することに決めたことで、展開がくっきり決まってこうなりました。
プチラとミスフィトは今回、随所で勝手にしゃべって勝手に目立った感。キャラが自分の中で固まるとすんごい勢いでしゃべり出しますね。おかげでプチラは大好きなキャラに。
シンとグラーネルの戦いは、大幅に変えたはずなのに、なんか結果としては同じところに着地した感。結局自分の中で、グラーネルはこういうものだともう確定してたのが大きいですね。
そんなわけで、いまの形に至るわけです。