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200文字小説集 vol.2

下り坂(200文字小説)

作者: 日下部良介

 風を切って坂道を駆け下りる。

 ペダルから両足を外し叫んでみる。

「やっほー!」

 瞬間、小さな子供が視界をよぎる。

「やばっ!」

 僕はブレーキを掛ける。

「あれ?」

 ブレーキが効かない!

 自転車はますます加速する。

「もうすぐ終わるよ」

 背後から声がした。

 僕の顔の横にぬっと顔を並べたのはさっきの子供だった。

「うわぁー」


「ほら、終わったよ」

 気が付くとその子が僕に微笑みかけていた。

 目の前には大破した自転車と血まみれの僕…。




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― 新着の感想 ―
[一言] ありがとうございます。 今回が感想の最後です。 幽霊の少年が、主人公の僕に言った「ほら、終わったよ」は、「キミの生命が終わったよ」だったんですね。一番の直球だったんですね。それにしても幽霊…
2016/10/02 19:38 退会済み
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[一言] またまた感想を書きますね。 私が分からないのは、幽霊の少年の一言。 「ほら、終わったよ」です。 その、何が終わったのかということです。 主人公が坂で下るのが「終わった」のか、小説が終わったと…
2016/10/02 17:51 退会済み
管理
[一言] 返信読みました。 感想をもう一度。 主人公の僕が自転車で坂道をくだっていると、幽霊の少年が現れ、僕は事故をおこして、 「ほら、終わったよ」 と言ったのは、幽霊の少年ですよね。 ラストで僕は…
2016/10/02 16:41 退会済み
管理
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