下り坂(200文字小説)
風を切って坂道を駆け下りる。
ペダルから両足を外し叫んでみる。
「やっほー!」
瞬間、小さな子供が視界をよぎる。
「やばっ!」
僕はブレーキを掛ける。
「あれ?」
ブレーキが効かない!
自転車はますます加速する。
「もうすぐ終わるよ」
背後から声がした。
僕の顔の横にぬっと顔を並べたのはさっきの子供だった。
「うわぁー」
「ほら、終わったよ」
気が付くとその子が僕に微笑みかけていた。
目の前には大破した自転車と血まみれの僕…。
風を切って坂道を駆け下りる。
ペダルから両足を外し叫んでみる。
「やっほー!」
瞬間、小さな子供が視界をよぎる。
「やばっ!」
僕はブレーキを掛ける。
「あれ?」
ブレーキが効かない!
自転車はますます加速する。
「もうすぐ終わるよ」
背後から声がした。
僕の顔の横にぬっと顔を並べたのはさっきの子供だった。
「うわぁー」
「ほら、終わったよ」
気が付くとその子が僕に微笑みかけていた。
目の前には大破した自転車と血まみれの僕…。
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