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壊れた

壊れた

何が


何かが


トラウマを恐れて記憶を奥底に封じ込めた。

でもそれじゃあ何も解決しないと、今の私なら分かる



絵を描くのが好きなのは

自分を見つめ直す事が出来るから

物語を書くのが好きなのは怖いことから一時的に避難出来るから




どちらも馬鹿馬鹿しくて

どちらも大切な事




なんども壊れた

私の中の何かが崩壊する度に、修復して

そしてまた壊れる

そうして私は作られている




気付けば心の中ではいつも謝っている


誰に

特別な人に



あの人は私の事が嫌いだ

だから私を絶対に許さないと、あんなに私を責めたんだ



けれど私は好きだった



そんなトラウマは奥に奥に封じ込めて、無かった事にした

傷つきたくなかったから



けれどそれは無意味

それでは前には進めない

今ならそれが分かるから、だから私は今、記憶の全てを取り戻す。



壊しては

また修復して

忘れては

また思い出す



この傷はいつか癒える時が来る

綺麗事なら言わない

ただ、前に進む



時には振り向きながら

後悔しながら

泥だらけにでもなりながら



私は前に行く


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