第八話‥
優花の兄、雅史は部屋で読書をしていた。雅史は内気な上、人とのコミュニケーションが大嫌いだった。だから休みの日は友達とも遊びにいかず、こうして本を読んだり、ゲームをやったりしていた。
家族もしかり、家族との会話も極力省エネを心がけていた。
「まさーーしーー!いるの?」
廊下から母の美代子が叫んでいる。
聞こえてはいるが、雅史はめんどくさくて、スルーをした。
ところが、雅史の部屋がガチャリと空いた。ここの家には鍵という物が全部屋ない。最悪だ。
「まさし!いるなら返事なさい!ちょっと買い物行ってきてくれない?お醤油切らしてて!お母さんもう料理はじめたから!うごけんのよ!頼むよ!」
無言で雅史は立ち上がり、渋々、外に出た。
雅史は外が嫌いだ、街の声や街の騒音が苦手だった。
歩いて5分の近くのコンビニに来た。
と、そこに見知った、女の子が、優花だ、妹、雅史は優花の事が嫌いだった。毎日、顔は合わすが、笑って話すが目が笑ってない。いつも何かに飢えてるようなそんな目だった。
いちおう家族だから、声だけかけようと思ったが、躊躇した。隣に男がいる。彼氏か、上下のつなぎ服、いかにも建設現場で働いてそうな男の人だ。
明らかに年齢が離れてる。優花は中学2年性だ。
優花はペットボトルの水を3本買うつもりらしい。
そういえば、子供の頃からよく、喉が乾いたと、よく水を飲む妹だった、飲んでるときの目は異様だった。
建設現場風の男はビールを3本買ってた、どこかに行くのかコレから、もしかしてパパ活か?
雅史は後をつけてみることにした。
優花と建設現場の男は、ピッタリとくっつき、歩いていた、ときより、優花は男のお尻などを、さわり歩いていた。
雅史は我が妹ながらなんて、大胆この上ないと思った、同じ環境で育ったのに何故こうも違うのだ、
やがてたどり着いたのは、この町に唯一、1つしかないラブホテルだった。
「おいおいおい!まじかよ、あんな男とヤルのか、俺だって童貞だというのに。」
と、ひとりごちだ、
雅史は思った、優花は帰りが遅くなるときがあるし、よく分からない高い買い物もある。知らぬ間に服も増えている。きっとパパ活をしてる。そう踏んだ。これは利用できるかもしれないと、雅史は思った。




