飢餓(カレスティア)
【SITIO】
内側に向けて乾いていく・・
ラテン語が刻まれた骨が軋み、
死肉と
砕けた土の匂いに変わっていく。
ああ、愛する息子よ・・
飢餓がやって来るのだ・・
【FRUGUM ACERVOS】
かつての沼地を見よ・・
あらゆる湿度が枯渇し、
貝は死に絶え、
虚しい空洞を見せ、
悶えた両生類の骨が散乱する。
かつての草原を見よ・・
飛蝗達が笑い声をあげて、
キリストの七つの言葉を呟きながら
互いの身を喰らい合う。
ああ、我が師よ・・
飢餓がやって来るのだ・・
【SUBOLES SUBSECIVA】
剥き出しの苦しみ・・
地上における痛み・・
生き残った肉だけの酒宴・・
QUIS?QUIS?QUIS?
中が空洞になっている
巨大な二枚貝が
あらゆる有機の繁栄を
吸い込んでいく。
【METET QUONIAM QUI SEMINAT
IN CARNE SUA DE CARNE ET METET CORRUPTIONEM】
EPAGŌGĒという名の
赤い蟹が墓地を這い回る・・
大地は黄色にひび割れ、
その旱魃の穴から、
腹の膨れた不吉な悪意が・・
奇妙な話し方をする者が・・
ニタリ笑いをしながら見つめる。
【GASTEROMERMIS】
私は、
乾いて死んだ昆虫の中に
悲惨を見た。
ある糸片虫による慢性的な空腹・・
内側の飢餓・・
ひぃひぃひぃ・・
コヨーテや、線虫、蝙蝠、
あらゆる墓地からの復讐・・
【QUIDAM】
凄まじい欠乏が来る!!
ヒュポネ・・・
大地のあらゆるものが時間に晒され、
殺害されるパレード。
目を瞑り、
それが過ぎ去るのを待つ間、
私は、いつも何かが砕かれる音と、
通りすがりの他者の
忍び笑いを聞く・・
ああ、神よ!!
私は疲れた・・
途方もなく大きな、
救いの無い飢えの中で・・