27
コタツと猫。湯舟とマフラー。
世間一般に"名作"として知られる書籍の数々には、共通して物語の冒頭、1文目の書き出しが非常に優れているという特徴がある。
それは例えば、これから起こりうる壮大な冒険を想起させる何か。
他者の心に強く訴え掛け、思わず感情を揺さぶられてしまうような何か。
とても衝撃的で、倒錯的で、革新的で、幻想的で‥‥見る者全てを魅了して、目を背けずにはいられない。
そして、そんな特徴はなんとも残酷なことに、この人間社会で生きる我々に対しても同様に当てはまることが多いと気付いた。
テレビでよく見かけるAという女優。
彼女は生まれながらにBという異性の幼馴染がいて、将来は結婚することを誓い合う程に親密な付き合いを続けていたそうだ。
Aはとても聡明で、容姿端麗で、しかしその立ち居振る舞いには何の嫌味もない。
きっとBも彼女のそういった所に惹かれて、将来を共にするという未来を選んだのだろう。
自宅の近くにある人気の個人レストランで、いつも穏やかな笑顔を浮かべて料理をしているCという女性。
Aと同様に既婚者である彼女もまた、20歳の頃にDという男性と結ばれたと聞いた。
しかしその道のりは決して容易なものではなく、なんとCは都度30回以上に渡ってラブレターを送り続けていたらしい。
Dは当初そんなCに対して恐怖心を抱いていたようだが、けれど他の女性と違って絶対に一線は越えず、直接話しかけることもせずにアプローチを続けた彼女に、いつしかDの方が心を動かされていった。
――あぁ、なんて素晴らしい物語だろうか。
優れた容姿を持つAも、ただ一途に清純な思いを貫いたCも、彼女達は何の疑いようもなく名作だ。
およそ大半の凡人では敵うはずもない、きっと素敵な冒頭と共に生まれてきたこの世界の主人公達だ。
本棚の隅に置かれる駄作と違って丁寧な装飾が施され、きっとどこよりも目を引く場所に置かれるのだろう。
日陰に生きることを知らず、生きることを強いられる苦労を知らず、痛みを知らず……ただ眩い栄光の中でのみ生きていくのだろう。幸せな笑顔を浮かべ続けていくのだろう。
対して、私は――
私という一個人の生き様を一冊の本にまとめた時。
その冒頭にはきっと、どんな駄作に勝るとも劣らない、なんとも滑稽で恥知らずで、そしていずれは誰の記憶にも残らない……そんな文字の羅列が残されてしまうことになるのだろう。
生きる意味を見出せず、幸福を感じる術を知らず……ただ稀に感じる仕事へのやりがいだけを頼りに生きている。そんな、空虚な女の人生を。
書き出しは、そうだな。
―――私は、持って生まれた人間だった
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「っあ、署長! おはようございます!」
早朝、大抵の社会人であれば思わず溜息を吐きたくなるような日曜日の職場。
いつもと変わらず、缶コーヒーを片手にデスクへと向かっていた私の後ろから朗らかな部下の声が聞こえてくる。
「いやぁ~、分かってはいましたけどこれでもう40連勤ですよ? どんだけ仕事が好きなんですか……」
「違う、家に居てもすることがないだけだ」
「うわぁ」
至極真面目に返答したつもりだったが、まるで珍獣を見るような目で見られてしまった。
お互いの役職を考えれば叱責されてもおかしくはない態度だが、こうして私と雑談に興じる物好きなど彼女くらいしかいない。気にせず足を進める。
「ちょっ、待ってくださいよぉ!」
「待たない」
……それに、理由はそれだけではない。
ここ最近、市内で男性が被害に遭う事件が急増している。
理由は明白。長年変わることのなかった男女比率がとうとう1:4にまで広がってしまったことが大きな要因となっているのだろう。人工授精技術を過信し過ぎていたことは否めないが、それは私達にとって大きな衝撃だった。
「あぁ、最近署内もピリついてますもんねぇ」
同じ女として犯行に至る容疑者達の焦りも全く理解できないとは言えないが、それでも。
助けてと叫ぶこともできずに怯えている男性を前にして、どうして非道な事が出来るのか。
「……」
つい先日聞いた事件の詳細を思い出し、奥歯を噛み締める。
「……署長」
「あぁ、分かっている」
感情が表に出やすい性格の私は無意識に部下を怖がらせてしまうことが多々ある。
まあそれは私の素の顔の影響が大きいのだが……それでも、日暮警察署のトップに立つ人間として、常に毅然とした姿でいなければ。
「いや違いますって! 確かに顔は怖いけど」
「……?」
「それ、鳴ってるけどいいんです?」
そう言われて胸元に入れていた公用携帯が振動していることに気が付いた。
「確かに鳴ってるな」
通信指令センターからの連絡が直接聞けるようにと用意してもらった私専用の公用携帯。110番を受ける彼女達には男性に危害が及ぶ案件で特に緊急性の高いものは私にも連絡するようにと言っている。
1分1秒を争う現場では迅速な対応こそ正義。職権乱用だと言われようが、そうすることで少しでも被害に遭う男性を減らせればと……そう思ってのことだった。
けれど、この携帯が鳴ることは極稀。
過去にあった桜花小学校不審者騒動などがまさにそうで、事件の詳細を聞くのはいつも事後になってからが常だというのに。
「どうした?」
『……あ、署長ですか』
意を決して出てみれば、どこか緊張したような声でそう返される。
緊急性の高い案件かと思っていただけに、なんだか拍子抜けしてしまったような気持ちになったが。
『いえ、その……これが署長に伝えるべき事なのかこちらでは判断ができず』
「構わない、何があった」
『はい、実は――』
――結果として
後に私は、今日この時ほど過去の自分の判断を賞賛した事はないと
そう断言することになる。
◆◆▢▢▢
「驚いた、まさか本当に少年だったとは」
「……?」
場面は戻って、ここは北条家を見下ろす小高い山の麓付近。
数十分前に110番通報した私の前には、どこかで見たことがあるような長身の女性が立っていた。
「君に聞きたいことは山程あるが、それよりも……」
「……」
「その、まずは……このまま私に質問されても大丈夫だろうか?」
「……?」
その凛とした佇まいとは裏腹にどこか不安がっているような表情の警察官さん。先程から一向に私と視線を合わせる様子もなく、いきなり意味不明な質問を投げかけてくる。
――コク
取り敢えず、断る理由もないので頷いておいた。
「そ、そうか。……そうなのか」
「……」
「……その、凄いな」
何で褒められたんだろう
「いや、こちらの問題だ。何でもない」
「……」
「そういえば、自己紹介がまだだったな。改めて、私の名前は五十嵐 蒼。ここ、日暮市にある日暮警察署の署長をやっている者だ」
「……」
えぇぇぇぇぇ! 署長なんですかあぁぁ!! なんて馬鹿みたいな反応は返さない。だって滅茶苦茶覇気みたいなオーラ出してるし……
でも絶対人選間違えてるよ。
「今回のこと、君に危害が及ぶ前に事態を解決できたことは本当に嬉しく思う。――と、同時に、いくつか注意させてほしいこともある」
「……?」
なんだろう、何か間違えたかな
「まず1つ。通報する際の声が落ち着きすぎだ」
――あぁ、成程
『実は、その……自宅近くで不審者を目撃したという少年(?)からの通報があったのですが……あまりにも落ち着いた様子で。また声が中性的だったこともあって、何か悪戯の類かと』
「――と、電話を受け取った職員がとても困惑していたんだ。何も泣き叫べとまでは言わないが、せめてもう少し緊張感を持ってほしい」
「……はい」
聞けば、ボイスチェンジャーを使って嘘の110番通報をするという馬鹿みたいな度胸試しが一昔前に流行ったことがあるらしい。ただでさえ悪戯電話の多い警察署。今回のこともただの悪戯だと勘違いされそうになっていたと……
「2つ目。いくら自宅近くとはいえ、君のような少年が1人で外を出歩くのは関心しない。ただでさえ最近は物騒な事件が多いんだ」
「……」
「今回の事は黙っておいてあげるから、次からは必ず親御さんを同伴させること」
「はい、ごめんなさい」
「よし」
まさか家に突撃してくる猪の事を話すわけにもいかないので、ここは素直に謝っておく。
それに、指摘されたことはどちらも至極当然の事。私の為を思って言いずらそうにしながらも説教をしてくれた署長さんには感謝こそすれ、余計なお世話なんて思うはずがない。
――なんだけど
「うん。まあ君のような少年も他にいないわけじゃない」
「……」
「最悪の事態になる前に通報できただけ立派だ」
「……」
何というか、この人からは私が刺激を求めて無断で外出した不良少年という風に誤解されている気がする。
「むぅ」
まあ訂正するのも面倒だし、このまま事態が収束してくれるのならそれでいいか。早く本も読みたいし。
「さて、私としてはこのままもう少し君と話していたい所だが――」
「……?」
「どうやら、あちらが先に終わってしまったようだ」
言われて私も目を向ける。
「お願い、違うの! 話を聞いて!!!」
「はいはい、話は署に戻ってからゆ~っくりと聞いてあげるから」
「私はただ一目見たかっただけなの! あの子に何かするなんて考えてもいなかった!」
「うんうん、分かってる分かってる」
「お願い信じて!」
そこにいるのはもう1人の警察官と件のストーカー。
私が署長さんに叱られている間、随分と抵抗したのだろう。
ストーカー女の髪はボロボロで、新品のようだった服も所々が破れている。
今も口では抵抗する素振りを見せているが、すでに抗う気力は残っていないようだった。
署長さん達が乗ってきたパトカーに乗せられるまであと僅かの事だろう。
一時はどうなるかと思ったが、これにて一件落着だな。あぁ良かった。
「さて、それじゃあ我々はここで―」
署長さんも同じ考えだったのだろう。最後に一度だけ私の方を振り返り、そう言って2人の下へと向かおうと――その時だった。
「――あっ!」
それまで激しく騒いでいたストーカー。
彼女は近づいてくる署長さんのその先。冷めた目で事態を眺めていた私と目が合うと、驚きで目を見開きながらもこう口にした。
「――望君!!!」
「……」
「私、胡桃です! 一柳 胡桃!!! 覚えてませんかっ?! ひまわり園のっ!!!」
「………え」
――――――――――――――――
――――――――
――――
え??????
「……」
まさかこの場でひまわり園という単語が出てくるとは思わなかった。
けれど彼女が咄嗟に出鱈目を言った可能性もあるわけで――
「朝原 双葉。ふーさんの異名は?」
「バーサーカアァァァッッ―――!!!!!」
すみません知り合いでした。
「「……」」
◇◆◇
それから少しして――
困惑のあまり固まってしまった2人と安堵のままに泣き出す一柳さんを落ち着かせて、何とか話し合いの場を設けることが出来た。
会場は勿論外。
どちらにせよ紛らわしい事をしでかした一柳さんには当然正座をさせている。
「それで、結局2人はお知り合いだったんです?」
続く沈黙に耐えられなくなったのか、まず始めに口火を切ったのは先程まで一柳さんと格闘していた警官さんだった。
署長さんと同じように長身で短髪。それでいて体型はスラッとした感じなので、隣の署長さんと並んでいる姿はまるでバレー部の先輩後輩のように映って見える。
「知り合いといっても、多分私の方は忘れられていましたが……」
「……」
忘れる忘れない以前に、そもそも私は認識すらしていなかったのだけれど。
「……うぇ?!」
「はぁ、そうだったんですねぇ」
滅茶苦茶傷ついている様子の一柳さんには申し訳ないが、本当に今でも分からない。
ただ、私が初めてひまわり園を訪れた時。
ふーさんに付き合って仕方なくおままごとをしていた私のことを扉の奥から眺めている子が何人かいたことは漠然と覚えている。
その後に起きた出来事のせいもあって、今この瞬間まですっかりと忘れてしまっていたのだけれど。
「それって知り合いじゃ「私が覚えているから知り合いです」」
至極まともな疑問を口にする警官さんをまともじゃない一柳さんが遮る。
そのまま知り合いの定義について語りだす2人の事は無視して、私はこれからの展開をどう持っていくかを考える。
「……」
正直な話、この場で改めて一柳さんをストーカーと断定したとしても私の心は痛まない。
寂しかったからという感情論をぶつけてこられたとはいえ、彼女がストーカーまがいの行為を働いたことは覆しようのない事実だし、今回の事がきっかけでまた粘着されないとも限らない。
彼女1人を牢屋に放り込む程度で事態が収まるのなら、私としてはそれでも良かったのだけれど。
「はぁ」
けれど、それでひまわり園の先生に被害が及ぶのは避けたかった。
あの施設を1人で切り盛りしていた先生。
会ったのはあの1度きりだけだったとはいえ、いらぬ風評被害で彼女の頑張りが台無しになってしまうなんて……それではあまりにも救いがない。
それだけは駄目だ。
――だから
「こ「少し、いいだろうか」」
全ては私の早とちりだったと……そう言って謝ろうとする私の言葉に被せるように、彼女は言った。
「君の言いたいことは分かっているつもりだ。私も今更ストーカーだなんだと事を荒立てるつもりはない」
それまで一言も発することなく目を閉じていた彼女。
「だから、これはただの個人的な――」
収束へと向かっていく事態を前に、ただ1人。なぜか複雑そうな顔をしていた。
「もう1度、君と2人で話がしたい」
あぁ、なぜだろうか
「それだけなんだ」
今この瞬間を逃したら、多分一生後悔することになると
「頼む」
――そう思ってしまうのは
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
――私は、持って生まれた人間だった。
幼い頃から、『1位』でいることが当たり前の人生だった。
小学校から高校と、テストで95点以下の点数を取った事がない。
生まれてこの方、テスト勉強というものを一度もしたことがないにも関わらず。
授業中、一定のリズムで話を続ける先生の説明を聞かずとも、手元に開いた教科書を眺めているだけで大抵のことは理解することが出来た。
何かを倣う事をしなくとも、その時々で自分の身体を最適に動かすことが出来た。
陸上部に所属していたクラスメイトより圧倒的に速く走ることも、初めて手に持ったバスケットボールを14m離れたリングの穴に通すことも、柔道で私よりも体格の良い相手を放り投げることも……それらは全てやろうと思えば実現可能だったことで、そのための努力をせずとも当たり前に出来たただの事実だった。
私の家庭は裕福だった。
母は多くの土地を有する地主で、家には何人もの使用人がいた。
欲しいと言ったものは何でも手に入ったし、言わずとも全てが揃っているような環境だった。
教室で毎月貰えるお小遣いの額を嘆いているクラスメイト達の会話を盗み聞いていて驚いた。彼女達はカードを使って支払をしていないらしい。
――どうしてなのか、気になった。
私が当たり前に出来ることを、していたことを、周りの人間は皆努力をして成している。努力をしても、成せないでいることがある。
そうして、観察していくうちに気が付いた。
おかしいのは彼女達ではなく、私の方だったのだと。
今まで経験してきたただの事実の数々が、それらは私という特別な人間だからこそ実現可能なものであったことを。
――さて、ここまで言えば分かるだろうか
生まれ持った才能と、恵まれ過ぎた家庭環境……そして、失敗を知らない人生。
あの時の私は、端的に言って調子に乗っていた。
勘違い、していたんだ。
ただ一つ、自分の容姿が優れないという事実を認識していたのにも関わらず。
それを補って余りある自身の才能や家柄に背中を押され、私の陰口で盛り上がるクラスメイト達の一切合切を振り切って。
『好きです、付き合ってください』
高校1年生の冬。私は意中の彼に告白をした。
可能性は、あった。
彼は男性にしては活発で、女性に対する偏見も少なく。誰に対しても分け隔てない対応を取っていた。
同じクラスになった私と目を合わせてくれることはなかったが、それでも、彼ならもしかしてと。
『ごめん、正直言って気持ち悪い』
――まあ、失敗だったが。
いや、考えてみれば当然か。
いくら人間としての能力が優れているのだとしても、自尊心の塊のような醜い女に好きだと言われて、誰が首を縦に振るというのだ。
結婚とは、将来を一生共にする相手と添い遂げること。
一緒にいて楽しいと、幸福だと思ってもらえるような女でなければ、結果はずっと変わらない。
だから、私は考えを改めた。
その時。生まれて初めて、欲しいものを得るために努力することを決めたんだ。
決めてからは、早かった。
彼の好みが短髪の女性だと知ればそうしたし、下品な女性が苦手だと聞けば必死に淑やかな淑女であろうと実践した。
これを読めば必ずモテるという胡散臭い雑誌も読み込んだし、粗暴だと思われたくなくて私の陰口を言うクラスメイトへの報復も止めた。
顔と体格だけはどうにもならなかったが、それ以外の全てを彼のために捧げたつもりだった。
『好きです、付き合ってください』
そうして、高校3年生の冬。
都度50回目の告白。
『……』
とうとう一言も発することなくその場を後にした彼の後ろ姿を見て、私は自分が特別な人間ではなかったことを悟った。
努力だけではどうにもならないことがあると知った。
漏れ出た息が白く空へと上がっていくのを虚ろな表情で眺めながら、それでも律儀に私の告白を聞いてくれた彼にありがとうと呟いた。
呟いて、それから――
「あれからずっと、考えずにはいられないんだ」
「……」
「もしも私の容姿が優れていたら、告白の結果は違ったものになっていたのではないかと」
「穏やかな表情で笑う彼の隣に……ずっと一緒に、いられたのではないかと」
「惨めだろう?」
「こんな話、誰にもしたことはなかったんだが」
「……」
「なぜだか無性に、君に聞いて欲しいと思ったんだ」
なんでだろうなぁと、優しい表情で笑う署長さんを眺めながら、私も返す言葉を探そうとするが――
「あぁ、多分……少しだけ似ていたんだな」
「……」
「君と違って、彼は私と目を合わせてくれることはなかったが」
「……」
よくある話と、そう返すには軽率で……
頭に浮かぶいくつもの慰めの言葉も、彼女の心には響かないような気がした。
「少年、私の事を可哀想だと思ったか?」
「いや、全然」
「ふっ、手厳しいな」
いや、彼女も別にそんな事を期待しているわけではないのだろう。
今もどこかスッキリとした表情で私の反応を見て笑っている。
「さて、言いたいことは終わりだ。私の昔話に付き合ってくれてありがとう」
「……」
――ただ
語るだけ語って背を向ける署長に、私も言っておきたいことはあって。
いやそもそも、話を聞いている途中から思わず嫌味かと突っ込みそうにもなっていたのだけれど。
腹が立つから、意趣返しの意味も込めて言ってみよう
「十分に、綺麗な顔だと思うけど」
……あ、ズッコケた。




