飲みに行ったらリアルなろう読者と遭遇した話し
シン仮面ライダーを見た帰りに名古屋駅近くのそういう系のバーに行ったらNERVの服を着た壮年の男性がいた。
店員は全くそれ系じゃなくて、映画の話をしてもなにそれというレベルで反応が薄かったが彼は今見てきたところだと乗ってきた。
話はいいが役者が全員大根だと批判していたので、ヒーローものの映像の演技って大体そうじゃないですかと言うと、あれはそもそも新人の役者がやるものだから、と。
だからあえてそういう演出をしてるんじゃないですかね、あの監督のやる事ですから。
なるほど一理ある。
と、彼は常連さんらしい。
劇場版のエヴァで後半の販促品で付いてきた薄い漫画を見逃したんだけどこの店に置いてあったりはしないかと店員に聞いたら、お客の筈の彼に確認したくらい。
ここには置いてないよ、と結局それはなかったのだが彼の服装、これは初号機のジャンバーでパーカーも中に着たTシャツも靴までコラボグッズで揃えている。
赤いのもあるんですかと聞くとそれは売り切れてて買えなかったそうだ。栄にある百貨店の地下一階にファングッズのお店があるなどを教えて貰った。
今はネットで買えるらしいけどログインのやり方が分からないからできない、使いこなせないからスマートフォンなんて携帯小説を読む専門になってる、というのでなろうですか? それ僕も書いてますよ。
幼馴染がエロい言葉しか喋れなくなってしまった件、って言う奴とか知りませんか、と尋ねるとそういうのは読まない、と一刀両断。
軽くショックで、でもまあ仕方ない。
異世界転移かSFか時代物しか読まない、と彼は言う。
それなら日本以外全部異世界転移って言うSFな短編も書いてるんですけどと言うと読み応えのある長編しか興味がないと返す刀。
満身創痍でじゃあどんなのがお勧めなんですかということで、彼はもともとカウンターで飲んでいて、筆者は友人とソファー席に居たのを、結局こっちに移って貰った。
彼のスマートフォンの画面には標準ブラウザのブックマークアイコンが直接ぺたぺた貼り付けてあって、それが作品ごとにたくさん、スマホのスクロール何ページ分にも渡って続いている。
なんとお客さんはログインもしてなければポイントもブックマークも、そういうシステムなんて知ったこっちゃなかったのだ。
トップランカーの有名作品からマイナーで通好みのものまで数多くの作品があったがどれひとつとして反応されることはなかったという訳。
オタクというものは根本的に一人でこっそり楽しむものであり、評価やレビューで発言する人はでしゃばりに過ぎないというのが彼の論。
でもポイントとか貰えないと出版とかもされないし誰にも見てもらえずに埋もれていっちゃうんですよ。
やり方が分からないもん。
星を押すだけなんですよ、あっ。
いいですか。
ログインは、簡単です。アカウントなんてメールアドレスいっこあれば一瞬で出来ます。
偉い人にはそれが分からんのですよ。
そういうのいいですから、なろう内でブックマークを出来ると凄い便利になりますよ。メリットしかないです、楽になります。
超かんたんですよ、2秒で出来ます。
やってみてください。
ほら、ここ押してみてください。
https://ssl.syosetu.com/useradd/mailinput/
開かなければ、アドレスバーにコピペして下さい。
そんでメールアドレス入れてください。
あなたが本当は改造人間でも宇宙人でも構いませんが、ロボットでさえなければここ☑︎して送信。エヴァは、どっちなんでしょうね分かんないです。
うんスマホのメールでもなんでもいいですから。
じゃあメールをチェックしたらなんか来てますんで、その認証URLって奴を押すとはい、おしまいです。
あとは適当に名前とパスワード入力したらいいだけです。
あっ年齢だけは気をつけてくださいね、若いとエロいの見れなくなっちゃいますよ。嘘はダメです。
無茶苦茶簡単でしょ。
じゃあ僕のこの作品に⭐︎を連打でお願いしますね。