嘆きの月とオリオンの騎士
「最後のお祈りは済ませています。怖くはありません。だから、わたしの死を、どうか苦しまないで」
大陸歴七七〇年・冬。聖教圏諸侯に聖王庁から通達が走った。
『フェアリール王国にて凶事あり。第一王女セレーネ、嘆きの力により、国王と臣下を殺す。その咎により、ベルクフリートに幽閉。聖堂騎士団に告ぐ。十二の門を開き、速やかに魔女を《調律》せよ。これは聖王の神命(しんめい)である』
どこかの世界のある時代で、一人の王女が初恋の騎士に殺される話。ヒロインとヒーローの年の差は六つです。★この作品は【カクヨム】にも載せています。
大陸歴七七〇年・冬。聖教圏諸侯に聖王庁から通達が走った。
『フェアリール王国にて凶事あり。第一王女セレーネ、嘆きの力により、国王と臣下を殺す。その咎により、ベルクフリートに幽閉。聖堂騎士団に告ぐ。十二の門を開き、速やかに魔女を《調律》せよ。これは聖王の神命(しんめい)である』
どこかの世界のある時代で、一人の王女が初恋の騎士に殺される話。ヒロインとヒーローの年の差は六つです。★この作品は【カクヨム】にも載せています。