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エリザベスの胸中

あたしはパパに手紙を書いている。

パパはあたしにマメに手紙をよこす様に求めてきた。あたしにはもうあまり興味がないと思っていたのだが違うのだろうか。

「ならなんでセントアーレスなんて所に通わせるのよ」

末子だからだろうか。女だからだろうか。悪い(サディ)(ズム)があるからだろうか。

あたしの頭の中を悪いイメージがグルグルした。

「そもそも我がアードラースヘルム家はさかのぼれば勇者タケルのパーティーのメンバーの直系なのよ。それがこんな底辺貴族の巣窟にいるなんて許されるはずないわ」

本来あたしが通うべきなのはフォルニア王区のセントフォルニア校なのに!

そう考えたらストレスが溜まってきた。しかしここにいい感じに暴行できる召使いやメイドはいない。その事がさらにあたしの筆を進まなくさせた。

今日はセントアーレス入学式の日だった。あたしは他の底辺()貴族()共に格の違いを見せつけるため何人かシめた。思い出して少し気分が良くなる。

「フフフ・・・・・・顔の皮を剥がしてやった時の周囲の反応は心地良かったわね。これでもうこの学校の支配者は誰か皆理解したでしょうね」

手紙を書くのも忘れてあたしはこれからの学校生活を考えた。あたしがこの学校の支配者。誰もがあたしの顔色を窺いながら過ごす。あたしはその中から何人か選んで痛みつける。

「う~んいい学校生活になりそう」

あたしはペンを持ちながら伸びをした。しかし今日起きたことをそのまま書くのはいかがなものか。パパはあたしの悪癖(サディズム)をよしとしないだろう。

「さて・・・・・・どうしたものかしら」

そうしてあたしは筆の進まない手紙を前に夜更かしをするのだった。


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