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入学式

俺の名前はエリク・ホール。ここダニ州の貴族養成学校セントアーレス学校の生徒だ。

この学校では主に教養や社交マナーを二年かけて学ぶ事となっているが実際は貴族のお見合い会場になっている。といってもここに通うのは爵位の低い貴族ばかりなのだが。

「まあいい俺の新しい門出だ。盛大にいこう!」

今日はそんなセントアーレスに入学する日勇者(タケル)暦百二十年新芽の月十四日マンディス。

俺は寮の自分の部屋のカーテンをあけた。窓からは朝日がまぶしく入ってくる。ここ(セントアーレス)に入る生徒のほとんどは寮に前泊している。今日ある入学式のために。

おそらくただ一人を除いて・・・・・・

「ふふふっ・・・・・・エリザベス・スノー・ダニ・アードラースヘルム、ここダニ州の領主の末子。ぜひお近づきになりたいものだ」

我がホール家は生活魔法の専門家で元は商家だった家だ。それが最近になって父上が男爵の地位を手に入れてきた。父上曰く「爵位を(しち)に入れて金を返せないとは・・・・・・ギャンブルとは怖いな・・・・・・」だそうだ。

だがホール家は今まで商家だったため付き合いのある貴族は限られていた。セントアーレスに入るのも一苦労だったくらいだ。

「これを機にぜひアードラースヘルム様に取り入っていろいろ便宜を図ってもらうぞ」

俺は意気揚々と寝間着から学校の制服に着替えて自分の部屋を後にした。



年終わりの月(12月)

年初めの月(1月)

凍てつく月(2月)

雪解けの月(3月)

新芽の月(4月)

うららかの月(5月)

恵みの月(6月)

暑さの始まりの月(7月)

陽光の月(8月)

翳りゆく陽射しの月(9月)

紅葉の月(10月)

落ち葉の月(11月)


ジュピディス(木曜日)

ライディス(金曜日)

サタディス(土曜日)

ホリディス(日曜日)

マンディス(月曜日)

マズディス(火曜日)

キュリディス(水曜日)


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