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すぽっとライトが光る  作者: karina
7/40

再会、最高

「えっ?あれ?ヒカリちゃん?ちょ、え!嬉しい。ヤバい」

まじか!きた!

「佐田・・シュン君?だよね?あれ?ビデオアプリ触ってたら、またここにたどり着いちゃった。ごめん」

「えっ!全然良い。いや、むしろ会いたかった。今から喋らね?つーかラインとかSNSやってねーの?ID教えてよ」

「えっ?あぁ、ごめん。私、SNSやってないんだー。SNSデトックス実践中で・・。あっこのアプリは・・ビデオ電話だからSNSじゃ無いでしょ?」


SNSデトックス。

やってる子初めて会ったかも。

SNSを、ある期間、断つっていうやつだ。テレビとかネットで観たことある。

それをすることによって、他人と自分を比較することが無くなったりと、いろんな理由で精神が安定したりするらしい。

「えっ?ガチ?ガチでやってる人、初めて会ったわ」

「ごめんね。でもほら、このアプリで連絡取れるじゃん」

嬉しそうにヒカリは言った。

可愛いなぁ。やっぱ。

「じゃ、メアドか携帯の番号、一応教えてくんね?アプリの誤作動が、いつ修正されるかわかんねーし」

「うん。いいよ。番号でいい?090-****-****」

「おけ。サンキュ」

俺は必死でヒカリの電話番号をスマホのメモに入れる。

人の番号なんてプライベートで聞いたのいつぶりだろ・・?

基本SNSで足りるからなんか逆に新鮮。

「なんかアプリ開くと、シュン君のところにくるようになってるみたい・・」

「訳わかんないよね。でもいいや。また、こうして会えたし」

それから俺とヒカリは今観てる、ネットフリックスのドラマの話や、好きな音楽の話、好きなユーチューバーや好きな漫画の話しなどで盛り上がった。好きなものがびっくりするくらい、俺とヒカリは一致した。

そんな感じで話が盛り上がって、ふと時間をみたらAM3:36 になっていた。

「つか、ヒカリちゃん、眠くね?大丈夫?もう三時だけど。いつも何時まで起きてんの?」

「えっ!もうそんな時間なんだ。最近寝付けなくて・・。今の時間くらいまで起きてる時があるの」

「あっ、わかる。俺もそんな感じ」

「そろそろ寝ようかな」

「うん。なんか俺も眠くなってきた。えーっと次はいつ会える?この画面上だけど・・。

ヒカリちゃんの都合が良い時で大丈夫だから」

いや、ほんとは毎日でも会いたい。

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