12_猛攻
≪少し離れている間に、大変なことになっているようだな≫
カゼキリは、レイブとフンヌが対峙し、巨獣たち三体がいる目の前の状況に思わず驚きながら、落ち着いた声で言います。
「お母さん、大丈夫。薬持ってきたよ。これで、治療できると思う」
クスカは、母親のナズナに、懐に入れていた治療薬を出すと、言いました。
「ありがとう、クスカ。助かったわ」
ナズナは、クスカから治療薬を受け取り、感謝の言葉を述べました。
≪まだ、安心するのは、早そうだぞ。巨獣たち三体は、正直、やばすぎるだろ≫
カゼキリやクスカたちが、来たものの、状況は、依然として深刻です。巨獣は、村の人々の恐怖や不安の感情を瘴気に変え、傷口を瞬時に再生できることができてしまうのです。カゼキリの攻撃で、切り落とした巨獣の腕も、すでに再生し、元通りになっています。
巨獣たちは、標的を変え、次は、レイブたちに近づき襲いかかります。レイブだけでなく、フンヌも、標的になっています。
剣を交えていた二人ですが、巨獣が襲いかかろうとするこの状況にさすがに、お互い戦うことを止めます。
巨獣2体が、刃物を片手に、凄まじい勢いでフンヌとレイブのもとに駆け出します。
巨大な刃物を食らえば、一撃であの世にいってしまいます。巨獣たちは、それぞれ二人の動きを注意深く見ながら、的確に、刃物を振ってきました。刃物を振った勢いで、風が生じ、吹きつけます。
あ、危ない。なんて、速度と威力じゃ。この巨獣たちは、通常の巨獣よりもはるかに強い。
レイブは、紙一重のところで、しゃがみこみ、巨獣の強烈な横振りをかわします。ですが、攻撃は一回にとどまらず、横振りによる攻撃の次は、縦振りによる攻撃が、瞬時に、レイブを襲います。
「くっ、次から次に攻撃してくる」
レイブは、目にも止まらない早業で、巨獣の腕を切り落とし攻撃を防ぎました。巨大な刃物とともに、切断された腕が、激しい音を立てて地面に落下します。
フンヌにも、巨獣が襲いかかり、周りの建物を巻き込みながら刃物を振り回しています。
「邪魔な巨獣たちだ。レイブとの戦いに、水をさすな!!!」
フンヌもまた、巨獣の攻撃をかわし、無事だったのですが。運の悪いことに、巨獣の攻撃で周りの建物が、崩壊した際に、落下してきたレンガに、巻き込まれてしまいます。
ま、まさか。レンガが、落下してくるとは......。
フンヌにレンガが落下していく様子を見て、レイブは、慌てた様子で叫びます。
「フンヌ、危ない!!!レンガが上から落ちてくるぞ!!!」
すみません、次回の投稿は未定になります。しばらく、期間を空けて、投稿する予定です。




