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魔王ノ聖剣ーRebirth'sー  作者: 東雲一
偽ソラ編
54/75

04_殺気

 カラドは、聖剣ボルグにありったけの魔力を注ぎ込み、ボルグの力を最大限に発揮します。そして、聖剣ボルグが、まばゆい光を纏った直後、甲高い金属音とともに、火花を散らしながら、ソラの重い一撃を弾き返します。ソラの圧倒的な力に屈せず、見事に、カラドが打ち勝った瞬間です。


《カラド、今だ、いけえええ!!》


 思わず、カゼキリは思わず、声を出します。カゼキリの一言に後押しされ、カラドは気を緩めることなく、剣を弾かれ隙ができたソラに向かって、素早く剣を大気を切り裂きながら振ります。


 ソラは、カラドの動きから剣の振りを予測し、すれすれのところで、回避し、後ろに、距離をとります。やはり、一筋縄では、いきません。


 距離を取ったソラですが、直後、殺意の込もった目で、睨み付けます。ソラが放つ刺々しい強烈な殺気に、その場にいた者全員が、戦慄を覚えます。


「逃げろ.....クスカ.....」


 カラドは、まっすぐソラの様子を見ながら、クスカに言います。彼の声を聞いた時、クスカは、カラドが、どこか遠くの方に行ってしまうような感覚に陥りました。もう二度と会えなくなるのではないかと思えるほどの予感です。


「私も戦う。逃げるなんてできない」

 

「駄目だ......逃げろ」


「でも......」


「いいから、はやく逃げろ!」

 

 カラドの力強い叫び声が響いた直後、クスカは、レイブに、手を引っ張られます。


「おじいちゃん、どうして。みんなで協力すれば、倒せるかも......」


 ふと、クスカは、レイブの手を見てみると、状況の深刻さを瞬時に理解しました。レイブの手は震えていたのです。元は剣神と呼ばれたレイブが震えている。ソラの放つ殺気から、相手の実力差を感じとっていました。


《じいさん、それだけヤバい敵なのか!?》


次話は、9月10日に投稿予定です!

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