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魔王ノ聖剣ーRebirth'sー  作者: 東雲一
クスカ追憶編
22/75

02_ゴブリン

 ゴブリンたちに、見つかり、食べられてしまうのではないかという恐怖で、自ずと手と足が震えて、心臓が狂ったように鼓動しています。


 緊張で震えた足では、その場を動くことは、できません。なんとか、呼吸を整え、気配を消して、クスカは木陰にとどまることにしました。まわりは、草むらで、ゴブリンたちの視界を遮っています。


 恐る恐る、草むらから、声が聞こえた方を見てみると、凶暴そうなゴブリンが辺りをクスカを見つけだそうと周辺を見渡しています。


 いる。やっぱり、ゴブリンだわ。でも、おかしい。草むらから、見えるのは、一体だけ......。


 そう思った直後、クスカの後ろから、ゴブリンの声がします。


「みーつけた。メスの人間だ。いかにも、美味しそうな体つきをしている」 


 慌てて、クスカは、後ろを振り返ると、そこには凶悪な表情を浮かべ、口から汚いよだれを垂らしたゴブリンの姿がありました。やはり、鼻のいいゴブリンに見つかってしまいました。


 クスカは、恐怖のあまり、腰を抜かして、立ち上がることができません。


「おい、いたぞ、人間だ。メスのな、お前も来い」


 クスカの目の前にいるゴブリンは、もう一体のゴブリンに声をかけます。


「そこにいたのか、人間。いい飯にありつけさそうだ」


 そう言って、もう一体のゴブリンも、徐々にクスカに近づいてきます。


 どうしよう、どうしよう、どうしよう。


 クスカの頭のなかはこの危機的な状況に、パンク寸前です。体の震えは止まらず、今にも働きすぎて停止してしまうのではないかと疑ってしまうくらい心臓の鼓動が乱れます。


 クスカは、学校に教わった通り、懐から杖を取り出し、魔法を使います。


【ロエモ】ー炎


 呪文を唱えると、杖の先端に、赤い魔力が次第に集まっていき、小さな炎が生成されます。杖を振り、生成された炎を投げつけ、ゴブリンの顔面に炸裂します。


次話は、6月26日に投稿予定です!ゴブリンに、クスカの魔法が炸裂しますが、どうなることやら。

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