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腹黒やんちゃシスコンとの遭遇



思い返せばありとあらゆるパーティーでやらかしてきた。

淑女の嗜みの一つ、そして、舞踏会で男性から注目度が最も高まるところ!

それはダンス!

どんなドブスだろうが、身分が低かろうが、家にお金がなかろうが、ダンスの優雅さで男性の興味は変わっていく。

まあ、普通身分の低い者や貧乏貴族にはダンスの先生を雇うのも難しいから大して上手くない子がほとんどなんだけど。

ヘンリエッタの身分であれはやばい。

興味が高くても無様なダンスを踊れば興味の度数は一気にゼロ。

下手したらマイナスになる。

お高くとまっておきながらダンスがド下手だなんてドン引きされても文句言えない。

そんなの偽物のマリアンヌ姫を見れば一目瞭然。

…そして、ヘンリエッタはこれまで誕生日パーティーなどで男性と踊る機会があると十中八九相手の足を踏む!

見るに耐えない謎ステップに、途中から独自の振り付けを加え相手を困惑させる。

無論、曲なんて聞いてない。

極め付けは最後のドヤ顔。

そして自信満々に「あなたはわたくしの感性に付いてこれなかったようですわね! おーっほっほっほっほっ!」………トドメを刺す。

これを最初のパーティー…誕生日でやらかし、婚約者候補として呼ばれた男の子たちは総じてドン引き。

進んでいたはずの婚約話を一掃し、アミューリア学園でゼロからの門出となったのである。

そりゃアンジュも様付けで呼ばなくなるわよ…。


「ヘンリエッタ様…ついにあの独創的なダンスを封印されますのね!」

「ええ。あれでは婚約者がいつまでも見つからないものね…」

「ティ、ティナは、ヘンリエッタ様のあの独創的なダンス…好きでした、けど…」

「ありがとう、ティナ…けれど今はリエラフィース家の跡取りとして婚約者を確保しなければならないの。…ティナ、わたくしと一緒に婚約者探しがんばりましょうね」

「は、はい!」

「お2人とも頑張ってくださいませ!」


……ちなみにクロエは婚約者が既にいる。

逆ハーの話題に戻るけれど、クロエには婚約者が2人おり、ノース区の伯爵家の三男と子爵家の次男と結婚する予定だ。

これ聞いた時はびっくりしたー、一妻多夫が本当に当たり前なんだもん。

まあ、クロエの家は北の最北端…大きな食糧庫を預かる、ベックフォード公爵家の次に権威を持つパフス侯爵家。

弟が生まれたばかりで幼いためクロエが家を継ぐ予定で、最北端…ガチンコ寒い地域なのでよく豪雪で人が死ぬらしい。

いや、シャレではなく。

なので後継の確保の為と、男手が欲しいのとでノース区の地位の高い家の女性はほぼ一妻多夫が当たり前…なんだって。

女性が安全な場所で確実に子供を育てる方式を採用してる、って言われてしまうと豪雪地帯マジ怖って納得してしまう。

わたし、出身は千葉であんまり雪降らないところだったけど……水守くんは東北だったから雪の苦労話をよくしていた。

セントラルもそれなりに雪深いけど、これよりすごいってもう想像が出来ない。

子作りとかどうするのかしら…。

でも、友達の性事情って聞きたくない…。


「…………。そう。でも、またいつでもいらしてね。歓迎しますわ、同志よ…!」

「アンミシェル様! ありがとうございます! また必ず…!」




この世界で同志ともに出会えた事を心より感謝しますティターニア様!









「…………とはいえダンスの先生は今日居ないわよね…」

「そうですわね。自主練習を行うにしても、せめて男性のリーダーがいらっしゃらないと…」

「ティ、ティナたちは男性のパート…踊れませんもの、ね…」


うーん、今日は諦めようかしら?

…いや、思い立ったが吉日。

それに、あまり放置して良いものでもない。


「あ」


廊下を歩いていると窓の外に大きな建物が見えた。

図書館だ。

校舎の中にも図書室はあるけれど、図書館が別棟で建てられておりあちらはより専門的な書籍が納められている。

スティーブン、アルトん、ミケーレ、ルークたそは勉強で知識を上げる必要があり、図書室で知識の数値が上がらなくなるとこちらに来ないといけないのよ。

図書室より利用する人が少ないので、休日デートにはもってこいのスポットなのだ!


………ま、当て馬出オチ令嬢ヘンリエッタには関係ないけどね…。



「図書館に行ってみましょう。図書室は休日使えませんものね」

「成る程、あちらでダンスに関する書籍を探しますのね?」

「ええ、理論的に一度自分のダンスと比べてみるのもいいと思うの」

「す、すごいですヘンリエッタ様…!」


それにほら。

…もしかしたらアルトんとかルークたそに会えたりなんかしちゃったりするかもじゃない…?

な、生を、間近で見たい…!

な、なーんて…!

ふ、ふふ!

おっとよだれが…。



という感じで心を躍らせながらるんらるんら図書館に移動する。

ウフフフフフ…ルークたそは使用人の仕事でいないかもしれないけどアルトんならいる可能性は高い!

あの本の虫のツンデレ変人は確か南側の閲覧席に!


「では手分けして探しましょうか」

「え⁉︎ あ、あら、お2人はご自分の読みたいものを読んでいて構いませんわよ…!」

「え、で、でも…」

「せっかく図書館にきたのだもの、自分の専攻する分野で知識を深められた方がいいわ。アミューリア学園とはそういう場所でしょう?」

「ヘンリエッタ様…なんとお優しい…。ありがとうございます。では、そうさせていただきますわ。あ、ですが、ヘンリエッタ様がお好きそうな本も見かけたらお呼びしますわね」

「ありがとう、クロエ」


いやいやいやいや、2人についてこられたらまったりアルトんの観察ができなくなるよ!

……正確には…1人でアルトんで身悶えたい。

人が居るとあのアサシンメイドに何かしらの経由ではしたない姿がバレるかもしれない…!

そうなったら、監禁…!

無理無理無理!

でもアルトんを間近で見てみたい!

この間は一番遠いところで本に隠れてたんだもん!

そんでうっかり話しかけたりなんかして…い、いや〜、それはさすがに無理かもしれないけどね〜!

でも、眺めるくらいタダでしょ〜?


と、いうわけで南側の閲覧席へGO!



「…………」



ドキドキ。

高鳴る鼓動を抑えつつ、本棚の間からこっそり…。


「…………あれ…」


いない。

……ちえー…期待が大きかっただけに残念。

…まあ、みこたそじゃあるめぇし簡単には出会えないか〜…。

仕方ない、諦めてダンスの本探そ。


「…………」


あれ、でもこの辺りは歴史かぁ。

女神の歴史…世界の歴史…ウェンディールの歴史…戦争の歴史…………。

あ、ねぇ、待って…そういえばこの世界って『フィリシティ・カラー』の世界なのよね?

…ということは…わたしの知らない『フィリシティ・カラー』の設定とか、ここに詰まってるの…⁉︎

ひゃあああ! なにそれ素敵!

こ、公式すっ飛ばしてものすごい攻略本の宝庫…⁉︎


「…っ」


いや、そ、そうじゃなくて!

……『ティターニアの悪戯』についても何か分かるかも…。

さすがに一冊くらい関連するものはあるでしょう。

ヘンリエッタの知識にも割と曖昧なことしかないし、もう少し詳しいことがわかれば……自分に起きたことが分かるかもしれない。

そうよ、これはなあなあにしてる場合じゃなかったわ。

ヴィンセント、レオハール、エディン、アルトん、ハミュたそ、ルークたそげへへ、とかやってる場合じゃなかった。


「えーと…」


でもなにで調べたら良いのかな?

ジャンルとしては女神?

女神系のジャンルは…うげ、宗教、生活、国の歴史、戦争の歴史…に、女神学…なによ女神学って!

めちゃくちゃ幅広!

うー、そ、そうかー、この国は女神信仰で日常生活にも女神が関わってる…ってアルトんルートで長々説明されたもんなー。

『ティターニアの悪戯』はそれほど有名な話ではないみたいだし…。

アルトんは宗教学…いわゆる女神信仰に関しての知識が豊富。

…下心抜きでめちゃくちゃ話を聞いてみたい。

『ティターニアの悪戯』についても何か知ってるかもしれないし。


「あ」


三段上の方に『ティターニア』という題名の本!

あれ! あれにもしかして!


「あ」

「え」


こつ。

と、左手の小指が誰かの右手とぶつかった。

隣に人が?

全然気づかなかった!


「ごめんなさ…」

「いえ、こちらこそ」

「…………っ⁉︎」


にっこり。

爽やかな笑顔の好青年がそこには立っていた。

そう、誰が見ても好青年な笑顔。

でも、わたしは知っている。

ゲームで散々騙されたもの、この笑顔に!

これは…圧倒的営業スマイル!


「あ…」

「えっと、なかなか渋い本を読まれるんですね、どうぞ」

「え…?」


はい、と本棚から引っ張り出して差し出されたのは『戦後〜王家誕生日秘話〜』なる書物。

ち、ちがーう!

これはこれで気になるから借りてこう。

でもこれじゃなーい!


「あ、す、すみません。その上の…」

「え? これ、ですか?」

「そうです」

「ではそちらの本は…」

「あ、いえ、これはこれで面白そうなので大丈夫です」

「え…」


意外そうな表情。

…しかし、まさかこんなところでエンカウントするなんて…!


ケリー・リース!

ローナの義弟で、メイン攻略キャラの1人!


人気そのものはメイン攻略キャラの中では4位。

クレイに追い抜かれ、エディンの略奪愛ルートよりは人気を保っているってところね。

でも、トゥルーエンドはレオハールのトゥルーエンドに劣らない人気を誇る。

無理ないわ、あれは色んな意味で泣く。

そしてヴォイスは人気モデルの『神野栄治こうのえいじ』!

人気モデルで、元アイドル。

テレビにも出るけど声優は初めて。

なんとヴィンセント役の時代劇王子『鶴城一晴』は生粋の…というか相当ガチ勢の『神野栄治』ファンで、高校の同級生で友人同士でしかもプライベートも一緒に遊ぶことの多い仲良し!

この2人のせいでナマモノにまで手を出しかけたのは思い出だわ…。

中でも外でもごちそうさまです!

キャラ設定はありきたりなやや地味系紳士だが、中身は相当腹黒く尚且つシスコン。

紳士の皮を被ったやんちゃ坊主で悪戯が大好き。

マーシャ以外の2人のヒロインは親しくなるとケリーの様々な悪戯に悩まされる。

…ちなみにマーシャは常日頃からからかわれ、弄られまくっているのでギャップもクソもない。

それはそれで良い…。

個人的にはマーシャでケリールートをやるのがおススメ。

ケリマシャ良いよ! オススメだよ!

誰かわたしとケリマシャについて語ろうぜ!


「ありがとうございます、助かりましたわ」


って、違う違う。

ちゃんと本を取ってもらったんだからまずはお礼でしょ。

こちらも負けないよう精一杯の笑顔を向ける。


「いえ…。ええと、確か…」

「! …失礼いたしました。ヘンリエッタ・リエラフィースですわ」

「ああ、やはりそうでしたか。ケリー・リースです。義姉が『料理専攻』でお世話になっております」


にっこり。

…うん、怖い。

義姉のローナの専攻科クラスメイトまでばっちりチェック済みかい…!

こ、怖! シスコンコワァ…!

ゲーム内でもたまに狂気すら感じるシスコンだったけど…リアルはより怖い…!

いや、ケリー嫌いじゃないよ?

嫌いじゃないけどさぁ…!


「こちらこそ。ローナ様には先日、わたくしが休んでいた間の授業の内容が書かれたノートを貸していただけて…大変助かりましたの。改めてお礼をしなければと思っておりましたのよ…ほほほ」


わたしは無害です!

ローナに対して、わたしは無害ですアピールしておかなきゃ!

ケリーはローナに関してとにかくガチ!

マーシャとメグでプレイすると、そのヤバさが次第に露呈していく!

まあ、マーシャでプレイすると一緒になってローナの悪口言ってるご令嬢を成敗するイベントがあるんだけど…あれはヤバイよ。

見てるこっちとしては「ざまぁ」にスカッとしたりもするけど…いざそれが我が身に降り懸からんとするならば…わ、笑えない!


……ん?

そういえば…そうね、ヘンリエッタ以外にもそういう出オチのモブ令嬢がいた、わね?

えーと、ケリールートで成敗されるモブのご令嬢…………あ…アリエナだわ。

確かフルネームは…………。


「そうですか…義姉も喜びます。あの、それとは別にヘンリエッタ様にずっとお伺いしたい事が…」

「え? はい? なんでしょう?」

「義姉の噂なのですが、ご存知ですか?」

「噂…」


…………って、アレですよね?

男をたぶらかしている。

男を侍らせている。

レオハール王子に迫っている。

婚約破棄しておきながらエディンを弄んでいる。

ヴィンセントとケリーは言いなり。

…などの彼女を貶める系の噂ですよね…?

あ…あー……。


「そう、ですわね。耳にはいたしますわ」


…わたしは言ってませんよ!

アピールしておかないと!

つ、潰される…!

ケリーは義姉ローナに関してガチ勢。

もしローナの悪口を吹聴して回っていると思われたら何をされるかわからない!

一応同じ領主の家同士、父同士も仲はいいけど…。

いえ、だからこそリース家の跡取りであるケリーに嫌われたり、ケリーを敵に回すわけにはいかないわ…!

ケリーはメイン攻略キャラの中ではレオハール並みの『戦略』を誇るキャラ。

『戦略』のみに関しての高さならスティーブン、アルト、レオハールに次ぐ4番目!

そう、全キャラ中で4番目なのよ!

敵に回すのは絶対に、ヤバイ…!

耳にはしますけど吹聴はしませんアピールしないと…ええと、だから…これだけじゃ弱いから…!


「根も葉もない噂を皆面白おかしく尾ひれを付けて…。全く、貴族ともあろう者たちがみっともないことですわ」


…こ、このくらい言えばわたし言ってないって信じてもらえるかな…?

くっ、遠目から眺めて愛でてる分には良かったけど…話をするとなるとめちゃくちゃ頭使う!

内容が内容なだけに!


「…ええ、そうなんです。義姉の立場上、あの様な残念な噂が広まるのは仕方ないのかもしれないのですが」


…え?

なにこれ揺さぶりかけてきてない⁉︎

こ、怖…この15歳こっわ!

悲しげな表情だけど眼はこちらの一挙一動を逃さず観察している。

ウワアアアアァ…!

マジ、1秒も気が抜けない!

なにこれ、アンジュの尋問並みにきついー!


「そ、そんなことはないと思いますわ。ローナ様はこの国で一番力をお持ちの伯爵家のご令嬢…。レオハール様やエディン様と親しいのも、スティーブン様やライナス様と仲良くされるのも自然なことですわ。なにより、みなさん同じクラスなのですし」


ここは噂を全否定しておくべき、だと思う!

そもそもケリーを敵に回したくない。

メイン攻略キャラだし、イケメンだし、怖いし。

ここはローナを全力でフォローよ!


「…そう仰って頂ける方が義姉の側に1人でもいて下さるのなら安心です。どうか今後も義姉を宜しくお願いします」

「こ、こちらこそ!」


…………の、乗り切った?


「ああ、ついでに…もし今後も義姉の(つまらない)噂が増える様でしたら(出所を消しておきたいので)、色々お話し聞かせてください」

「…あ………え、ええと…は、はい…わ、ワタクシデヨロシケレバ…」

「ありがとうございます! いやぁ、頼りになる優しいお姉さまの知り合いが出来て嬉しいです!」

「マ、マア…ホホホホホ…」

「では、失礼致します」

「ハ、ハイ…失礼シマス、ワ…………」



…………。


………………。


……………………。



ドサ!


…ケリーの姿が完全に見えなくなり、本棚の隙間から姿が消えたのを確認すると…膝から力が抜けた。

本を2冊抱えたまま天井を仰ぎ見る。

……め、メチャクチャ怖ェェ…!

副音声聴こえたよ…、今!

ゲームやってなかったら聴こえなかったのかな。

ケ、ケリー・リースマジヤベェ…!

目が全然、優しくない!

ゲーム中でみこたそに優しく微笑んでいたケリーは幻⁉︎


「…………」


ま、まあ、わたしは『星降りの夜』に当て馬にされる出オチ令嬢であってケリールートで成敗されるアリエナさんじゃあないからこれ以上ケリーに関わらなければ潰されたりしないはずよね。

…腰抜けて立てないけど…。

それに、ケリールートで成敗されるアリエナさんが登場するのって確かヒロインがマーシャとメグの場合だし。

まだあの2人がヒロインと決まったわけじゃないし。

そもそもまだみこたそ召喚されてもいないし。

………アリエナさんかぁ…なんか親近感湧くわ〜…。

成敗される運命なのには同情を禁じ得ないけれど…同じモブ同士…。

いや、仲良くなりたいけど仲良くなるとケリーに成敗された彼女に足を引っ張られかねないから全力回避の方向で…。

でも、うん?

アリエナ…って、確か…フルネーム………アリエナ・オークランド…。


「っ」


ル、ルークたその実家!

っげ、そ、そーだ!

ミケーレルートとルークたそルートのラスボスゴヴェス・オークランドの娘だ!

ゴヴェス・オークランドはマリアンヌ姫派の貴族で、リエラフィース家と同じセントラルの領地を預かる領主家系!

…そ、その娘がローナの悪口を吹聴して回っていたとなると……しゅ、修羅場確実…。



「…………………」



…ま!

わたしには関係ないわよね!

同じモブ令嬢同士、骨は拾ってやるわ…アリエナさん! 多分ね!





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