1-4 どおっていことないさ
わたくしテロリスト一一は敵国の官僚腰梨バザムを暗殺するため相棒リンリン・李院・凛鈴・リンリリンリ・李院・輪鱗(リンリン・リイン・リンリン・リンリリンリ・リイン・リンリン)とともに世を過ごした(といっても子供のいない川の字だが)のち早朝から武器を持ってツバメビルに向かっていた。作戦名はヒュピー・・・ではなくハイパースワロー作戦である。
監視カメラや衛星カメラが発達してしまった今カメラに写らずに都会を横切れる道、それは下水道ぐらいか。わたくしと李院はウエットスーツを装着しつつわたくしが地図を読みながら下水を進む。とりあえず暑苦しい。
「坊や、一つ気になることがあるわ。」
「何ですか?」(少年の次は坊やか・・・)
「あなた実はホモ?(この言葉は公の場では使ってはいけない、同性愛者の正式名称はゲイである)それよも二次派?」
「何をいきなり、自分は年上のお姉さん派ですが。二次は半分ほど認めますが。」
「まあ、昔は和国でも女の支給があったのにどうしてあなたがDTなのかと疑問を持ってね。」
「・・・それはですね・・・」
ああ、またしても昔話だ。(第一話中の昔話はこれでおしまい、次回はちゃんと現在形の話をやります)あれはわたくしがまだ一人奈ラブカ上司を知らなかったときのこと。どうも、多国籍企業だのブラック企業だのが好きになれなかったわたくしは家を飛び出して社会主義の和国に息農業で生計を立てようと考えていたものの気がついたら兵士になっていた。指導部とやらから届いた手紙によると二年で兵役終了と書かれていたものの国がぶっつぶれてくれたおかげで今でも兵役が終わらないのだ。
まあ、話を戻そう。兵役最初の二ヶ月。丸太のような手足をした教官にしごかれたたかれ基礎体力と格闘を鍛えられた。例の丸太教官はいつものように叫ぶ。
「戦場では忍耐と根性の強きものが勝つ!!」
バカヤロー何年前の話だよ。忍耐と根性はないよりはあったほうがいい。だが、やはり今の戦争は火力、機動性、数、補給である。とにかく最初の二ヶ月は地獄そのものであった。
そんな地獄の中からわたくしと同僚数人を救い出したのが一人奈上司であった。わたくしたちを丸太教官の班から引き抜いて小隊を組んだのだ。わたくしたちはそこでちゃんとした銃を使った訓練をしてついに実戦の時が来た。いやーやっぱり一人奈上司は違うぜ、なんとわたくしたち十一人のために前々夜に売春婦十一人を確保してくれたのだ。(拉致ではなくラブカが金を払って確保)
だが、事件が起きた。十一人の中に処女が一人いたのだ。とたんに爆発する同僚たち。十一人中七人がその処女と寝たいと主張したのである。七人は話し合いを始めるが話がつくはずがない。結果ケンカ・・・いやっすさまじき魂のぶつけ合いが勃発した。末期症状だこいつら・・・
「ゾ~~~」
李院め!おまえもか!!散々人をバカにしやがって。
そんなもん見てらんないわたくしはトボトボとその場を去る。だが、その時わたくしと同じようにケンカにうんざりしてその場を離れた男三人と女四人は意気投合してカケトランプを開始していてわたくしも入れてもらった。
その日はなぜか調子が良く売春婦の一人から金を巻き上げまくったのだ。わたくしが十勝くらいしたときか。その女はブチぎれてビンタ、とび蹴り、電気アンマ、挙句の果てにはわたくしの顔にテキーラをぶっかけてどっかに行ってしまった。こうして夜は終わり次の夜には戦場へ行くことになったのだ。幸い私は生きて帰ってこれた。ついでにいうと夜に女から巻き上げた金は今も使い切っていない。なぜなら使う機会が少なかったからだ。
「といったところで三番目の角を右に真っ直ぐ行ったら着きます。」
目的のマンホールを見つけたわたくしと李院はウエットスーツを脱いでからこそこそと地上に出るのであった。(二人が下水の臭いをどうしたかは思いつかなかった、そこのとこは読者の皆さんの想像にお任せします)
「ところで私の質問は?」
「単に声をかける勇気がないだけですよ。」