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3-1 鉄の塊対肉の塊

 わたくし彼女イナイ歴=歳のテロリスト一一カズハジメは今は壊滅状態にある社会主義国(この言い方は適切ではなぃかも)和国の指導部の命令を受けた。それは和国の旧領土を奪還するから戦力になってほしいとのことであった。まあ実際戦力となるのは相棒の右目盲目左目の視力もほとんど0であるけど他の四感が敏感でかつ人の心臓の鼓動を感知できる右目に眼帯をした狙撃手リンリン・李院・凛鈴・リンリリンリ・李院・輪鱗(リンリン・リイン・リンリン・リンリリンリ・リイン・リンリン)であるが。

 最近のわたくしの周辺の動向を放すとわたくしと李院は満小隊と共に敵国真日本自由国の将軍山田コンヤガを暗殺した後全員が脱出に成功後合流。(ここらへんは尺の都合でカット)これは後で知ったことだが山田が暗殺されてからすぐに旧和国は声明を発表。真自のテロに対する脆弱さを指摘。さらには和国は再び領土を取り返すために信自に宣戦布告。満小隊と合流したわたくしたちはそのまま領土脱却作戦に合流。ああ、あともう一度だけ一人奈ラブカさんに会いたかった。写真くらいもらっとけばよかった。(本当は会わす予定であったがここも尺の都合でカット)

 なんて能天気なことをいつまで考えていられるのだろうか。今わたくしはとある旧和国の勢力が及んでいたことのある空爆されて人のいなくなった町にいる。こう見えても今は戦闘中である。わたくしたちの仕事は敵を罠だらけの場所に誘って戦力をそぐことである。そのために李院は自分の近くを通りかかる敵兵や偵察用ドローン(李院は耳がいいためローター音を利用して狙撃する)を片っ端から狙撃していく。死体や残骸は敵を誘うための餌となるわけである。

 細かい説明をすると李院が敵に感づきわたくしが望遠鏡で対象を識別、わたくしがGOサインを出すと彼女は引き金を引き対象を攻撃。満ショダイ、山恵ナナ、ジャック帰満二世新万はすぐに死体や残骸を慌てたようなしぐさで片付ける。これは演技である。なぜならもし敵がこの様子を衛星カメラ化何かで見ていればわたくしたちの周りに何か大切なものがあるかもしれないと考えるかもしれないからだ。現在李院は弾を十三発消費して死体を八つ、残骸を三つ作製済みであった。

 バリッバリッ

 「ヘイユーうるさいわよ。」

 「あっ悪い、なあ李院水だけじゃなくて間食獲れば?」

 「いいわ、食べると眠くなるから、それとそろそろ本番ね。」

 彼女は狙撃用ライフルにロックをかけると対戦車ライフルを組み立て始める。わたくしはショダイに無線で敵が近づいてきたことを李院が察したことをことを伝えてから罠を起動させるために無線のスイッチを確認してからベルトで自らの腰に巻き付ける。それから今自分の隠れている建物から出る準備を進める。敵との戦闘に入ったら少しずつ移動をしながら攻撃をしてかく乱させる予定である。五分後戦車三台が来た。李院はわたくしに戦車の型式を聞きわたくしは七十七式改(2077年製の架空の戦車の改良版、自衛隊の戦車のネーミングh西暦の下二ケタから取ると答える。

 「なら通るわね。」

 カチッ・・・ドン!・・・バンッ!!(李院が引き金を引いてから弾が着弾するまでに時間差あり)

 「李院ちょっとどこ狙ってんだよ。」

 「気にしないで。」

 李院はでたらめな方向に対戦車ライフルを撃つ。次に銃口を戦車に向ける。すると彼女は銃を撃って反動で後ろに10㎝流されてから10㎝前に出てまた銃を撃ってという行動を三回繰り返す。すると三台あった戦車のうち一つが黒い煙を上げだす。さすが李院だ。さっきのでたらめな一発目は多分弾の弾道を調べるためだったのであろう。(地球上には重力が存在するため遠くに物体を飛ばすとそのうち物体は下に落ちる、その落ちるタイミングは銃弾のお初速度によって変わるため李院はそれを調べた)だが、ほっとはしていられない。一台を戦闘不能にできてもまだ二台残っている。二台はすぐに自分のいるであろう方向に攻撃をしてくるはずである。李院とわたくしは建物の裏から外に出ると罠のうちの一つの閃光弾と偽装移動体温デコイ(架空の道具、カイロ等で人の体温程度に温められた人形で敵の温度センサーを欺いて自分の仲間の人数を多く見せるときに使われる)を無線によって起動させる。

 次の瞬間閃光弾が起動すると同時に戦車の砲撃音が響く。自分がさっきまでいた建物は日地の巣となり(2-4にもあったようにハジメにはこの様子は見えていない)辺りは煙くなる。

 「おいケツ上げろ!」

 「ハッハイ!?」

 わたくしは閃光弾を起動させる直前に(時間的には四行前の出来事)うつ伏せになって目を手のひらで覆い口を開いて(戦争体験者の証言を元に考えられたシーン、目玉や内臓が飛び出すことを防いでいる)いたが李院の命令を聞いた。閃光と戦車の砲撃音がなくなると目を開いて状況を確認する。李院はわたくしの腹と地面の間の隙間に頭を埋めていた。コノヤローわたくしの体で頭を守る気だったんだな。

 ドン!ガラガラ・・・キィ~

 この音から察するにショダイたちがわたくしたちが武器を用意するための時間を稼ぐために戦闘を始めたと見た。李院と私は予備の武器を隠した建物に向かう。李院のやつ戦車のいないわたくしの左側を走っていやがる。まあ、今回の作戦は李院なしには成り立たないからな。やっぱり人の命の重さは違うもんだな。人に重さを決められたくはないが。

 わたくしたちは何とか予備の武器を隠した建物に入り込む。李院は対戦車ライフルを組み立ててから弾を装填し終えるとわたくしにRPG(対戦車兵器の一つ、まあロケット弾を撃つための銃と思って)を持つように言う。

 「いったいどうして?」

 「このライフルさっきのやつよりも安物で飛距離短いわ。」

 「それで自分に敵をおびき出してほしいと?」

 「うんうん。」

 ちっよく人にそう軽く死にに行けなんて言えるもんだな。わたくしはRPGのと替え玉を二つ持つと一瞬防弾チョッキを脱ごうかどうか迷う。確かにこれは真自の鹵獲品(敵から接収したもの)だから信用できるであろう。しかし、いくらピストルの弾を防げたとしても最新鋭のライフル、ましてや戦車の砲弾などは防げないであろう。と思った時李院は「伏せろ!」と叫ぶ。わたくしが地面に伏せたと同時に爆発音が引いびく。

 ドンッ!パラパラ・・・パリーン!ガッシャン!

 敵戦車は対人地雷を踏みべリングや鉄くぎが周囲にばらまかれる。(周りにいる人に傷を負わせるために爆弾が爆発した際に発生する爆風によって鉄くぎ等を飛ばす)この程度じゃ戦車は壊れない。おかげでわたくしは学んだ。自ら仕掛けた罠にやられないためには防弾チョッキを着ておく必要があると。

 わたくしは十秒後に建物お裏から外に出ると物陰に隠れながら戦車に向かっていく。わたくしが射程距離まで戦車に近づくと二台ともバレルは自分とは反対の方向に向いていた。銅やらショダイたちがそれなりに敵を引き付けてくれたようだ。わたくしは早速RPGを構えてよく狙いをつける。その時片方の戦車のハッチが開く。どうやらわたくしの存在に気づいて狙撃を狙ったようだ。だが、わたくしは開いたハッチから人が出てきて銃を構えている間にRPGの引き金を引く。

 バシュッ!ドッガーン!!

 あっラッキー♡ハッチが開いていたおかげで戦車は大破。万歳万歳・・・って人殺しして(七十七式改は多分四人乗りだろう)喜ぶって・・・堕ちたな・・・わたくし。なんてこと言ってられない。わたくしは閃光弾を投げると慌てて逃げる。戦車はまだ一台残っていた。この一台は李院に片づけてもらうか。だが、わたくしの夢は砕かれた。あろうことか戦車は李院の隠れる建物に砲撃したのである。温度センサーは健在か。わたくしは叫びたかった。しかし、今は我慢することにした。今わたくしが取り乱せば自分はともかく仲間の動きを見だすことになるから。

短い間だったがいろいろあったな・・・李院・・・今ならお前さんの名前一回もかまずに言えるんだぜ戦争終わったらお前さんの目になってやろうとも・・・あー一人奈さんに申し訳ない・・・じゃなかった!戦争戦争!!

 わたくしは物陰に隠れながらRPGの弾を装填すると頭の中で作戦を練る。確か近くに対戦車地雷が埋まっていたはずだ。よし、まずはRPGで挑発(いくらRPGが対戦車兵器であろうとも戦車も日々技術の進歩によって対戦車兵器に対する耐性を高めつつある、ついでに李院が使った対戦車ライフルは七十七式改なら遠くからでも装甲を抜くことができるものの最新型相手だと近距離じゃないと聞かない、それとこれは後付設定であるが李院が使った対戦車ライフルの弾は特殊な振動で装甲を抜くことにしておく)それから地雷でキャタピラを破壊後ショダイたちと集中攻撃。よし、行動開始。わたくしは駆け出して戦車の真正面にRPGをぶっ放すと一目散に後ろに走りながら最後の弾を装填。ついて来いクズ鉄。

 ドン!

 これって対戦車兵器の音か?ってことはショダイたちがわたくしを助けるために・・・っておい待て!わたくしはこっちに敵をおびき寄せようとしているのにあっち行っちゃうじゃん。案の定戦車の砲身は自分とは反対の方向に向く。

 パシュッ!

 戦車は自らの真上に何かラグビーボールのような物体を飛ばす。退陣兵器か?わたくしが急いで近くの建物の中に窓から侵入して伏せると同時に例の物体は大量のベアリングを周りにばらまく。李院がいない今戦車を撃破する手段は地雷か三百m離れた建物に隠した対戦車ライフルくらいか。

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