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私は戦い続けるの
どうして裕二と仲良くなってしまったんだろう、どうしてアタシは……。
そんなことを、後悔するようになっていた。でもそんなの、関係ないよな。頑張って裕二と同じ学校に来たことも、ましてや裕二と仲良くなったことなんて……。
「夏鈴、ボーっとしてるぞ? 大丈夫かよ」
部活終わりアタシがトボトボ歩いていると、裕二が柱の陰から出てきて話しかけて来た。しかしアタシは、いつものようにリアクションする気分でもなかった。
「殺したことも告白したことも、俺が悪いとは思ってる。だけど夏鈴、俺はお前の気持ちを知りたかった」