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貴方と運命を
「しかし、戦いたくはないですよね…。」
「そう、だな。それは、俺も、悲しい。」
仲間だった人と、敵として戦うなんて。そんなの嫌だ！
「でも俺は、ヨシノに、天下を、見せてやりたい。だから、敵なら、戦う。」
ファルがこんなに喋るなんて、ゲームでも案外本気になれるもんだよな。そうそれは、アタシみたいなバカに限らないことなんだな。
「…分かりました。ファルさん、出陣です。戦争の覚悟と準備が出来たら、私のところまで来て下さい。」
決意を決めたとでも言うように、ヨシノが言った。アタシにはその姿が、凄くカッコ良く見えた…。
