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「ねぇ、しってる?頑固じーさんの柿の話」

「知ってる。朝、男子が取ったって言ってたよ」


私の学年では有名な話。

通学路にある頑固じーさんの柿。

一昔前の高い塀の家に、大きな大きな柿の木がある。


その柿が抜群に美味しいという話だ。

今朝もクラスの男子が柿の話をしているのを聞いた。


スーパーに売っている柿とは違い、もっと甘くてとにかく美味しいらしい。

でもその家に住んでいるおじいさんがとても恐い人で、捕まったら最後、泣いても泣いても許してもらえず、家にまで来て怒鳴り散らすらしい。


私は今日、その柿の実をこっそり、取ろうと思っている。

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