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世界にダンジョンができたせいでセミリタイアに失敗した男、冒険者になって無双  作者: 椎名 富比路
第三章 FIRE失敗民、違法ダンジョンをぶっ壊す

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第22話 装備更新

 ロニを連れて、装備品を見に行く。


「ミツルは、どうしたい?」

  

「レザーアーマーから、金属ヨロイにチェンジしておきたい」


 戦士職だからな。頻繁に、前に出る必要がある。

 ロニに向かってくる攻撃も、防がなければ。


『ではワタクシが、ミツルさんのお古を装備させていただきます』


「うむ。それで頼む」


 オレは【ビースト・レザーアーマー】を、キナ子に渡す。革のヨロイといっても、魔獣が素材だ。防御力は申し分ないだろう。


「こんにちは」


「おう、いらっしゃいませー」


 地球のギルドとは違うドワーフが、店に座っていた。こちらは、女性だ。


「どうしようかな」


 ドワーフは、地球側にもいる。こちらを利用していいものかどうか。


 その旨を話すと、ドワーフ少女は「問題ない」と返してきた。


「鍛冶屋のレベルは、地球でも共有されるぞー。つまり地球でドワーフに頼んだ行動は、オイラにも更新されていくんだぞー」


 つまり、同じドワーフを相手にしていると思っていいのか。


 だとしたら、どちらを利用しても同じだろう。


 見たところ、展示している装備品も、地球と似たようなものだ。


「どれにするー?」


「実は、素材を持ってきたんだ。これで、一着作ってもらいたい」


「おやすいごよー。でも市販品より、ちょっと強くなる程度よー。それでもいーい?」


 市販品の装備に、魔力を付与するのだという。


「それで頼む」


「おけまるー。【スケルトンの骨粉】、【歪んだ角】、【銅を飲んだスライムの雫】で、おーし」


 オレが素材を渡すと、ドワーフはその場で装備を作ってくれた。市販のヨロイをバラして、素材を砕いて混ぜ合わせているのか。

 で、またヨロイの形に戻す。


「ほいよー」


「めちゃ早!」


 あっという間に、装備ができあがった。


 市販の金属製胸当てが、青色に光る。


「【聖なる鉄の胸当て】に、変化させてみたぞー」


 各種属性魔法に対する耐性が、三〇%ほど上がった。

 物理防御力は、今まで使っていたレザーアーマーの二.五倍に。


 腕と足装備も、鉄製のものに変える。


 他にもキナ子に譲った【ビースト・レーザーアーマー】を、【ビーストレザー・サーコート】にしてもらった。上半身だけではなく、下半身もすっぽりと防御する。


「こっちは、装備してはダメだよな?」


 オレは試しに、【ボーンメイル】という防具を見せた。いかにも禍々しくて、触りたくもない。


「ダメー」


 少女ドワーフは、腕でバッテンを作った。


「潰して特殊効果だけ取り出しても、ロクな効果はもらえないぞー」


 素材としても、NGか。だったら、換金確定だな。

 

 換金したら、結構な金額となった。


 ギルドでの報酬なども含めて、相当なカネを手に入れたわけだが。


「ロニ、欲しいアイテムがあったら言ってくれ。お近づきの印に、装備品を更新しよう」


「悪いよ。みんなで使おう」


「みんなは、お前さんも含まれるんだぞ。遠慮しなくていい」


 オレがいうと、ロニはコクリとうなずく。


「じゃあ、この【マジカルコート】を」


 ロニは、オレンジ色のコートを指差す。


「まいどありー」


 ロニは、マジカルコートという外套を手に入れた。


 これなら全身を防御できるだけではなく、体の線も隠せる。


 あくまでも、ロニは男装しているという体だ。


 他にも、フードの認識阻害レベルも、上げてもらう。他にも、【隠密】の効果を付与してもらった。


「似合ってるぞ、ロニ」


「ありがとう。じゃ、武器も見せて」


 まだ、金は余っている。使えるだけ、使ってしまおう。


「いいの?」


『経費は、あらかじめ差し引いてあります。遠慮なさらず』


「わかった。じゃあ、オフハンドを」


 オフハンドとは、利き腕ではない方の腕をいう。

 そこに装備をつけることによって、魔法の効果を上げたり盾で攻撃を防いだりするのだ。


「これにする」


 ロニは、【水晶の短剣】というナイフを買う。

 これは、刺突などの殺傷武器ではない。水晶の刃によって、魔法の威力を上げるのだ。

 アタッカーなロニらしい、武器である。


 オレも、武器を更新しよう。


 まず、杖があまりにも弱い。初期杖だったもんな。

 魔法のお試し期間は、終了と。


「強めの杖はないか?」


「店売りなんて、こんなもんだぞー」


 どの杖も、威力はまあまあという感じである。特に尖った性能はない。

 片手杖にするか、両手杖にするか。


 よし。片手杖で、オフハンドは盾持ちにする。

 

 盾で魔法防御を高めて、片手杖で攻撃をするか。オレの魔法は、補助メインだもんな。


 一番強いラウンドシールドを、手に入れた。これをさらに強化する。


「ファイアソードも、素材さえあったら強化できるぞー」


「頼む」


「えーっと【果実スライムの素】、【スケルトンの瞳】、【ボルケーノベアのアバラ骨】、でトンテンカーン」


 ファイアソードレベルが、レベル二にまで上がった。


「ありがとう。助かったよ」


「またおいでー。潰せば、再び素材になるからなー」


 錬金術師のスキルを習得すれば、自分で加工ができるらしい。


 しかし、そこまでする必要はないだろう。


 エンジョイ勢ならともかく、今のオレたちは、違法ダンジョン建設を狙う盗賊団を追っている。

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