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”私が思う「アート」っていうのは、多分この「作品自体」じゃない”

 ”アートってなんですか?”


 ”ははは、ナチュラルに難しいことを聞くね。

 ……なんて答えればいいんだろう”


 ”エリカと違って言語化が苦手なんだよね……

 美大じゃ教えてくれなかったしね”


(中略)


 ”この絵を見てどう思う”


 ”え……えーと……

 考えられませんね”


 ”作者が何を考えて作ったなんて当なくていい。

 感想に答えはないから何でもいいんだ。

 例えば何に見える?”


 ”オムライス”


 ”ははは、いいね”


 ”エリカも似たようなことを言ってたな。

 もっと自由に喋っていいよ”


 ”んー、なんか黄色と赤がぐるぐるしてて……かわいいです”


 ”それ!”


 ”私が思う「アート」っていうのは、多分この「作品自体」じゃない”


 ”作品と鑑賞者の「間」。

 ここに生まれるものなんだ」


 ”作者と鑑賞者が作品を通じ「感情」や「意味」を生み出す。

 その営み自体が「アート」何となく私はそう思ってる」


「アート」という言葉を「創作」に置き換えてもこれは通じる気がします。


 まあ、エンタメだと作者が何を考えて作ったなんか考えなくていいってことにはならないんですが、ラノベなどの場合は作者が生んだ作品に対して読者が”かわいい””格好いい””てぇてえ”とか”エモい”とか”楽しい””面白い”あるいは”理由はわからないけどなんとなく読みたくなる””目新しさがなくてつまらない”なども含めてどう感じるかということまで含めてが創作なのかなと。



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― 新着の感想 ―
これも惜しいですね、とくに文学に於いては。 》”私が思う「アート」っていうのは、多分この「作品自体」じゃない” 》”作品と鑑賞者の「間」。ここに生まれるものなんだ」 そうではなく『鑑賞者に何を思わ…
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