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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

コトリバコを使った落書き

異世界に召喚された勇者が現代の知識で〜と言うものが多い中、都市伝説とかを扱ったものがないような気がしたので書き殴った作品です

プロット状態なのでいつも以上に読みづらくすみません

一応勇者は現代から召喚されています。

で、魔王側にも召喚もしくは転生した現代人の何某かがいるといった感じです

神官が勇者に近郊の村で起きた怪事件への調査動向を求める

快く引き受けた勇者は魔法使い戦士も引き連れて村へ向かう

村に近づくに連れて各々悪しき気配を感じる

事件の概要を聞く


村で1人の少年が亡くなったのを皮切りに多くの村民が亡くなった

元冒険者の村民が独自に調査したが原因は分からず王都への救援要請となった

魔王軍の勢力とは王国を挟んで反対方向であるが

王国を挟み撃ちにする作戦の可能性もある為

勇者パーティに調査の依頼が降りた


勇者一行が村に着くとそこには死の気配が薄く立ち込めており

神官、魔法使いが体調を崩した為、

村から離れた場所に野営を行う

勇者、戦士が調査を行う

事前の情報では亡くなった村人は女と子供だけであったが数名男性も亡くなっていた

生き残った村人達も事態の異常性に参っていた

村人の死体を確認すると内臓が内側から腐っており

どれも苦悶に満ちた表情で亡くなっていた

勇者ここで何か思い出しそうになるが思い出せず初日の調査は終了となった


2日目

魔法使いの体調は神官の祝福により回復するが焼け石に水であり

村の近くにいると危険だと判断し両名は一旦王都へ離脱

祝福がある程度の効果を見せた為何某かの呪いの可能性が高い為合わせて王都の大神殿に救援要請

戦士は村の生き残りを指揮し一旦隣村近くへ避難を開始

勇者、呪物を特定する為村人より聞き出した事件の最初の発生現場を捜索する

合わせて戦士の避難の手伝いも行なっている為難航


3日目

王都から兵士の増員が到着、村人の避難が着々と進む

増員が途中神官達とすれ違い馬を渡した為

明日には大神殿からの応援要員が来るとのこと

勇者、戦士は呪物捜索に専念

事件の最初の現場と思しき場所を特定

勇者、濃密な死の気配を感じ捜索を断念

神官同伴での捜索を予定


4日目

神官が神官団を連れて合流

魔法使いは大神殿にて回復したとの報告

神官を伴い現場へ直行

念入りな祝福にも関わらず濃密な闇の気配

現場の家屋を開けると少年の死体とその手元には木製の寄木細工のような箱があった

そこで勇者、自分の世界のコトリバコの都市伝説を思い出す

圧倒的な死の気配に一旦離脱

勇者、コトリバコの都市伝説を説明する

戦士は鼻で笑うが神官は話の所々に反応しブツブツと何か考え出す

神官と神官団の協議の末、原因はコトリバコで間違いないと結論付ける

作成者は現時点では不明だが勇者の言う作成方法とこの世界の闇の魔力が混じり相当に強力な呪物になっていると推察

明日大規模な祝福を行い勇者の聖剣にて破壊を計画


5日目

朝から儀式を行い昼には儀式の効果は最大となる為それに合わせて破壊作戦が決行となった

神官団のサポートにより最大の輝きになった聖剣を片手に勇者が家に乗り込み箱に剣を振り下ろした

すると目に見えない何かに剣は弾かれ勇者も衝撃で家の外へ吹き飛ばされてしまった

すぐ体制を整えもう一度向かおうとすると家の中から死んでいたはずの少年が箱を両手に抱えて出てきた

それは虚な目をしており気味の悪い笑い声を上げながら箱を空高く掲げた

すると箱から濃密な瘴気が溢れあたり一帯を包み込めた

神官の祝福と勇者が聖剣を振り回すことによりすぐに晴れたが少年のいたはずのそこには4本腕の奇怪な化け物が先程以上に気味の悪い笑い声をあげながら立っていた

勇者一行は臨戦体制をすぐに取り勇者が聖剣で斬りかかる

戦いはまるで魔王の四天王との戦いを彷彿とさせられるほどのものであった

魔法使い不在の魔法による攻撃や牽制がない為なお苦戦を強いられていた

一進一退の攻防の末勇者の聖剣にてトドメを刺した

この世のものとも思えない断末魔をあげ魔物は倒れると肉が闇になり霧散しそこにはゴブリンシャーマンの死骸と空になった木箱のみが残った

夕方になろうとする空は昨日までとはうって違って闇の気配が消え去り美しい夕日が沈もうとしていた


後日談

村の証言と亡くなった子供の数からあの少年はゴブリンシャーマンのーが化けていたものと推察された

事件の始まりは村で遊んでいた子供達にゴブリンシャーマンの化けた少年が近づきコトリバコによる感染拡大

村の中央付近の家でゴブリンシャーマンが死んだふりを行いそこからさらに呪いが拡散したと思われる

ゴブリンシャーマンの能力に擬態はない為コトリバコにより与えられた能力であると推察される

また製造方法から察するにあの少年の姿はコトリバコを作った際に犠牲になった子供の姿であると推察される

また最後の強化もコトリバコの能力であると思われる

ゴブリンシャーマンが起こした事件だけに魔王側の攻撃ではあるが何故あの村なのか、また攻撃の方法が異質すぎる為不可解な点が多い


???サイド

箱は壊されましたか

不敵に笑うその存在は面白そうに水晶を見つめる

その部屋には空の箱がいくつも置かれていた

箱などいくらでも作れますが…

シホウであの力…

もっと強いハコを作れば…

狂気に満ちた笑いをその存在はあげる

そこには勇者達が感じた死の気配を何倍、それ以上に圧縮したような空気が漂っていた

もし最後まで読んでくれた方がいらっしゃいましたらありがとうございます


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