あの女
こんばんは、藤ヶ谷 秋子です。
今回は、詩に挑戦してみました。散歩中にふと思いついたものなので、支離滅裂かもしれませんが...
どうすれば、
あの女に赦されるのだろうか。
いつもいつも私の後ろで、
泣きじゃくっては、鼻をすする。
そしてまた、泣きじゃくる。
しばらくすると黙り込み、
ゆっくりと、ゆっくりと顔を上げる。
そうして私を睨むのだ。
一片の光も無い、形だけの目で。
あの女は言った。
「お前の所為だ、お前の所為だ。」
私には訳が分からなかった。
いや、分からないふりをしているだけか。
本当は分かっているくせに、本当は分かっているくせに。
過去に蓋をしようとするのは、知りたくないから?
それともそれは、人の性?
どうすれば、
あの女に赦されるのだろうか。
いつもいつも私の後ろで、
泣きじゃくっては、鼻をすする。
そしてまた、泣きじゃくる。
その時私は、両手を開いて、
静かに、静かに抱きしめてあげよう。
そうして私は微笑するのだ。
悲しみと優しさの混じった、光差す目で。
いかがでしたか?
『あの女』と『私』の関係や、怒っている理由などは、前作同様、皆様のご想像にお任せします。
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