常識とお買い物
「幻、おまえは少し常識をしるべきだ」
「常識…?」
「そうだ。おまえ変なことは知ってるのに当たり前のことをあんまり知らないんだもん」
「例えばこの前、赤信号でおもいっきりわたろうとしただろ」
「だめなの……?」
「だめだ。赤は止まるの、青ですすむ、いいか?」
「赤いじわる……青やさしい……」
「え?ま、まぁイメージ的にはあってる気がするけど、覚えやすいならいいけどさ」
「わかった」
「それとあれもだ。家の鍵ぜったいかけろよ。どこかいくときは」
「幻、しめた…」
「あぁ閉めてたなたしかに。でももう一回回しちゃだめなんだよ!やったことが全部無駄になるから。がちゃってやったら終わりな」
「うん…………がちゃがちゃやりたい…」
「だめだ!がちゃまでだ」
「はぁ…」
「これでおしまい?」
「まだあるよ、これを見ろ」
「ガラス?」
「あぁそうだ。おまえこれに何回ぶつかったらきがすむんだ」
「だって…みえない…」
「たしかに見にくいがよく見ればわかるだろぉいたるところにあるから気をつけろよ」
「うん…心配してくれてありがとう」
「い、いや、心配って言うか…あぶなっかしいからな…」
「そうだ、今日は母さんが仕事で帰ってこないから、夕飯つくらないとな」
「夕飯…」
「ああ、さっき冷蔵庫みたらなにもなかったからなぁー、買い物にいくかぁ」
「うん」
俺たちは何を作るか話し合った。そして結構手軽だしカレーを作ると言うことにきまった。まぁカレー以外あまり作れないんだけど。
「よしいくか」
「うん」
「あ、幻そこガラス………」
がしゃん!
俺たちは近くのスーパーに来ている。
「すごい…野菜がいっぱい…」
「そうだな、たしかに初めてみるとすごいのかもな、それに野菜以外にも肉や魚、お菓子、日用品までうってるからな」
「ねぇ、修。あれ何?」
?幻が指をさしたのは、みかんがむかれておいてあるところだった。
「あれか、あれはみかんの試食だな。どんな味か見た目じゃよくわからないから食べてみてくださいってことだ」
「食べていいの?」
「ああ」
ぱく
「どうだ?」
「おいしい…」
「そうか」
ぱく
「じゃあ買っていくか?」
「うん」
ぱく
「って、食べすぎだぞ……」
「修、食べて良いって……」
「たしかに言ったか俺が説明不足だった。試食だからな確かめるだけだから、1つか2つにしといてくれ」
「うん」
俺たちはすこし脱線したがカレーの材料を集め、家に帰った。
 




