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家族

あれから幻は家で一緒にくらしている。俺はほんとにドキドキしてしょうがない。いきなりあんな可愛い子が妹としてくらしているのだ。俺は幻にこの世界について、まほろについて詳しくきいた。それによるとこの世界は元の世界とはちがう世界でありまほろはその時生まれたのだと言う。なぜ自分が生まれたのかなぜ世界がきりかわったのかは分からないんだそうだ。ただひとつ分かるのは幻が願うとそれがかなうと言うことだ。俺の今の状況のように。そして幻はこの世界についてあまりしらないようだ。


「幻、今日学校休みだけどずっと家にいるのか?」


「………?」


「どっかいかないのか?」


「何があるのか分からない…」


「そう言えばそうだな、じゃあ案内しようか?」


「…うん」


俺が住んでいるのは群馬県の結構中心部だ。だから結構お店とかもいっぱいある。


「とりあえずすぐそこにあるススキウォークにでもいこう」


「あら、どこかにいくの?」


「ああ幻とちょっとススキウォークとか行ってくるよ」


「いってらっしゃい。仲、いいわね~」


俺と幻はススキウォークに向けて歩き出した。ススキウォーク。映画館やゲーム、スーパーなどさまざまな種類があるでっけぇ所だ。


「ここだよ、幻」


「ここ…」


「俺はあまり人混みが好きじゃないからこないんだけどね、いこうか」


「うん」


俺はススキウォークの中を案内してまわった。途中ぬいぐるみの前で動かなくなってしまったのでかってあげた。


「楽しかったか?」


「うん!」


「よかった。あとこの辺だと俺たちが通ってる高校とかそう言えばでかい公園とかあったな。行ってみるか?」


「うん」


俺たちは公園にむかった。そしてブランコや滑り台で久しぶりにあそんだ。


「楽しい…」


「そうか」


幻は少し幼い気がする。それはやっぱり生まれたばかりだからなのだろうか。でも、せっかくなんだ。もっと幻のことを俺は知っていきたいと思った。てか、さっきここに来るときこいつ俺の後ろにぴったりくっついてきてたな。


「じゃあ帰るか」


「うん…」


「おまえが先頭で」


「!」


「じゃあいくぞ」


「えっ、あっ」


歩き出す。赤の横断歩道を……………


「まてっ、やっぱ俺がいく!」


こうして案内は終わった。



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