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俺の考えはあたらない  作者: 大空ヒロト
竜介と紅葉
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俺の考えはあたらない

俺は泣き続ける。紅葉は車にはねられて死んでしまった。もうこの世に紅葉はいない。とうてい受け入れることのない現実。ずっと一緒にいられると思った、ずっとずっとぉ…… 

その時、俺の手のなかになにかあるのにきずいた。手を開いてみると色違いのストラップだった。なんだこれと思った。なのになんだろうかこの感じ。俺はさらに涙がでてきてとまらなかった。


「うぅ…もみじぃ……」


とっても暖かい感じ。俺を元気づけてきているように。






あれから半年がたった。

俺は、高校に入学し楽しくすごしている。新しい友達もたくさんできた。もちろん紅葉の事を忘れることはできない。でも立ち上がり進むときめた。もう10月紅葉の葉っぱがキレイにあかくなっている。


「とってもきれいだ…」


『ありがとう…竜介君…』


「ああ…」


俺は紅葉の木に背をむけあるきだした。2つのストラップのついた鞄をもって。


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