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俺の考えはあたらない  作者: 大空ヒロト
竜介と紅葉
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なんで俺が!?

桜が咲いている。

俺の周りにはとてもきれいなランドセルをしょったやつ、とても嬉しそうに仲間たちとはしゃぐ奴らがいっぱいいる。当たり前だ今は4月、入学式やら進級やら就職つまりいろいろと変わる時期だからだ。

とはいえここまでいろいろと言ってきた俺も関係なくはない。今現在俺は高校に向かっている。昨日入学式が終わり二日目だ。まぁ高校に入ったから何か変わるわけでもないだろうと思っていたから特に楽しみにしていたりしたわけではない。そりゃそうだ、どこでも漫画みたいに美少女と仲良くなったりなどということはないのだ。

しかしそんな考えは見事に外れた…




「先生! あの子がいいとおもいま~す!」



そんな大きな声とともにこちらに指を指された。それはたった今決まった委員長の大山紅葉おおやまもみじの指である。とりあえずこの状況を説明しておこう。


まず委員長が決まる(大山紅葉)

→副委員長が決まらない

→先生と委員長が相談

→委員長の指名に?

→俺に指名が


「て、はぁ!?なんでだよ!」


「えぇ~なんとなくだよ~」


「なんとなくでえらぶな、なんとなくで!」


「えぇ~じゃあやってくれないの~?」


「うぅ…」


なんかものすごく悲しそうな顔になった。それに後ろから早く決まんないかな、やれよーとうったえてくるオーラを感じた。


「しかたないな、やるよ…」


「ほんと!?ありがとう!それじゃあ名前黒板に書いてくれる?」



副委員長 佐藤さとう竜介りゅうすけ



と、気が進まないが書いてやった。


「ありがとう!これからよろしくね~」


まぶしいほどの笑顔がかえってきた。


「あぁ…よ、よろしく」


とまぁこんな感じでいきなり女の子と仲良くなって?しまったわけだ。

でもいやな感じはしない。むしろ少し先が楽しみになってきた。まぁできることならやりたくなかったのがほんねだが、なってしまったんだ明日から少しがんばるかな


そういえば委員長のことは名前くらいしかまだ知らないな。明日いろいろ聞いてみるとするか、委員長をやるくらいだ頭とかも相当良いんだろうなぁーと考えていたのが


次の日崩壊した…


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