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俺の考えはあたらない  作者: 大空ヒロト
竜介と紅葉
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紅葉の秘密

それは11月ももう終わろうとしていたころ、それは突然におこった。



「おはよ~」


紅葉が登校してきた。しかし俺にはあまり元気がないように見えた。なんと言うんだろうか、体調がわるいのに気をつかってかくしているような感じだ。


「おはよう。どうした?なんか元気なくないか?」


「そ、そう?でも全然平気だよ」


でも、本人がこう言うのだからしょうがない。でも俺はここで問いただしておくべきだったのだ。すこしでもながくするために。


「もうすぐ今年も終わりだね~」


「そうだな。はやいななんか」


「ほんとだよね」


「こんなに楽しいと思ったのは初めてかもな」


「そ、そうなんだ。うん、良かった!私もとっても楽しかったもん!」


一瞬だけ紅葉の表情がくもったきがしたがすぐにまぶしいいつもの笑顔にもどった。

そんな感じで毎日を楽しく思い出の話なんかをしながら日がすぎていった。

そして11月最後の日。それは授業も終わり一緒に帰る途中だった。


「なぁ、紅葉。最近大丈夫か?なんか元気がない気がするんだけど」


「え?ああ。うん、大丈夫だって」


「ほんとにか?」


「ほんとにだよ~。ほらみてよ、こんなに動けるし」


紅葉はそういってなんて言っていいかわからないどくとくな動きを見せた。


「はは、なんだよそれ」


ぐら

しかしその時急に紅葉がふらついた。と思うとすぐに倒れてしまった。


「おい!紅葉!紅葉!」


紅葉は完全に意識を失っていた。


「紅葉ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」


紅葉はこのあと病院に運ばれた。




病院に運ばれ一日がたちようやく紅葉は目を覚ました。紅葉が倒れた理由は医師によると疲れがたまっていただけだそうだ。と言うかそれ以外に倒れる理由が見つからないといつ事らしいが。起きた紅葉はとても落ち着いていた。


「そっか。私倒れたんだね」


「お、おい大丈夫なんか?」


「うん、今は大丈夫。ありがと」


「でもどうしたんだよ、急に倒れたりして。最近調子わるそうだったし」


「ううん。なんでもないよ………いや、もう限界かなぁ~」


「限界?」


「そう、限界。ねぇ竜介君、私今まで秘密にしていたことがあるの。もうつらくなってきちゃった。今から言うことは本当だから信じてね。おどろくかもだけど」


「おう、まかせとけ!なんでも言ってみろ!」


「私、わたしね、」
















     「もう死んでるの」


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